2008/5/26 7:04


個人総合1位と2位の差1秒という、TOJ開催史上最も僅差で迎えた最終日。リーダーのマイヤーが守りきるか、そして日本選手のステージ優勝が期待された東京ステージ。雨はスタート時刻までには止み、日比谷シティ前をパレードスタートした集団は、速いペースで大井埠頭周回コースへ現れた。コースは7kmを19周回する148.9kmだ。
序盤はアタック合戦でなかなか決まらない。5周目に西谷、新城らが入る13人の有力な逃げができる。30秒ほど差をつけるが新城がパンクして脱落。そしてほどなくこの逃げも集団に吸収される。
メイン集団内では、総合1位のキャメロン・マイヤー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)を絶えずジェイ・クロフォード(トレック・マルコポーロ)がマークする。クロフォードが逆転するには、逃げるかホットポイントやゴールのボーナスタイムを得るしかない。しかし1回目のホットポイントはマイヤーが3番手で通過し、ボーナスタイム1秒を得て差を2秒に広げる。
9周目、13人の逃げができ10周目に、岡崎和也(梅丹本舗・GDR)が単独合流して14人の逃げが決まる。Aスタイルソムン3人、梅丹本舗・GDRは福島晋一・岡崎・宮澤の3人、ムロズ・アクション・ユニカ2人、BSアンカーは山本雅道・中村誠の2人、鈴木真理(スキル・シマノ)らだ。この中の総合上位はアレクサンドル・オーラ(Aスタイルソムン)の3分20秒差で、メイン集団は最大2分の差で周回する。
メイン集団ではクロフォードがマイヤーを変わらずマークするが、先頭はサウスオーストラリアに加え、マルコポーロ、マトリックスが引き始める。いっぽうで逃げの14人が動いて分裂したが1周かけてふたたびひとつにまとまる。
16周目にアルベルト・ディロレンツォ(Aスタイルソムン)と福島晋一(梅丹本舗・GDR)が先頭からアタックして2人で逃げる。3周回逃げ続けて最終周回に入る。先にディロレンツォが12人に吸収され福島が単独でゴールを目指すがこれも吸収され、14人でゴールスプリントへ。宮澤が仕掛けるがすぐにゲンプカが反応してかわす。そのままゴールで優勝。宮澤はゲンプカを再度抜き返そうとしたが届かなかった。3位には山本が入った。総合はマイヤーが守りぬき、ガッツポーズでゴールした。
ステージ優勝のゲンプカは34歳、「この大会は(山岳が)厳しかった。自分はスプリンターなので堺と東京のステージが得意。ファンボンとデンプスターをマークした」と語る。
個人総合優勝のマイヤーは「1秒差だったのでタイトなレースだった。チームとして動いた結果だ」と語る。
ポイント賞の西谷は「総合を綾部で狙っていたが自分はステージごとに勝ちを狙った。別府を欠いていたが戦い方を変えられたのはよかったことだ」と語る。
日本選手最上位の総合5位で終えた新城は「去年より良い。楽しかった。富士山を42分で上る目標だったができなかった。今日はステージ優勝をねらっていたが運悪くパンクした。いい逃げだったが」と語る。
最終的に総合成績が2秒差で決着のついた今年のTOJ。天候にもおよそ例年よりも恵まれ、熱い戦いが繰り広げられた。そして選手たちにとっては1週間後に天王山を控える。オリンピック選考の大きな要素となる全日本選手権だ。ビッグレースはまだまだ続く。
2位 宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)
3位 山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)
4位 ザッカリ・デンプスター(サウスオーストラリアドットコム・AIS)
5位 レオン・ファンボン(トレック・マルコポーロ)
6位 鈴木真理(スキル・シマノ)
7位 マキシム・グーロフ(Aスタイルソムン)
8位 岡崎和也(梅丹本舗・GDR)
9位 アレクサンドル・オーラ(Aスタイルソムン)
10位 アルベルト・ディロレンツォ(Aスタイルソムン)
2位 ジェイ・クロフォード(トレック・マルコポーロ) +02"
3位 ヴィンツェンツォ・ガローファロ(NIPPO・エンデカ) +44"
4位 マリウス・ビテツキ(ムロズ・アクション・ユニカ) +1'11"
5位 新城幸也(梅丹本舗・GDR) +1'20"
6位 ロベルト・ラドシュ(ムロズ・アクション・ユニカ) +2'15"
7位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング) +2'26"
8位 アレクサンドル・オーラ(Aスタイルソムン) +2'35"
9位 ウェズリー・サルツバーガー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)+3'08"
10位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) +3'27"
2位 キャメロン・マイヤー(サウスオーストラリアドットコム・AIS) 37点
3位 ウェズリー・サルツバーガー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)29点
2位 新城幸也(梅丹本舗・GDR) 24点
3位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング) 20点
2位 NIPPO・エンデカ +3'37"
3位 Aスタイルソムン +5'44"

