ジロ・デ・イタリア2023第9ステージ(ダイジェスト動画あり):エヴァネポエルが貫録のTT勝利でマリア・ローザを再奪取!トーマスとログリッチがそれぞれ総合2,3位に浮上


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個人TTというのは得意不得意がはっきりとしている。そのため個人TTでは総合順位が大きく変わることがよくあるのだ。最近では総合上位候補がTTも得意とする選手が多いが、一昔前はそれぞれ専門性からすみ分けが起こり、総合系、山岳系は個人TTではタイムを失うなどと結果を大きく左右するキーステージだった。昨今では山岳もTTも得意な選手が増えたことで、総合争いはよりハイレベルなものとなっている。

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そんなジロ・デ・イタリア第9ステージは総合優勝候補筆頭のレムコ・エヴァネポエル(ソウダル・クイックステップ)が第1ステージ以来となるステージ優勝を飾った。しかしオープニングステージのような圧倒的なタイムはつけられず、2位に入ったゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアスに対して1秒、3位に入ったタオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス)には2秒と僅差の勝負となった。

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さらにタイム差をつけたかったエヴァネポエルだったが、ログリッチのタイム差は17秒、ログリッチはタイム差こそ開いたものの総合では3位へとジャンプアップ果たした。またステージ2位のトーマスは総合では2位にジャンプアップ、総合4位にゲイガンハート、総合10位にパヴェル・シヴァコフとイネオス・グレナディアス勢がトップ10に3人を送り込んでいる。
「勝つには勝ったけど、ペース配分ができていなかったし、最高の出来ではなかったよ。。まあそれでもアドバンテージをもってこれからのステージに挑めるのは大きなことだよ。」いつもの強気なレムコ節は健在だった。
ジロ・デ・イタリア第9ステージダイジェスト
ジロ・デ・イタリア第9ステージ順位
1位 レムコ・エヴァネポエル(ソウダル・クイックステップ) 42’24”
2位 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス) ∔01”
3位 タオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス) ∔02”
4位 ステファン・キュング(グルーパマFDJ) ∔04”
5位 ブルーノ・アラミラル(グルーパマFDJ) ∔08”
6位 プリモズ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ) ∔17”
7位 サイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアス) +24”
8位 アレクサンダー・ヴラソフ(アスタナ・カザフスタン) ∔30”
9位 ジョアオ・アルメイダ(UAEチームエミレーツ) ∔35”
10位 ダミアーノ・カルーソ(バーレーン・ヴィクトリアス ∔42
ジロ・デ・イタリア総合順位
1位 レムコ・エヴァネポエル(ソウダル・クイックステップ) 34h33”42”
2位 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス) ∔45”
3位 プリモズ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ) ∔47
4位 タオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアス) ∔50”
5位 ジョアオ・アルメイダ(UAEチームエミレーツ) ∔1’07”
6位 アンドレアス・レクネサンド(チームDSM)
7位 アレクサンダー・ヴラソフ(アスタナ・カザフスタン) ∔1’48”
8位 ダミアーノ・カルーソ(バーレーン・ヴィクトリアス) ∔2,13”
9位 レナード・カムナ(ボーラ・ハンスグロエ) ∔2’37”
10位 パヴェル・シヴァコフ(イネオス・グレナディアス) ∔3’00”
H.Moulinette
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