ジロ・デ・イタリア第18ステージ:混沌のスプリント、僅差の勝負!力のぶつかり合いを制したのはを制したのはメリエールで今大会2勝目!ミランは僅かに届かず2位

©Giro d’Italia
ジロ・デ・イタリアも残りは僅か数日、スプリンターたちにとっては山岳ステージを乗り越えてきた後のようやくの勝利のチャンス、誰もがそれを逃すまいと必死の走りを見せた。しかし今大会のスプリントの主役は圧倒的にヨナタン・ミラン(リドル・トレック)、紫のポイント賞ジャージを守り続ける男はこの日はチームの隊列から外れてしまう。それでも後方から馬力あるスプリントで一気にコースど真ん中をぶち抜いた。だがしかしこの日の勝利の女神はそんなミランには微笑まなかった。ミランと同じく後方からスプリントを開始したティム・メリエール(ソウダル・クイックステップ)はコース右端へと振り、そのまま一気に駆け上がると、バイクを投げ出した。僅かな差で軍配はメリエールに上がり、今大会2勝目を挙げた。

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翌ステージから始まる山岳バトルを前に、総合勢にとっては脚を休めたいところだが、最近のステージがそうであるように、スプリントステージはいつも通り最後まで気が抜けないポジション争いとなった。178㎞の第18ステージの大部分をコントロールし続けたのはリドル・トレック、そんな中飛び出していったのは、今大会すでに逃げを敢行したミケル・ホノレ(EFエデュケーション・イージーポスト)、ミルコ・マエストリとアンドレア・ピエトロボンのポルティ・コメタコンビの3名を含む4人だった。
ステージ前半は2分ほどのタイム差を維持し続けたが、中盤に入りリドル・トレックがペースを上げると、その差は一気に縮まり45秒ほどになってしまう。ここで一度は追走のペースが緩むが、残り55㎞でエデュアルド・アフィニ(ヴィズマ・リースアバイク)が飛び出していく。そして先頭集団にアフィニが合流すると、集団はその差をまたしても詰めていく。だが逃げとメイン集団の差がわずか10秒ほどになっても逃げは脚を緩めない。目の前にいる逃げを完全にとらえることなくメイン集団も推移し、膠着状態が続いた。
だが残り10.5㎞、メイン集団のペースが平坦区間で時速60㎞に到達する超ハイペースになると、ついに逃げは捉まってしまう。そんな中総合6位につけているサイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアス)が残り7㎞でまさかのパンク、しかしチームメイトがバイクを渡し、さらには第1ステージで勝利しているヨナタン・ナルバエス(イネオス・グレナディアス)がアシストし、何とか先頭集団へと復帰を果たした。

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そして残り3㎞の救済措置ラインを超えると、スプリンターチームが一斉に活性化、アルペシン・ドゥクーニンク、チュードル・プロサイクリングと次々にペースを上げていく。しかしこの日のゴール前は道幅が狭く、さらにコーナーが連続し、ポジションの維持が難しかった。リドル・トレックは先頭に二人を送り込みながらも、ミランが完全に離された状態となる。メリエールも同様にチームのアシストからははぐれた状態となってしまう。それに対して最高の位置取りをしたのがカデン・グローヴス(アルペシン・ドゥクーニンク)、アルベルト・ダイネーゼ(チュードル・プロサイクリング)、スタニスロウ・アニオコウスキー(コフィディス)だった。だが彼らの背後から発車したミランとメリエールは、それぞれオープン空間へと加速すると、そのままライバルたちをごぼう抜きし、ゴールラインへと飛び込んでいった。結果僅差でメリエールが勝利、ミランは2位に終わりグローヴスが3位に入った。
総合勢は嵐の前の静けさで動かず、明日に向けてそれぞれ大きなトラブルなく乗り切った。

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ティム・メリエール(ステージ1位)
「アンチは残念だろうけど、グランツールの最終週でも勝てることを証明できたね。勝利は最高だけど、2勝できたというのはさらに格別だね。」
ジロ・デ・イタリア第18ステージ順位
1位 ティム・メリエール(ソウダル・クイックステップ) 3h45’44”
2位 ヨナタン・ミラン(リドル・トレック)
3位 カデン・グローヴス(アルペシン・ドゥクーニンク)
4位 アルベルト・ダイネーゼ(チュードル・プロサイクリング)
5位 スタニスロウ・アニオコウスキー(コフィディス)
6位 フェルナンド・ガヴィリア(モビスター)
7位 マディス・ミケルス(インターマルシェ・ワンティ)
8位 カレブ・ユワン(ジェイコ・アルーラ) +1’55”
9位 ダビデ・バレリーニ(アスタナ・カザフスタン)
10位 セバスチャン・モラーノ(UAEチームエミレーツ)
ジロ・デ・イタリア総合順位
1位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ) 67h17’02”
2位 ダニエル・マルチネス(ボーラ・ハンスグロエ) +7’42”
3位 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス) +8’04”
4位 ベン・オコナー(デカスロンAG2Rラモンディアル) +9’47”
5位 アントニオ・チベリ(バーレーン・ヴィクトリアス) +10’29”
6位 サイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアス) +11’10”
7位 ロメイン・バルデ(DSMフィルメニッヒ・ポストNL) +12’42”
8位 アイナー・ルビオ(モビスター) +13’33”
9位 フィリッポ・ザナ(ジェイコ・アルーラ) +13’52”
10位 ヤン・ヒルト(ソウダル・クイックステップ) +14’44”
H.Moulinette