ツアー・オブ・ジャパン2008 第7ステージ グラフィックス
text&photo:Hideaki.TAKAGI
←第6ステージ


ツアー・オブ・ジャパン2008 第7ステージ
ゲンプカがステージを制する、宮澤2位、山本3位、総合はマイヤーが1秒差を守り切る
個人総合1位と2位の差1秒という、TOJ開催史上最も僅差で迎えた最終日。リーダーのマイヤーが守りきるか、そして日本選手のステージ優勝が期待された東京ステージ。雨はスタート時刻までには止み、日比谷シティ前をパレードスタートした集団は、速いペースで大井埠頭周回コースへ現れた。コースは7kmを19周回する148.9kmだ。
序盤はアタック合戦でなかなか決まらない。5周目に西谷、新城らが入る13人の有力な逃げができる。30秒ほど差をつけるが新城がパンクして脱落。そしてほどなくこの逃げも集団に吸収される。
メイン集団内では、総合1位のキャメロン・マイヤー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)を絶えずジェイ・クロフォード(トレック・マルコポーロ)がマークする。クロフォードが逆転するには、逃げるかホットポイントやゴールのボーナスタイムを得るしかない。しかし1回目のホットポイントはマイヤーが3番手で通過し、ボーナスタイム1秒を得て差を2秒に広げる。
9周目、13人の逃げができ10周目に、岡崎和也(梅丹本舗・GDR)が単独合流して14人の逃げが決まる。Aスタイルソムン3人、梅丹本舗・GDRは福島晋一・岡崎・宮澤の3人、ムロズ・アクション・ユニカ2人、BSアンカーは山本雅道・中村誠の2人、鈴木真理(スキル・シマノ)らだ。この中の総合上位はアレクサンドル・オーラ(Aスタイルソムン)の3分20秒差で、メイン集団は最大2分の差で周回する。
メイン集団ではクロフォードがマイヤーを変わらずマークするが、先頭はサウスオーストラリアに加え、マルコポーロ、マトリックスが引き始める。いっぽうで逃げの14人が動いて分裂したが1周かけてふたたびひとつにまとまる。
16周目にアルベルト・ディロレンツォ(Aスタイルソムン)と福島晋一(梅丹本舗・GDR)が先頭からアタックして2人で逃げる。3周回逃げ続けて最終周回に入る。先にディロレンツォが12人に吸収され福島が単独でゴールを目指すがこれも吸収され、14人でゴールスプリントへ。宮澤が仕掛けるがすぐにゲンプカが反応してかわす。そのままゴールで優勝。宮澤はゲンプカを再度抜き返そうとしたが届かなかった。3位には山本が入った。総合はマイヤーが守りぬき、ガッツポーズでゴールした。
ステージ優勝のゲンプカは34歳、「この大会は(山岳が)厳しかった。自分はスプリンターなので堺と東京のステージが得意。ファンボンとデンプスターをマークした」と語る。
個人総合優勝のマイヤーは「1秒差だったのでタイトなレースだった。チームとして動いた結果だ」と語る。
ポイント賞の西谷は「総合を綾部で狙っていたが自分はステージごとに勝ちを狙った。別府を欠いていたが戦い方を変えられたのはよかったことだ」と語る。
日本選手最上位の総合5位で終えた新城は「去年より良い。楽しかった。富士山を42分で上る目標だったができなかった。今日はステージ優勝をねらっていたが運悪くパンクした。いい逃げだったが」と語る。
最終的に総合成績が2秒差で決着のついた今年のTOJ。天候にもおよそ例年よりも恵まれ、熱い戦いが繰り広げられた。そして選手たちにとっては1週間後に天王山を控える。オリンピック選考の大きな要素となる全日本選手権だ。ビッグレースはまだまだ続く。
第7ステージ結果
1位 マルチン・ゲンプカ(ムロズ・アクション・ユニカ) 3h01'40"2位 宮澤崇史(梅丹本舗・GDR)
3位 山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)
4位 ザッカリ・デンプスター(サウスオーストラリアドットコム・AIS)
5位 レオン・ファンボン(トレック・マルコポーロ)
6位 鈴木真理(スキル・シマノ)
7位 マキシム・グーロフ(Aスタイルソムン)
8位 岡崎和也(梅丹本舗・GDR)
9位 アレクサンドル・オーラ(Aスタイルソムン)
10位 アルベルト・ディロレンツォ(Aスタイルソムン)
個人総合時間順位
1位 キャメロン・マイヤー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)20h16'21"2位 ジェイ・クロフォード(トレック・マルコポーロ) +02"
3位 ヴィンツェンツォ・ガローファロ(NIPPO・エンデカ) +44"
4位 マリウス・ビテツキ(ムロズ・アクション・ユニカ) +1'11"
5位 新城幸也(梅丹本舗・GDR) +1'20"
6位 ロベルト・ラドシュ(ムロズ・アクション・ユニカ) +2'15"
7位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング) +2'26"
8位 アレクサンドル・オーラ(Aスタイルソムン) +2'35"
9位 ウェズリー・サルツバーガー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)+3'08"
10位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) +3'27"
個人総合ポイント賞
1位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) 40点2位 キャメロン・マイヤー(サウスオーストラリアドットコム・AIS) 37点
3位 ウェズリー・サルツバーガー(サウスオーストラリアドットコム・AIS)29点
個人総合山岳賞
1位 ヴィンツェンツォ・ガローファロ(NIPPO・エンデカ) 37点2位 新城幸也(梅丹本舗・GDR) 24点
3位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング) 20点
団体総合時間賞
1位 サウスオーストラリアドットコム・AIS 60h55'24"2位 NIPPO・エンデカ +3'37"
3位 Aスタイルソムン +5'44"
ツアー・オブ・ジャパン2008 第7ステージ グラフィックス
text&photo:Hideaki.TAKAGI
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1 コメンテーター: kobiash コメント日: 2008/05/28 22:02:23
いつの日かうちの近くにも来て、正に日本一周になる日が訪れるといいなー。







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