ツアー・ダウン・アンダー第4ステージ:名物コークスクリューステージでイムピーが勝利!べヴィンがステージ2位で総合リーダーの座をキープ!
第2ステージで驚きの勝利を挙げ、昨日も踏ん張ってスプリントで5位と粘りを見せている総合リーダージャージを着用のパトリック・べヴィン(CCCチーム)も勢いが止まらない。リーダージャージを着用すると普段の120%力が発揮できるというジンクスはここでも生きていた。見事にステージ2位で総合リーダージャージをがっちりとキープ、新チーム結成いきなりの総合優勝が現実味を帯びてきた。
最後のコークスクリューの勝負所、仕掛けたのはリッチー・ポート(トレック・セガフレド)、マイケル・ウッズ(EFエデュケーション・ファーストドラパック)、ジョージ・ベネット(ジャンボ・ヴィズマ)などの強豪勢、しかしそれをべヴィン自ら追い詰めていく。そして残り2kmでこの集団を捉えることに成功する。ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ)がこの日も仕掛けるが、ここでもべヴィンが加速しステージ2勝目は間違いないかに思われた。だがここで、今まで息をひそめていた昨年度の総合優勝者ダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット)が飛び出し、そのままステージ勝利を奪い去った。
「今日はきついのはわかっていたよ。でも勝ててよかったよ。今日はチームメイトが僕の勝利を信じてサポートしてくれたんだ。それで勝つことが出来たよ。べヴィンが狙っているのはわかっていたから、勝ててよかったよ。実は友人が先日亡くなり、ずっと彼のことが頭から離れなかったんだ。この勝利は彼に捧げるよ。この勝利は特別だよ。」イムピーはしみじみと語った。
そして敗れはしたものの、べヴィンはまたしても素晴らしいパフォーマンスを披露、これで総合1位をがっちりとキープ、ステージ優勝のイムピーが総合2位へと順位を上げたものの、総合リーダーの座をがっちりとキープしている。「きついけね。でも今日はなんとしてもボーナスタイムが欲しかったんだよ。何点でも0よりはましだよ」べヴィンは総合優勝を視野に捉え始めたようだ。
ツアー・ダウン・アンダー第4ステージ
1位.ダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット) 3h03’27”
2位.パトリック・べヴィン(CCCチーム)
3位.ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ)
4位.ルーベン・ゲレーロ(カチューシャ・アルペシン)
5位.ルーベン・フェルナンデス(モビスター)
6位.ジョージ・ベネット(ジャンボ・ヴィズマ)
7位.ディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)
8位.マイケル・ウッズ(EFエデュケーション・ファーストドラパック)
9位.クリス・ハミルトン(チームサンウェブ)
10位 ディラン・ファン・バーレ(チームスカイ)
ツアー・ダウン・アンダー総合順位
1位.パトリック・べヴィン(CCCチーム) 13h23’30”
2位.ダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット) +07”
3位.ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) +11”
4位.クリス・ハミルトン(チームサンウェブ) +21”
5位.ライアン・ギボンス(ディメンション・データ)
6位.ヤン・ポランク(UAEチームエミレーツ)
7位. ジョージ・ベネット(チームジャンボ・ヴィズマ)
8位.ルーベン・ゲレーロ(カチューシャ・アルペシン)
9位.ディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)
10位.マイケル・ウッズ(EFエデュケーション・ファーストドラパック)
H.Moulinette