元ブエルタ王者のクリス・ホーナーが46歳で現役復帰!気管支と肺の問題と闘いながらUSのコンチネンタル、チームイルムナイトでおやじパワーで再び輝きを見せるか?
41歳でブエルタを制したにもかかわらず、その後年令という厳しい壁に直面しながらも現役を続けてきたクリス・ホーナーだったが、気管支の病気に加え、原因不明の肺の症状で昨年度そのサイクリスト人生に一度は幕を下ろした。しかしその一年間の間に様々な最先端の検査を重ねた結果、気管支の治療に使っていた薬の副作用により、肺に液体が貯まり、それが炎症を起こしていたことを突き止め、念願の復帰となった。
そして過去に所属していたエアガス・セイフウェイの新チーム、チームイルムナイトと契約を果たすと、まずはUSプロチャレンジで復帰もリタイア、しかしその後ルーマニアで行われたシビウツアーに出場し、総合25位でレースを終えた。
そして今現在ブエルタ・ア・コロンビアに出場中だ。山岳が多いこのレースである程度の結果を出すことができれば、その先に現役続行にも光が差すだろう。治療法も医者との相談のうえで限定し、さらには手術も視野に入れている。息子たちとも言えるほど年の差が離れた選手たちと走るホーナー、戦う親父、あきらめないおっさんパワーはまだまだ気力十分だ。
H.Moulinette