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昨年度この大会で勝利を挙げたファビオ・ヤコブセン（ドゥクーニンク・クイックステップ）は自信を持って今大会に挑んでいた。クラシックハンターで構成されたチームは春先のクラシックで勝利を量産したが、ここ数戦優勝からは遠ざかっていた。しかしシュヘルデプライズでは、ヤコブセンが最強のアシストに守られながら自分の間合いまでキッチリと待ち続けてタイミングを見計らって勝利、チームはモニュメントのパリ～ルーベに向けて照準を定めてきた。

©Bettini Photo

先に仕掛けたのはマルコ・ハラー（カチューシャ・アルペシン）だった。それに反応したのはクリストファー・ローレス（チームスカイ）、さらにはマクシミリアン・ワルシェイド（チームサンウェブ）だった。それでもヤコブセンは我慢強く待ち続け発射、難なくライバルたちを抜き去り大会連覇を決めて見せた。

「いいスプリンターはスプリンタークラシックで皆複数鯛優勝しているだろ。フロックではない、一発屋ではないという一つの証が連覇、もしくは複数回勝利なんだよ。それが達成できて本当にうれしいね。」連覇は一流の証、ヤコブセンはその仲間入りを果たした。

シュヘルデプライス
優勝　ファビオ・ヤコブセン（ドゥクーニンク・クイックステップ）　　　4h26’45”
2位　マキシミリアン・ワルシェイド（チームサンウェブ）
3位　クリストファー・ローレス（チームスカイ）
4位　ユーゴ・ホフステッター（コフィディス・ソルーションクレジッツ）
5位　ロイ・ヤンス（コレンドン・サーカス）
6位　クリスタル・ボエックマンス（バイタルコンセプトB&Bホテル）
7位　マルコ・ハラー（カチューシャ・アルペシン）
8位　エミルス・リーピンス（ワロニー・ブリュッセル）
9位　ジャスパー・フィリップセン（UAEチームエミレーツ）
10位　マッテオ・モシェッティ（トレック・セガフレド）

H.Moulinette