ブエルタ・ア・エスパーニャ第4st:思い出の地、アンドラ公国の105㎞のコースで50㎞独走!一人別格のポガチャルが圧巻のステージ勝利!ステージ2位はウィダー、ログリッチが総合2位に

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歴代最強モンスターのタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)がグランツール初優勝を飾った思い出の地で、またしても強烈な強さを印象付けた。僅か104.8㎞のアンドラ公国での山岳ステージで、残り50㎞から単独で独走態勢へと持ち込み、そのまま後続達との差を広げると、あとは無理なく安全にゴールを目指す盤石の走りでライバルたちにボーナスタイムを含めると3分近い差を差をつけ圧巻の勝利を挙げた。最後は余裕をもってゆっくりと両手を掲げてガッツポーズ、第4ステージにして早くも総合で大差をつけての総合リーダーのポジションを盤石なものとしている。これで早くもステージ2勝目を挙げるとともに、この日山岳ポイントとスプリントポイントも荒稼ぎしすべてのジャージを獲得して見せた。
その背後で激化したのは総合表彰台争い、早くも総合上位を目指す一握りのベテランと若手達による直接対決が繰り広げられた。オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス)、フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)、プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)、セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク)、エンリック・マス(モビスター)、リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト)、ヤルノ・ウィダー(ロット・インターマルシェ)らによる激しい駆け引きが繰り返された。途中ポガチャルへの追走の足並みがそろわないことへクスが苛立ちを見せる瞬間もあったが、結局このメンバーによりステージ2位争いへともつれ込み、最後は二十歳のベルギー人ウィダーがスプリントの末に殊勲のステージ2位を確保した。総合上位勢予想に名前がなかったネオプロが、突然ダークホースとして総合争いに名乗りを上げた。

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これで総合タイムではポガチャルが変わらずマイヨ・ロホ着用の総合首位、そして総合2位には3分21秒差でログリッチ、マスが3分32秒差で総合3位、クスが3分44秒差の4位、3分45秒差のオンリーが総合5位と新人賞となっている。その後もカラパズ、ガル、スケルモース、ウィダーと続き、ポガチャルをアシストした後単独で追ってきたジェイ・ヴァインが4分11秒差の総合10位となっている。今大会の総合上位候補が早くもトップ10にずらりと名を揃える形となった。
第4ステージはスタートから1級、1級、1級、3級と一切平坦がないド級の山岳ステージだ。間違いなく総合バトルが勃発することが確実なステージ、誰もが注目するのはポガチャルがいつどのようにして仕掛けるかのだった。そんな中スタート直後からアタックが勃発、レースのペースをどんどんと加速させていく。序盤はUAEチームエミレーツXRGが追走の集団のペースを維持していたが、途中からデカスロンCMA・CGMが主導権を握りエースのガルの為にテンポを刻んでいく。
最初の山岳を先頭通過したのは、昨日レースキャンセル時に先頭にいたロレンツォ・フォーチュナト(アスタナ)、そしてそれに続いて選手たちが通過していったが、デカスロンCMA・CGMは残り70㎞ですべてを吸収、そのままさらにペースアップを図っていく。圧倒的に優位に展開を繰り広げる中、2つ目の山岳の麓で一旦はUAEチームエミレーツXRGが主導権を握ったが、上りに入るとまたしてもデカスロンCMA・CGMがまたしても先頭でペースを上げていく。

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だがこの攻撃を利用したのはポガチャルだった。残り50.3㎞ヴァインのアシストから進路が開けた瞬間一気にデカスロンCMA・CGMをまとめてごぼう抜きしそのままトップギアでアタックを仕掛けるポガチャルに対し、一度はガルが反応しそれについていくがすぐに引き離され脱落してしまう。
ポガチャルはそのまま独走モードへと突入。その背後ではガルにログリッチがまず合流、そしてオンリー、さらにマスとクスも合流を果たす。その背後ではカラパズ、ウィダー、マティアス・スケルモース(リドル・トレック)さらにはガルのアシストのグレゴール・ミュールベルガー(デカスロンCMA・CGM)が前方を追う。その間にもポガチャルとの差は広がっていく。ポガチャルを追い詰めることよりも、総合2位争いを選択した追走集団は激しい駆け引きを繰り返すがどれも決定打とはならない。そんな中ポガチャルとのタイム差はついに3分を超えていく。

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ポガチャルは2つの1級山岳をトップ通過、そして最後の3級山岳も超え余裕のペースで通過、安全にペースを落として下りゴールを目指す。その背後では第3追走の4人が第2追走の5人に合流、さらに激しいバトルが繰り広げられる。ポガチャルが脚を緩めたにもかかわらず追走のとのタイム差は大きく縮まることなく、スケルモース、ミュールベルガーらが脱落、カラパズは遅れるも何とか食らいつく。そしてそのままゴールスプリントへと持ち込まれると、先行したガルを力でねじ伏せたのは若い伏兵ウィダーだった。

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タデイ・ポガチャル(ステージ1位、総合1位)
「ヴァインが進路を開けてくれてデカスロンだけが前にいる状態になったんだ。でも僕対総合勢全員になるのは嫌だったんで、一気にそのままアタックを仕掛けたんだ。すぐに差が開いたんで、うまくいけば最後まで逃げ切れると思ったんだ。きつかったけど最高の景色だったよ。どんなタイム差も重要なんだよ。こうしてタイム差が開いたことでこれから数日は冷静に落ち着いて走れるよ。とにかく一日一日をきっちりこなしていくよ。タイム差があることでストレスからは少し解放されるからね。ただそれでもどれだけタイム差があっても安全圏とは言えないし、レースでは何が起きるかわからないから、いざとなれば戦わなければいけないからね。まあうちのチームは最強だし、いつでも準備ができているよ。」
ヤルノ・ウィダー(ステージ2位、総合9位)
「これは普通じゃないよ。今日は自分でも驚いたよ。そしてこの結果を誇りに思うよ。そしてこのメンバーと競い合えていることを誇りに思うよ。子供のころ見ていた選手たちだからね。」
セップ・クス(ステージ5位、総合4位)
「今日の予定は逃げに乗ってポガチャルのアタックに対応する予定だったんだよ。でも結果対応できなかったけど。これくらいしかポガチャルに対応する方法がなかったんだけどね。まあ何もできなかったけど。ペースは速かったけど、皆お互いを見ていてポガチャルを追走する感じではなかったし。レース的には面白かったんじゃないかな。」
第4ステージ順位
1位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG) 2h40’35”
2位 ヤルノ・ウィダー(ロット・インターマルシェ) +2’39”
3位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)
4位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス)
5位 セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク)
6位 エンリック・マス(モビスター)
7位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)
8位 リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト) +2’57”
9位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック) +3’17”
10位 グレゴール・ミュールベルガー(デカスロンCMA・CGM)
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合順位
1位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG) 7h38’59”
2位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ) +3’21”
3位 エンリック・マス(モビスター) +3’32”
4位 セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク) +3’44”
5位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス) +3’45”
6位 リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト) +3’50”
7位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM) +3’57”
8位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック) +4’06”
9位 ヤルノ・ウィダー(ロット・インターマルシェ
10位 ジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツXRG) +4’11”
H.Moulinette












