クールネ・ブリュッセル・クールネ2023:連日のクラシックを制したのはユンボ・ヴィズマ!べノートが逃げ切りでチームクラシック連勝!ファン・ホーイドンクが2位でチームワン・ツーフィニッシュ!


©kuurne brussels kuurne
前日のオムループ・ヘット・ニウスブラッドで、その変貌の一端を見せたユンボ・ヴィズマが、クールネ・ブリュッセル・クールネでもその牙をむいた。今度は昨年度、3度にわたりクラシックレースで表彰台を獲得したティス・ベノート(ユンボ・ヴィズマ)がついにその頂に立った。ドワース・ドア・フランデーレンで2位、アムステル・ゴールドレースとクラシカ・サンセバスチャンで3位に入った男は、その走りがクラシックで勝てるポテンシャルのものであることを自ら示して見せた。更にはネイサン・ファン・ホーイドンク(ユンボ・ヴィズマ)が2位に入り、前日のワン・スリーを超えるワン・ツーを達成、チームコンディションの高さを示して見せた。

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この日のレースは終始ユンボ・ヴィズマのペースだった。中盤の残り75㎞では集団を分裂させライバルたちの戦略を崩すと、決定的となった5人の逃げにべノートとファン・ホーイドンクの二人を送り込むことに成功、これで数的優位に立つと、スプリントでの実力でファン・ホーイドンク勝負と見せておいて残り3.7㎞でべノートがアタック、これに対して追走をファン・ホーイドンクが睨みを利かせながらライバルたちに脚を使わせ追走させる。このべノートのアタックはマテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)の必死の追走で吸収されるが、今度はファン・ホーイドンクが残り1㎞で仕掛ける。これにはティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツ)が反応する。しかしこれに波状攻撃で残り800mでべノートが仕掛ける。これで勝負あり、べノートが勝利をもぎ取るとともに、ライバルたちに脚を使わせたファン・ホーイドンクがスプリントを制し2位にでゴールラインを通過した。
「最高の勝利だったよ。特に昨年8月に首の骨を骨折してから、リハビリも長くどこまで調子が挙げられるか不安だったからね。僕が捉まってもファン・ホーイドンクで勝負できることがわかっていたから、心に余裕があったよ」べノートはチームプレイとチーム力のおかげで、焦ることなく勝負できたことを語った。

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連日のクラシックで気になる選手が現れた。オムループ・ヘット・ニウスブラッドでは2位に入ったアルノー・デ・リー(ロット・デスティニー)がこの日も躍動し、後続のスプリントでクリストフ・ラポルト(ユンボ。ヴィズマ)に次ぐ7位となった。昨年度19歳でプロデビューしヨーロッパツアーなどでは9勝を挙げた若きホープは、今シーズンもすでにヨーロッパツアーで1勝を挙げ、さらにはビッグタイトルに手が届くところまで来ている。これは今シーズンの活躍から目が離せない存在となりそうだ。
クールネ・ブリュッセル・クールネ
1位 ティス・ベノート(ユンボ・ヴィズマ) 4h32’34”
2位 ネイサン・ファン・ホーイドンク(ユンボ・ヴィズマ ∔01”
3位 マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)
4位 タコ・ファン・デル・ホーン(インターマルシェ・サーカス・ワンティ)
5位 ティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツ)
6位 クリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィズマ) ∔43”
7位 アルノー・デ・リー(ロット・デスティニー)
8位 ヨルディ・ミーウス(ボーラ・ハンスグロエ)
9位 ファビオ・ヤコブセン(ソウダル・クイックステップ)
10位 ヤスパー・ストゥーヴェン(トレック・セガフレド)
H.Moulinette
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