クリテリウム・ド・ドーフィネ第3ステージ:チームTTでチームスカイが圧勝!クウィアトコウスキーが一日で総合リーダーに返り咲き!BMCがステージ2位、ミッチェルトンは3位
チームTTは個人の力のみならず、組織力が問われるステージだ。そんなステージで圧倒的なチーム力と速さを見せたのはチームスカイ、落車で総合リーダージャージを昨日失ったミカル・クウィアトコウスキー(チームスカイ)も問題なくゴールし、再び総合リーダージャージに袖を通した。
僅か1日で再び総合リーダージャージを奪い返したクウィアトコウスキーに対し、昨日ボーナスタイムでそのジャージを奪ったダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット)擁するミッチェルトン・スコットは粘りの走りを見せた。しかしこのステージではチームスカイの圧倒的な速さの前に完敗、総合で一気に8位までその順位を下げた。
ステージ優勝のチームスカイはTTのナショナルチャンピオンジャージにTTスペシャリストとこのステージのために用意したような布陣で次々と中間タイムを更新していく。各ライバルチームも今回のコースには苦戦、TTが得意なはずのクイックステップ・フロアーズは早い段階で新人二人を失い、これ以上メンバーが減らせない状況となり、速度を抑えながらの走行を余儀なくされた。BMCは速さを見せたが、それでもチームスカイのあまりにも圧倒的なパフォーマンスの前にその速さは霞んでしまった。それでもこれでダミアーノ・カルーソ(BMC)が総合優勝争いの挑戦権を得た。
「昨日の落車で大きな怪我がなかったのは幸いだったよ。僕が勝利したかったステージは実はこのチームTTなんだよ。だってチームが一つとなり、全員で勝利できるのはチームTTだけだからね。今日はとにかくそういう意味では完璧だったよ。完璧にチームメイトたちが綺麗にローテーション出来たしね。予想通りの結果を出せて嬉しいよ。」クウィアトコウスキーはチームがまとまっているからこそ強いのだということを強調した。
これで総合では1位から4位までがチームスカイ勢となり、総合5位から7位がBMCとなった。
クリテリウム・ド・ドーフィネ第3ステージ
1位 チームスカイ 36’33”
2位 BMC +37”
3位 ロット・ソウダル +52”
4位 ミッチェルトン・スコット +56”
5位 クイックステップ・フロアーズ +1’01”
6位 トレック・セガフレド +1’26”
7位 AG2R +1’29”
8位 モビスター +1’31”
9位 ロットNLジャンボ +1’32”
10位 グルーパマFDJ +1’33”
クリテリウム・ド・ドーフィネ プロローグ&総合順位
1位 ミカル・クウィアトコウスキー(チームスカイ) 9h28’21”
2位 ジャンニ・モスコン(チームスカイ) +03”
3位 ヨナタン・カストロビエホ(チームスカイ) +09”
4位 ゲラント・トーマス(チームスカイ) +21”
位 ブレント・ブックウォルター(BMC) +48’
6位 ダミアーノ・カルーソ(BMC) +52”
7位 ジョーイ・ロスコフ(BMC) +53”
8位 ダリル・イムピー(ミッチェルトン・スコット) +54”
9位 イェンス・ケウケレール(ロット・ソウダル) +1’01
10位 ボブ・ユンゲルス(エティックス・クイックステップ) +1’08”
H.Moulinette