ブエルタ・ア・エスパーニャ第1st:イタリアでの初日の勝者はツールでの落車骨折から復帰のフィリップセン!圧勝でステージ勝利と総合リーダージャージを奪取で最高の滑り出し!

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遂に始まった今年最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャ、その最初のステージはイタリアでのスプリント勝負となった。ツール・ド・フランスで圧倒的な力でポイント賞争いをリードしておきながら、落車、骨折でリタイアとなったヤスパー・フィリップセン(アルペシン・ドゥクーニンク)が、復帰即スプリント勝利、そしてそのまま初日勝者の特権、総合リーダージャージも手にして見せた。今年のツールでの忘れ物をブエルタで回収すべく最高のスタートを切った。山岳のグランツールと呼ばれる今大会、数少ないスプリントステージでまずは着実に1勝目を挙げた。
ステージ2位にはイーサン・ヴァーノン(イスラエル・プレミアテック)が入った。BMX出身で今シーズンはヴォルタ・ア・カタルーニャでステージ勝利を挙げ才能が開花し始めた24歳から今大会目が離せない。ステージ3位にはロードと個人TTのベネズエラチャンピオンのオールイ・アウラール(モビスター)が入り、今シーズンの好調さを改めて示して見せた。
総合優勝争いはヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)が圧倒的な優勝候補、今大会その対抗馬となりうるのはUAEのジョアオ・アルメイダとホァン・アユソのツートップ、デカスロンAG2Rラモンディアルのフェリックス・ガル、ソウダル・クイックステップのミケル・ランダあたりとなりそうだが、実質UAEvsヴィズマの一騎打ちとなりそうだ。

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186.1㎞の初日のステージの山岳ポイントは一か所のみ、つまりそこを制したものが最初の山岳ジャージ獲得となる。それがこの日の逃げを形成させた。逃げの6人の中からアレッサンドロ・ヴェッレ(アルケアB&Bホテルズ)が山岳をトップ通過を果たし、初日の山岳賞を確定させた。

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この日はスプリントに持ち込みたい各チームはここからペースを上げ一気に逃げ集団とのタイム差を詰めると、そのまま飲み込んでいった。この日はスプリントステージという事もあり、残り5㎞が救済措置のゾーン、各チーム総合上位候補を安全に送り届けると、そのまま一気にスプリントへ向けた主導権争いへと突入する。
リドル・トレックはエーススプリンターのマッズ・ペデルセンを送り届けるべく動くが、ラウンドアバウトでポジションを失ってしまう。するとここからはアルペシン・ドゥクーニンクが得意のトレインで一気にフィリップセンをゴール前まで導くと、そのまま最短のコース内側から一気にフィリップセンが発車、あっという間にトップスピードに乗るとそのまま勝利を掴んで見せた。
ヤスパー・フィリップセン(ステージ1位、総合1位)
「勝利はいつでも最高の気分だよ。さらに総合リーダージャージまでついてくるんだったら最高だよ。今日はチームの予定通りの戦略で勝負できたよ。そして残り175mでゴールへ向けて発車したんだ。全てが予定通りで嬉しいね。ツールでの落車では本当に落ち込んだけど、気持ちを入れ替えて新たな目標を定めたんだよ。それがこのステージ、今大会は狙えるステージが少ないのでここが狙いどころだったんだよ。」

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ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ順位
1位 ヤスパー・フィリップセン(アルペシン・ドゥクーニンク) 4h09’12”
2位 イーサン・ヴァーノン(イスラエル・プレミアテック)
3位 オールイ・アウラール(モビスター)
4位 エリア・ヴィヴィアーニ(ロット)
5位 イヴァン・ガルシア(モビスター)
6位 ダビデ・ゴンザレス(Q36.5プロサイクリング)
7位 ブライアン・コカード(コフィディス)
8位 トーマス・シルバ(カハ・ルーラル・セグロスRGA)
9位 トム・ピドコック(Q36.5プロサイクリング)
10位 マディス・ミケルス(EFエデュケーション・イージーポスト)
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合順位
1位 ヤスパー・フィリップセン(アルペシン・ドゥクーニンク) 4h09’02”
2位 イーサン・ヴァーノン(イスラエル・プレミアテック) +04”
3位 ペッピン・レインデリンク(ソウダル・クイックステップ)
4位 オールイ・アウラール(モビスター) +06”
5位 ニコラス・ヴィノクロフ(XDSアスタナ)
6位 コーエン・ボウマン(ジェイコ・アルーラ) +08”
7位 エリア・ヴィヴィアーニ(ロット) +10”
8位 イヴァン・ガルシア(モビスター)
9位 ダビデ・ゴンザレス(Q36.5プロサイクリング)
10位 ブライアン・コカード(コフィディス)
H.Moulinette












