NIPPOが新たにスポンサーするデルコ・マルセイユに日本人二人が新加入へ、石上優大と岡篤志がヨーロッパ挑戦へ

NIPPOヴィ―二・ファンティー二・ファイザネの解散に伴い、NIPPOが新たにスポンサーするデルコ・マルセイユ・プロヴァンスに、日本人選手二人、石上優大(エカーズ)と岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が加入することとなった。もちろん日本企業がスポンサーすることに伴う日本人選手獲得ではあるが、石上に関しては、十二分に結果を残しての加入となるため、間違いなく今後を期待されての加入と言えるだろう。岡に関しては一度ヨーロッパ遠征で挫折を味わっており、現在の契約満了に伴う移籍となる。

©Delko Marseille
石上は2017年にヨーロッパのトップアマチームへと派遣されると結果を残し、その後全日本U23で優勝、そして2019年度はNIPPOヴィ―二・ファンティー二・ファイザンでもスペインのレースで結果を残した。その果敢な走りが評価され、契約へとつながった。今後が非常に楽しみだ。
「僕がここまでこれたことに関して、皆さんに感謝しています。今年は不運続きで、鎖骨を3度も骨折しました。さすがに3度目の骨折の後は引退もちらつきました。でもチームメイト、家族、友人らのおかげで乗り越えることが出来ました。ここからは僕を信じてくれている方々の為にも、さらなる高みを目指す事が僕の責任だと感じています。人生の新たな挑戦を心待ちにしています。」石上優大は人生の挑戦に前向きだ。

©Delko Marseille
そして現在24歳の岡は、エカーズ所属時代にヨーロッパ遠征をおこなったが挫折、その後国内チームで結果を積み重ね、そのチャンスをつかみ取った。
「篤史は浅田浅田顕氏と日本競技連盟が取り組んできた育成システムのが生んだ結果だ。アジアと日本で勝利を積み重ね、世界でもキッチリと存在感をアピールできる資質を持っている。彼と大門宏氏を我々のプログラムに迎え入れられることは光栄なことだ。岡篤史と石上優太は日本を代表する新世代選手となるだろう。」そうNIPPOデルコ・マルセイユ・プロヴァンスのフレドリック・ロスタンは語った。
二人は来シーズンヨーロッパという日本よりもはるかに高いレベルでの挑戦に挑む。結果を求められることはもちろんだが、その活躍でほかの日本人選手が海外で活躍するための道筋を示してもらいたい。来年の楽しみが一つ増えた。
H.Moulinette