ティレーノ・アドリアティコ第1&2ステージ:オープニングTTは総合勢も譲らぬ激しい展開に!制したのは世界チャンピオンのガンナ!第2ステージはメリエールがスプリント勝利!(ダイジェスト動画あり)

パリ~ニースと同時開催で行われているティレーノ・アドリアティコ、こちらにも多くの有力選手が出場しており、激しいバトルが予想されている。そんなレースの第1ステージは個人TTでは、世界チャンピオンの証、アルカンシエルに身を包んだフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス)が貫録の走りを見せた。しかしその圧倒的なパフォーマンスに肉薄したのは総合優勝を狙うレムコ・エヴァネポエル(クイックステップ・アルファヴァイニル)、11秒差でステージ2位と最高の滑り出しとなった。そしてその最大ライバルとなるだろう先日のストラーデ・ビアンケ覇者のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)もステージ3位に入り、こちらも最高のスタートでオープニングステージを終えた。

©RCS
「今日は完ぺきだったよ。とにかくプッシュしていったね。なんといってもこのレースが大好きで、勝ちたかったからね。この勝利はチームにとっても僕個人にとっても大きいよ。明日以降もしっかりとこのジャージをキープしながら、チームメイトたちのために戦うよ。」ガンナは謙虚にチームへの献身を誓った。
ティレーノ・アドリアティコ第1ダイジェスト
ティレーノ・アドリアティコ第1ステージ順位
1位 フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス) 15’17”
2位 レムコ・エヴァネポエル(クイックステップ・アルファヴァイニル) +11”
3位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ) +18”
4位 キャスパー・アスグリーン(クイックステップ・アルファヴァイニル) +24”
5位 アレックス・ダウセット(イスラエル・プレミアテック) +25”
ティレーノ・アドリアティ総合順位
1位 フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス) 15’17”
2位 レムコ・エヴァネポエル(クイックステップ・アルファヴァイニル) +11”
3位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ) +18”
4位 キャスパー・アスグリーン(クイックステップ・アルファヴァイニル) +24”
5位 アレックス・ダウセット(イスラエル・プレミアテック) +25”

©Alpecin Fenix
第2ステージはゴールがコーナーを曲がりながらという難しいスプリント勝負となった。各チームが隊列を組みゴール前スプリントへと流れ込んだが、どのチームも主導権を握り切れず混沌としたまま最終局面を迎えると、仕掛けたのは新天地へと活躍の場を移したピーター・サガン(ダイレクトエナジーズ)だった。しかしその脇を豪快に駆け抜けたのはティム・メリエール(アルペシン・フェニックス)、ワウト・ファン・アールト(ユンボ・ヴィズマ)やマシュー・ファン・デル・ポエル(アルペシン・フェニックス)と同じくシクロクロスから転向した男は昨年度からスプリントでその力を発揮している。惜しくも2位に終わったが、飛ぶ鳥を落とす勢いのユンボ・ヴィズマの若手スプリンター、オラフ・クーイ(ユンボ・ヴィズマ)が一気にその存在感を強く印象付けた。サガンは結局4位に沈む形となった。
ティレーノ・アドリアティコ第2ステージダイジェスト
ティレーノ・アドリアティコ第2ステージ順位
1位 ティム・メリエール(アルペシン・フェニックス) 5h25’23”
2位 オラフ・クーイ(ユンボ・ヴィズマ)
3位 カデン・グローブス(バイクエクスチェンジ・ジェイコ))
4位 ピーター・サガン(トータルエナジーズ)
5位 シモーネ・コンソーニ(コフィディス)
ティレーノ・アドリアティ総合順位
1位 フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス) 5h40’40”
2位 レムコ・エヴァネポエル(クイックステップ・アルファヴァイニル) +11”
3位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ) +18”
4位 キャスパー・アスグリーン(クイックステップ・アルファヴァイニル) +24”
5位 アレックス・ダウセット(イスラエル・プレミアテック) +25”
H.Moulinette