ツアー・ダウン・アンダー第2ステージ:アップダウンをこなしてのスプリントは弾丸イーワンが制す!昨年度の大会覇者イムピーは及ばず2位も大会連覇へ視界良好
昨日の平坦スプリントに続いて、この日もスプリントとはなったが上り勝負となった第2ステージを制したのは、ポケットロケットこと、弾丸カレブ・イーワン(ロット・ソウダル)だった。昨年度の大会覇者で、連覇を狙うダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット)はステージ2位、総合でも3位へとジャンプアップを果たし、大会連覇へ視界良好だ。
残り1.5km、大きな落車が発生してしまう。それによりエリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス・ソルーションクレジッツ)は落車、この日のスプリント勝負に絡むことができない。さらには総合系のサイモン・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)とリッチー・ポート(トレック・セガフレド)も落車、チームの今年の活躍を担うはずの二人が手負いとなる。
そんなかミッチェルトン・スコットはペースを上げスプリンターたちを脱落させ、このレースでのエース、イムピーをサポートして勝利を狙いに行く。しかし昨日7位に終わり、雪辱を果たすべく貪欲に勝利を狙うイーワンは冷静だった。我慢をして耐えしのぐと、一気にペースアップ、そのままイムピーをも引き離して勝利を決めた。昨日勝利して総合リーダーとなったサム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ)だが、上りで失速、総合では何とかイーワンと同タイムに踏みとどまったが、このステージの着順差で総合リーダージャージを明け渡すこととなった。
「昨日は本当に何もかも予定通りいかなかったよ。だから昨日はその後で1時間以上作戦会議をしたんだよ。何をすればいいのか、何をどう改善しなければならないのかを話し合ったよ。そのおかげで今日は皆が完璧な仕事をしてくれた。僕の要望通りに展開して完璧なポジションで最後の勝負に持ち込めたよ。」イーワンは納得の表情でチームメイトたちを称賛した。
ツアー・ダウン・アンダー第2ステージ
1位 カレブ・イーワン(ロット・ソウダル) 3h27’31”
2位 ダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット)
3位 ネイサン・ハース(コフィディス・ソルーションクレジッツ)
4位 ジャスパー・フィリップセン(UAEチームエミレーツ)
5位 ファビオ・フェリーネ(アスタナ)
6位 アンドレア・ヴェンダラメ(AG2R)
7位 ティモ・ルーセン(ジャンボ・ヴィズマ)
8位 ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ)
9位 ディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)
10位 ジョージ・ベネット(ジャンボ・ヴィズマ)
ツアー・ダウン・アンダー総合順位
1位 カレブ・イーワン(ロット・ソウダル) 6h56’15”
2位 サム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ
3位 ネダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット) +01”
4位 ジャスパー・フィリップセン(UAEチームエミレーツ) +04”
5位 ネイサン・ハース(コフィディス・ソルーションクレジッツ) +05”
6位 ジャラード・ドリズナーズ(UniSAオーストラリア) +07”
7位 ディラン・サンダーランド(NTTプロサイクリング) +08”
8位 クリス・ロウレス(チームイネオス)
9位 ジェイ・マッカーシー(ボーラ・ハンスグロエ)
10位 ジョージ・ベネット(ジャンボ・ヴィズマ) +09”
H.Moulinette