ブエルタ・ア・エスパーニャ第2st:仕掛けたヴィズマ、ブレナンが強烈なスプリントでステージ勝利!ポガチャルもスプリント参加でマイヨ・ロホキープ!ヘイターは中間ボーナスタイム獲得もゴールで遅れまたもがっくり

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昨日100分の9秒差でステージ勝利とマイヨ・ロホを逃したイーサン・ヘイター(ソウダル・クイックステップ)にとっては理想的な展開だった。逃げに乗り中間スプリントをトップ通過しボーナスタイムを獲得、これにより暫定首位にどり出ていた。このままゴールでタイム差がないまま走り切れば昨日逃した総合リーダージャージ確保となるはずだったが、歴代最強モンスターのタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)がまさかのゴールスプリント参加、残り5㎞からの緩やかに上りながらのハイペースは集団を粉々にしてしまいタイム差が発生、結果的にヘイターは先頭集団でゴールすることができずまたしても総合リーダージャージを逃してしまう形となった。ゴールラインでハンドルを叩き悔しがった。ポガチャルはしっかりとスプリントしてステージ3位でボーナスタイムまで獲得、これで2日目の総合リーダージャージをしっかりとキープ、まさかの初日から最終日までのパーフェクトマイヨ・ロホを間違いなく視野に入れていそうだ。もし達成すれば1994年のトニー・ロミンゲル以来32年ぶりとなる。

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そんなステージを制したのは21歳のマシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)、爆発的な加速で一気にライバルたちを置き去りにし、自身初のグランツール勝利を挙げた。今シーズンはクールネ・ブリュッセル・クールネも制しており、スプリンターとしての才能が間違いなくトップクラスに到達していることを示して見せた。これで総合でも3位まで順位を上げ、さらに新人賞ジャージも獲得した。ステージ2位には後ろから猛追したミケル・ポー(バーレーン・ヴィクトリアス)が入り、ポガチャルも素晴らしい脚を見せゴール前でスプリンター系のマッズ・ピーダースン(リドル・トレック)を交わしての3位となった。

第3ステージが早くも山頂ゴールとなることからも、ポガチャルが総合リーダージャージを失うとすればこの日がその可能性が一番高いと思われていた。初日の個人TTの距離が短かったために多くの選手が僅差の中にひしめき合っていたため、この日ボーナスタイムを獲得すればそのチャンスが広がることからも多くの選手がステージ勝利と総合リーダージャージのダブル獲得を狙ってきた。中でも昨日僅差でそのチャンスを逃したヘイターはステージスタート直後からこの日逃げに乗り、総合リーダージャージ奪取を狙った。

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ヘイターはこの日スタート直後に形成された4人の逃げに乗るとそのまま順調に逃げ続け、後続のメイン集団に追いつかれることなく単独になりながらも粘りの走りで狙い通り中間スプリントをトップ通過していく。ボーナスタイムを獲得し暫定的に総合首位に躍り出ると、ペースを緩め集団へと吸収される選択をする。ヴィズマ・リースアバイクはワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)でのステージ勝利とマイヨ・ロホ獲得を狙っていたが、ヘイターを中間スプリントまでに捉えることができずに総合リーダー獲得が夢と消えたため、ステージ勝利へと切り替える。これは選手層が厚いからこそできる芸当でもあり、メンバーがそろっているからこその流動的だが効果的な戦略となる。

ペースが上がり残り5㎞のセイフティーの救済措置ゾーンへと突入、ファン・アールトは残り2㎞で爆発的な加速で飛び出していくが、それに反応したのはマイヨ・ロホに身を包んだポガチャルだった。もはや反射的ともいえるその動きは、今年もパリ~ルーべで優勝争いを繰り広げた二人ならではのハイレベルの動きとなる。しかしポガチャルに追いつかれたことでファン・アールトは踏むのをやめてしまう。ヴィズマ・リースアバイクは手札を複数用意しており、そのままシンプルにスプリント勝負によるステージ勝利狙いに切り替えると、今度はブレナンが早仕掛けでこちらも爆発的な加速で一気に先頭に躍り出る。ライバルたちを一気に突き放すと、最後は余裕をもっての勝利、スプリンターとしては小柄な男だが、しなやかな走りで初のグランツール出場での最初のロードステージで大金星を挙げて見せた。

マシュー・ブレナン(ステージ1位、総合3位)
「今日はファン・アールトでの総合リーダージャージ獲得を狙っていたんだよ。終盤にチャンスがあって予定通りファン・アールトがアタックを仕掛けたんだけど、僕もいつでも状況が変わって落ち着いた場合には行けるようにその背後で準備していたんだ。ラポルトがうまく僕をリードアウトしてくれていいところに連れて行ってくれたんだ。それを最後結果につなげられて本当にうれしいよ。これが僕にとってのグランツール最後の勝利にならないことを願いたいね(笑)。チームには本当に感謝だよ!」

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タデイ・ポガチャル(ステージ3位、総合1位)
「ヘイターがマリア・ローザを取る可能性があったことはレース中は全く知らなかったよ。ファン・アールトが先に仕掛けたんで行かしてしまうのは嫌だったので踏んでついていったんだよ。そのまま踏み続けるかと思ったけどファン・アールトが脚を緩めてしまったんだよ。彼のチームメイトのブレナンがいるのもわかっていたんで、僕自身どうすればいいかわからず迷ってしまったんだ。今日はステージ優勝狙いで言ったので、マイヨ・ロホを守ろうとかはなかったんだよ。でも結果には満足しているよ。」

第2ステージ順位
1位 マシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)   4h47’47”
2位 ミケル・ポー(バーレーン・ヴィクトリアス)
3位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)
4位 マッズ・ピーダースン(リドル・トレック)
5位 ユーゴ・ホフステッター(NSNサイクリング)
6位 トビアス・ヨハネセン(Uno-Xモビリティ)
7位 フィン・フィッシャー・ブラック(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)
8位 アクセル・ローレンス(ネットカンパニー・イネオス)
9位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス)
10位 オールイ・アウラール(モビスター)

ブエルタ・ア・エスパーニャ総合順位
1位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)   4h58’40”
2位 ワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)   +09”
3位 マシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)   +10”
4位 レオ・ビジャウ(デカスロンCMA・CGM)   +12”
5位 フィン・フィッシャー・ブラック(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +14”
6位 ステファン・キュング(チュードル・プロサイクリング)   +18”
7位 ジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツXRG)   +09”
8位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +20”
9位 マッズ・ピーダースン(リドル・トレック)   +26”
10位 ジョーダン・ラブロス(デカスロンCMA・CGM)   +27”

H.Moulinette