ブエルタ・ア・エスパーニャ第5st:チームTTを制したのはUAEチームエミレーツ!総合リーダージャージはヴィンゲガードが再び奪取!

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いよいよスペインへと戻ったブエルタ・ア・エスパーニャ最初のステージはチームTT、4人目の選手のゴールタイムが採用されるだけに、各チームの戦略がものをいう。ぎりぎりの4人まで人数を減らすか、それとも最後まチーム一丸となるかも戦略によりけり、正解はこの日最速で走ったチームという事になる。そしてそんなステージを制したのはUAEチームエミレーツ、暫定トップだったちドル・トレックを上回り、見事ステージ勝利を挙げた。総合優勝争いを狙っているだけに、この勝利とタイムは貴重なものとなった。

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しかしこの日総合リーダーの座をUAEチームエミレーツのエース、ホァン・アユソ(UAEチームエミレーツ)は奪取することができなかった。代わりにその座を奪ったのは、昨日ダビ・ガウドゥ(グルーパマFDJ)にその座を奪われたヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)だった。ヴィズマ・リースアバイクは8秒差のステージ2位、それにより難なくヴィンゲガードは総合リーダーに返り咲いた。
ステージ優勝したUAEチームエミレーツはアユソが総合2位、ジョアオ・アルメイダが総合3位、マルク・ソレルが総合4位と上位を占める形となっている。
ステージ3位にはリドル・トレックが入り、エースのジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック)は総合5位となっている。ステージ4位にはレッドブル・ボーラハンスグロエが入ったが、キーマンをステージ序盤に落車で失ってしまい、思ったようにタイムが伸びなかった。それでも何とかタイムをまとめ上げたのは流石と言えるだろう。
またこの日はイスラエル・プレミアテックにとっては災難な一日となった。ステージ中盤でイスラエルのガザへの攻撃に対しての抗議活動を行っている人々が、選手たちの行く手を阻んだのだ。一部選手は完全に停止してしまい、チームは大きくタイムを失う結果となってしまった。選手たちへのこうした行為は許されるものではないが、いかに政治情勢がスポーツにさえ影響を与えるてしまうのかという側面はもっと考えなければならないだろう。

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TTと言えばイネオス・グレナディアスのフィリッポ・ガンナだが、必死の牽引で復活したエースのベルナルを最後まで引き続け、チームはステージ5位、ベルナルも総合10位と順調な仕上がりを見せている。
また今大会で総合への挑戦を掲げているトム・ピドコック(Q36.5プロサイクリング)はチームがうまくタイムをまとめ上げ22秒差のステージ8位と納得の順位となった。総合順位は13位まで下げてしまってはいるが、総合系という意味では十分に場を狙えるポジションをキープすることに成功した。

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ホァン・アユソ(ステージ1位、総合2位)
「今日はステージ勝利を狙いに行ったんだよ。総合リーダージャージは惜しかったけど、それでも僅差につけられていることだけでも想定通りだよ。スペイン本土で最高のスタートが切れたと思うよ。」
ジョアオ・アルメイダ(ステージ1位、総合3位)
「この結果が僕らの個々の山岳での走りに直結するわけではないけど、それでもこうして皆で表彰台に上がるというのは最高の経験だよ。アシストメンバーは普段黒子としてなかなか表に出ることがないけど、こうして皆で表彰台に上がれるのは最高の気分だよ。」
ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ順位
1位 UAEチームエミレーツ 25’26”
2位 ヴィズマ・リースアバイク +08”
3位 リドル・トレック +09”
4位 レッドブル・ボーラハンスグロエ +12”
5位 イネオス・グレナディアス +16”
6位 モビスター +17”
7位 デカスロンAG2Rラモンディアル
8位 Q36.5プロサイクリング +22”
9位 グルーパマFDJ +24”
10位 ロット +27”
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合順位
1位 ヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク) 16h11’24”
2位 ホァン・アユソ(UAEチームエミレーツ) +08”
3位 ジョアオ・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)
4位 マルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)
5位 ジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック) +09”
6位 ダビ・ガウドゥ(グルーパマFDJ) +16”
7位 マッテオ・ヨルゲンセン(ヴィズマ・リースアバイク)
8位 ジャイ・ヒンドリー(レッドブル・ボーラハンスグロエ) +20”
9位 ジュリオ・ペリッツァーリ(レッドブル・ボーラハンスグロエ)
10位 イーガン・ベルナル(イネオス・グレナディアス) +22”
H.Moulinette












