ツール・ド・フランス2026第7st:混戦ノーガードのスプリントを制したのはメリエール!通算ツール4勝目、完璧なトレイン形成のアルペシンのフィリップセンは空振りで5位、総合争いは一時休息

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今大会二度目のスプリントステージ、誰の目にも完璧なお膳立てをしたのはアルペシン・プレミアテックだった。5人の隊列からお手本のようなアシストを見せクラシックの帝王マシュー・ヴァン・デル・ポエル(アルペシン・プレミアテック)が満を持してエースのヤスパー・フィリップセン(アルペシン・プレミアテック)を発射した。しかしその逆側に振ったティム・メリエール(ソウダル・クイックステップ)が豪快にコースど真ん中へを駆け上がり、圧倒的な爆発力を見せステージ勝利、ツール・ド・フランス通算4勝目を挙げた。
残り5㎞を切るまではUno-Xモビリティーのアタックのオンパレードだった。昨日総合リーダージャージのマイヨ・ジョーヌを着用していたトースタイン・トレーエン(Uno-Xモビリティ)がトゥール・マレー峠の下りで落車、何とか再スタートを切ってゴールを果たしたものの、その後の診断で脳震盪と複数の肋骨骨折が発覚しリタイアとなった。トレーエンの総合リーダージャージ獲得で、トビアス・ヨハンセン(Uno-Xモビリティ)とのダブルエースで総合上位を狙う作戦だったが、トレーエンの落車に加え、ヨハンセンも振るわず、戦略の再転換を余儀なくされた。そこでこのステージではスプリントではなく逃げ切り勝利を目論み、ステージ終盤に何度となくヨナス・アブラハムセン(Uno-Xモビリティ)らがアタックを繰り返すが、スプリンターチームがこれを冷静にすべて対処、結局策は実らず展開はスプリント勝負へと持ち越された。

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コフィディス、ネットカンパニー・イネオス、MSNサイクリングらが順番に隊列を組むが、コースが右へ左へと方向を変えるたびに主導権争いは混沌とする。しかし満を持して動いたのがアルペシン・プレミアテック、お手本のような隊列で先頭で加速すると、順番にアシストがはがれていく。そして最後はファンデル・ポエルの強烈なリードアウトからフィリップセンが発射された。コース右端を駆け上がろうとするが、そこにフェルナンド・ガヴィリア(カハルーラル・セグロスRGA)が捻じ込んでくるがそれに気を取られて対処した一瞬、足が緩んだ感じがするその間に、展開は反対側で起こった。
背後の隊列からメリエールが視界良好なコース左側へと展開、前に広がったオープン空間に猛烈なスピードで加速していく。それに反応してついていったのはソレン・ワーレンショルト(Uno-Xモビリティ)、さらにそれにビニアム・ギルメイ(MSNサイクリング)が続いた。第5ステージでステージ2位のマックス・カンター(XDSアスタナ)も粘り4位、そしてフィリップセンは5位に沈んだ。ポイントを積み重ねたいマッズ・ピーダースン(リドル・トレック)はしっかりと9位に入り、ポイントを確保した。

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総合勢にとっては昨日の削りあいからの耐えしのぐだけの拷問のような山岳ステージを終えて、この日はおとなしく脚を休めるステージとなった。

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この第7ステージでもスタート直後からアタックが決まる。この日もスプリントステージとなる公算が高く、多くのチームと選手が関心を示さず、スタート直後に第5ステージでも単独で逃げたバプティスト・ヴェイストロファー(ロット・インターマルシェ)が飛び出していく。前回はソロだったが、この日はヤコブ・オトルバ(カハルーラル・セグロスRGA)を引き連れ二人旅を開始した。中間スプリントではスプリンターたちがポイントを積み重ねるためにバトルを繰り広げたが、その後はUno-Xモビリティのアタックの連続に対処する時間が続いた。逃げは結局残り18㎞まで続き、ヴェイストロファーはこの日もチームスポンサーのアピールに成功、さらに前回の第5ステージに続きこの日も敢闘賞を獲得した。
そして迎えたスプリントバトル、各チーム大会序盤で勝利して安堵感を得たい思惑もありハングリーさがぶつかり合う。当然フィジカルな接触も増え、集団内で方での押し合いがそこらじゅうで発生する。それでも大きな落車なくゴール前までたどり着くと、最後は力の真っ向勝負で一番切れ味の鋭かったメリエールが勝利した。

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ティム・メリエール(ステージ1位)
「完璧?わからないよ。正直ポジション争いはぐちゃぐちゃだったしね。でも何とかチームのおかげで先頭付近までは行けたんだよ。途中チームメイトを見失ってしまったら、そこはもうカジノのようでごった返していたんだ。でも前方に空間が見えたのでそこを目指して舵を切ったんだ。でもそこでもまた進路が狭まったんだけど、今一度オープン空間を見つけて飛び出していったんだ。正直最後まで勝負できるのか?と自問自答しながら走っていたよ。でも勝つことができてハッピーだよ。」
ツール・ドフランス第7ステージ順位
1位 ティム・メリエール(ソウダル・クイックステップ) 3h44’20”
2位 ソレン・ワーレンショルト(Uno-Xモビリティ)
3位 ビニアム・ギルメイ(MSNサイクリング)
4位 マックス・カンター(XDSアスタナ)
5位 ヤスパー・フィリップセン(アルペシン・プレミアテック)
6位 フィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス)
7位 フーブ・アルツ(ロット・インターマルシェ)
8位 ドリアン・ゴードン(ネットワーク・イネオス)
9位 マッズ・ピーダースン(リドル・トレック)
10位 トム・ファン・アスブロック(MSNサイクリング)
ツール・ド・フランス総合順位
1位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG) 24h56’17”
2位 ヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク) +2’42”
3位 アイザック・デル・トロ(UAEチームエミレーツXRG) +3’27”
4位 レムコ・エヴァネポエル(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ) +3’30”
5位 ポール・セクサス(デカスロンCMA・CGM) +3’34
6位 ホァン・アユソ(リドル・トレック) +3’55”
7位 フロリアン・リポウィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ) +4’00”
8位 レニー・マルチネス(バーレーン・ヴィクトリアス) +4’21”
9位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック) +4’57”
10位 マティアス・ヴァチェック(リドル・トレック) +7’10”
H.Moulinette












