日本発のUCIコンチネンタルチーム、インタープロサイクリングアカデミーがさらなる進化を遂げて2019年度に挑む!グランツール経験者も加入し今シーズンも世界中のレースを転戦!
サイクリングタイムがメディアとしてサポートしてきたインタープロサイクリングアカデミーにとっては昨年度は飛躍の一年となった。そして今シーズン、さらなる進化を遂げ、大口スポンサーを獲得するとともに、機材もラピエールとシマノから供給を受け大幅に戦力アップを果たした。さらには昨年度までボーラ・ハンスグロエに所属していたベテランのアレクセイス・サラモンティンス(ラトビア)、ブルゴスBHの一員としてブエルタ・ア・エスパーニャに出走したパブロ・トーレス(スペイン)も加入し、こちらも大幅な戦力アップとなっている。多くの選手がU-23で活躍する選手であり、チーム自体は育成の意味合いが強い。ここから将来のワールドツアー選手が旅立っていくことを楽しみにしたい。
日本人選手も4人が所属、石原 悠希、小山 智也、篠田 幸希の若手3人に加え、 ベテランの水野 恭平 も健在、今シーズンは国際舞台で結果を求めて戦うこととなる。日本のレースを走るだけでは世界は遠いという現実から、積極的に世界で戦うチャンスを得た選手たちの活躍に期待したい。
プレスリリースより
インタープロ サイクリングアカデミー2019年体制発表
2019年インタープロ サイクリングアカデミーはUCIコンチネンタルチームとして3年目のス
タートを切ります。日本在住のオーナー、セバスチャン・ピロットのもと、この日本登録チーム
は、ダミアン・ガルシア監督を筆頭に16名の選手で世界に挑みます。
2018年チームは素晴らしいシーズンを送りました。世界の5大陸、17か国でレースを行い、
合計で100日間以上の国際レースを経験し、素晴らしいリザルトを残すことができました。
-Tour de Maroc (2.2 UCI) ステージ優勝及び総合2位
-Tour de Beauce (2.2 UCI) 総合2位
-Vuelta a Castilla y Leon (2.1 UCI) 山岳賞ジャージ獲得
今シーズンインタープロサイクリングアカデミーはダブルエース体制となります。
‐エルナン・アギーレ(コロンビア)
‐アレクセイス・サラモンティンス(ラトビア)
「2019年は各大陸で行われる計30以上のUCIレース出場を目指しています。このスケジュールにより、各選手はシーズンを通してレースと言う実践の場で経験を積み重ねることが可能となります。
我々のチームは年々成長を続けており、今季は特に才能あふれる若手の育成に力を入れています。8か国16人の選手を迎え、そのうち9人がU-23 (23歳以下)となっています。
我々のレーススケジュールのもと、若手選手はプロコンチネンタルやワールドツアーへのステップアップを狙えるでしょう。今シーズンチームは二人のチームリーダーを迎えました。まず一人目はアレクセイス・サラモンティンス、UCIワールドツアーチーム(BORA・ハンスグロエ)からの移籍であり、その豊富な経験は若手選手の良いお手本となるでしょう。もう一人は、昨年ツアー・オブ・チンハイレイクで総合優勝したコロンビア人クライマーのエルナン・アギーレです。
チームはバランスの取れたメンバー構成となっており、、今シーズンも間違いなく結果を残してくれるでしょう。」 ~ダミアン・ガルシア監督
今シーズンはフランスのバイクメーカー、ラピエールのスポンサードを受け、ゼリウス700を使用します。また、バイクパーツはシマノよりコンポーネントとホイールのスポンサードを受けることとなりました。両社とレースシーンで共に戦えることを楽しみにしており、彼らとの長期にわたる良好な関係が構築していけることを願っています。
チームウェアは昨シーズンに引き続きCCNから提供いただきます。
カーキャリアで有名なスーリージャパンは、我々を最も長くスポンサードしていただいており、今シーズンで9年目を迎えます。チーム設立時からお互い深い信頼関係でつながっており、これからも良い関係性を続けていけるでしょう。
チームは今シーズン鋼線で有名なアメリカの総合商社WCJピルグリムを新スポンサーに迎えました。
またチームは、U-19フランス国内最強と呼び声高いチームを運営するバイクショップチェーン、カルチャー・ヴェロともパートナーシップを結びました。今シーズン新加入のゴチェ・ナヴァーロ同様に、このチームに所属する選手たちにとって、インタープロサイクリングアカデミーのUCIカテゴリーでのレースは魅力あるステップアップとなるでしょう。
2019年 所属選手
名前(国籍 年齢)
エルナン・アギーレ(コロンビア 23)
マリス・ボグダノビッチ( ラトビア 26)
ダヴィ・カサノヴァ( スペイン 21
チャールズ-エティエンヌ・クリスティエン(カナダ 19)
エバン・クラウス(アメリカ 19)
アドリアン・ギロネット(フランス 24)
フロリアン・ウドリ(フランス 24)
石原 悠希(日本 21)
サイモン・ジョーンズ(アメリカ 19)
小山 智也(日本 20)
水野 恭平(日本 30)
ゴチェ・ナヴァーロ(フランス 18)
サムエル・ポンセ アルバレス(アンドラ 24)
篠田 幸希(日本 19)
アレクセイス・サラモンティス(ラトビア 36)
パブロ・トーレス(スペイン 31)
今シーズンインタープロサイクリングアカデミーは日本とフランスの2箇所を拠点に戦います。日本では引き続き長野県飯田市を拠点とし、フランスでは南部のキシタニ地域圏リル=ジョルダンで、ここはフランスの大都市トゥールーズ近郊の街となります。この場所はヨーロッパを転戦する際の戦略的拠点となります。