世界選手権個人TT:エヴァネポエルが圧倒的なパフォーマンスで4連覇!史上最多の4度目の世界チャンピオンに!ガンナは57秒で銀、セクサスはここでも成長を見せ銅

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世界選手権が開幕、世界最速の男を決める駆け引き抜きのパワー勝負を制したのは、またしてもレムコ・エヴァネポエル(ベルギー)だった。エアロブレット(空力弾丸)のあだ名を持つ男が、その圧倒的なパフォーマンスで歴代最強と言われたTTスペシャリストのファビアン・カンチェラーラとトニー・マルティンに並ぶ史上最多の4度目の世界チャンピオンに輝いた。しかもエヴァネポエルは4連覇の最短で偉大なスペシャリストに並んで見せた。最終出走だったエヴァネポエルはスタートから快調に飛ばすと、その後もペースを緩めることなく踏み続け、2位のガンナに1分近いタイム差をつけて44分53秒で4つ目の金メダルを手にした。

またしてもその後塵を拝したのはフィリッポ・ガンナ(イタリア)、何度となくエヴァネポエルに屈してきたが、ここでもまたしてもエヴァネポエルの前に敗北となった。銀メダルという結果は立派だが、勝ちきれないことへのもどかしさからか、表彰台で苦笑いを浮かべた。思ったよりもタイム差がついたことに対し、路面のコンディションや、自らの機材やポジションのことまで口にするなど、想像以上の大差での敗北に、悔しさをにじませた。

今年の成長株、ポール・セクサス(フランス)がここでも大きな成長を見せた。グランツールでも大活躍の若手がここでもきっちりと結果を残して見せた。将来的なグランツール勝利が明確に視野に入ってくる走りで、銅メダルを獲得して見せた。

惜しくも届かなかったのブランドン・マクナルティ(アメリカ)、さらにはヤコブ・ソブクイスト(スウェーデン)は一度落車しながらも5位のタイム、しかも僅差だったことを考えれば落車さえなければメダルを手にできただろう。アイザック・デル・トロ(メキシコ)も6位に入り、セクサス同様に今後のグランツールでの総合優勝が明確に視野に入ってきている。

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レムコ・エヴァネポエル(金メダル)
「スペシャライズドと入念に風洞実験からしてきたからね。どんな小さな改善点でも見つけてきたんだよ。rとにかくチームには準備を入念にさせてくれて感謝しかないよ。今回は序盤から飛ばして、6㎞時点ではトップタイムで走っていることを認識していたよ。中間計測ではちょっと飛ばしすぎているかなとも思ったけど、そこからさらにプッシュしていったよ。4連覇という目標が大きなモチベーションになったよ。来年はもちろん5連覇を狙うよ。それとアワーレコード(ガンナが記録を保持)は今のところまだ考えていないかな。いつかは挑戦したとは思っているけど、その前に成し遂げたい目標が他にあるからね。」

フィリッポ・ガンナ(銀メダル)
「世界戦では路面のコンディションの恩恵が大きいんだよ。F1のコース外の舗装がもうちょっときちんとしていれば状況は誰にとっても違っただろうね。」
「機材なのか、ポジションなのか、それとも空力なのか何かが足りないんだろうね。シーズンを通して常に勝利を狙ってきたけど、勝てないときはいつでも2位だったよ。」

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世界選手権2026個人TT男子結果
金メダル レムコ・エヴァネポエル(ベルギー)   44’53”
銀メダル フィリッポ・ガンナ(イタリア)   +57”
銅メダル ポール・セクサス(フランス)   +1’13”
4位 ブランドン・マクナルティ(アメリカ)   +1’25”
5位 ヤコブ・ソブクイスト(スウェーデン)   +1’26”
6位 アイザック・デル・トロ(メキシコ)   +1’38”
7位 ステファン・キュング(スイス)   +1’44”
8位 キャスパー・アスグリーン(デンマーク)   +1’48”
9位 ダーン・ホール(オランダ)   +2’02”
10位 カラム・ソーンリー(イギリス)

H.Moulinette