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現世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ（モビスター）だが、今シーズンは前半こそ調子がよかったものの、例年活躍をするクラシックではなかなか結果が残せないでいる。それに追い打ちを超えるようなハプニングが先日のフレッシュ・ワロンヌで起きていた。

なんとレース後半、50kmを残したあたりで口の中に蜂が飛び込むハプニングがあったのだ。そしてその蜂を飲み込んでしまったのだが、よりにもよって蜂が飲み込まれる途中でバルベルデの食道付近を刺したのだ。そう、体内を蜂に刺されてしまったのだ！

©Bettini Photo

「口から吐き出したつもりだったんだったんだけどね、飲み込んでしまった上に体内を刺されるとはね。今までも虫が口に飛び込んだことはあったけど、うまく吐き出せたんだよ。でも今回はね～・・・まあ僕がアレルギーがなかったからよかったようなものの、正直もしかしたらアナフィラキシーショックなどを起こすのではないかと冷や冷やしたよ。もう刺されてからは生きた心地がしなくてゴールまでレースどころではなかったよ。」世界チャンピオンはただ一匹の虫の前に大きく心身を削られることとなった。

さらには先日のリエージュ・バストーニュ・リエージュ前の練習でも落車をするなど、今年のクラシックシーズンはバルベルデにとってはツキのない結果となっている。

H.Moulinette