ティレーノ・アドリアティコ第1&第2ステージ:オープニングチームTTを制したのはミッチェルトン・スコット!第2ステージはクラシック覇者のアラフィリップが貫録の勝利!
パリ~ニースの裏で開幕したイタリアでのステージレース、ティレーノ・アドリアティコ、その第1ステージチームTTを制したのはミッチェルトン・スコットだった。チームスカイやドゥクーニンク・クイックステップなどTTを得意とするチームが伸び悩む中、ライバルチームを撃破し、幸先よく総合リーダージャージも手にして見せた。
ティレーノ・アドリアティコ第1ステージ
1位 ミッチェルトン・スコット 22’25”
2位 ジャンボ・ヴィズマ +07”
3位 チームサンウェブ +22”
4位 ドゥクーニンク・クイックステップ +37”
5位 チームスカイ +47”
第2ステージ、は春のクラシックを走っている面々が顔を揃えたこのレースでは激しいクラシック予備バトルが繰り広げられた。そしてそれを制し、第2ステージの勝者となったのはジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、クラシックのストラーデ・ビアンケ制覇に引き続いてティレーノ・アドリアティコでも勝利を稼ぎ出した。
調子がいい時は先制攻撃が余裕をもってできるものだ。金星を狙う伏兵二人の動きに合わせて残り500m、上りスプリントで加速するジルベール、勝負はこれで十分だった。その背後では新チーム発足後クラシックで苦汁をなめ続けているグレッグ・ヴァン・アーヴェルマート(CCC)が動くが時すでに遅し、アラフィリップは懇親のガッツポーズを決めた。
「この勝利は嬉しいよ。昨日は思わぬタイムロスをしたからね。だから今日はステージ勝利を狙ったんだよ。僕向きのコースだったし、完璧だったね。チームでレースを支配できたね。すべては僕の理想通りだったよ。あとはゴールまで全力で踏むだけだったね。自分でも好調さには驚いているよ。次はチームメイトの勝利だね。」
総合リーダーは昨日のチームTTでのタイムアドバンテージを持ったアダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)、これでフランスとイタリアのステージレースで兄弟そろっての総合リーダージャージとなった。総合争いではトム・デュムラン(チームサンウェブ)、絶好調のプリモズ・ログリッチ(ジャンボ・ヴィズマ)などがしっかりと狙っている。
ティレーノ・アドリアティコ第2ステージ
1位 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ) 4h48’09”
2位 グレッグ・ヴァン・アーヴェルマート(CCC)
3位 アルベルト・ベッティオール(EFエデュケーション・ファースト・ドラパック)
4位 ティス・ベノート(ロット・ソウダル)
5位 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)
ティレーノ・アドリアティコ総合順位
1位 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット) 5h10’34”
2位 ブレント・ブックウォルター(ミッチェルトン・スコット)
3位 プリモズ・ログリッチ(ジャンボ・ヴィズマ) +07”
4位 ローレンス・デ・プラス(ジャンボ・ヴィズマ)
5位 ソレン・クラー・アンデルセン(チームサンウェブ) +22”
H.Moulinette