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クイックステップ・フロアーズに移籍してきてからのエリア・ヴィヴィアーニの活躍には目を見張るものがある。機能するアシスト勢、そして最後の締めをヴィヴィアーニがきっちりと決めることで掴み取る勝利はこれで15勝目、チームはこれで56勝目となり文句なしで勝利を絶賛継続量産中だ。これでビビアーニ自身大会連覇、真新しいイタリアナショナルチャンピオンジャージで早くもタイトルを一つ加えて見せた。

©Tim.D.Waele/Getty Images

「ようやく今シーズンワンディクラシックで勝利できたよ。ここまでワンデイでは2位が続いていたからね。それにイタリアナショナルチャンピオンジャージで勝てたのが最高だね！間違いなく数多くの勝利の中で一番の勝利だよ。」ヴィヴィアーニは満面の笑みで語った。

216km越えのロングレース、レースはスタート直後に5人の逃げが決まり残り18kmまでは逃げが主導権を握り続けた。そして残り15kmでさらなるアタックが発生、合計10人が飛び出していく。しかし残り4.4kmでこの集団もスプリント勝負を狙う集団に飲み込まれていく。

©Tim.D.Waele/Getty Images

残り2km、多重クラッシュが発生し、人数が大幅に削られる。地元期待の星、優勝候補だったパスカル・アッカーマン（ボーラ・ハンスグロエ）らが巻き込まれ、一気に先頭集団は僅か30名ほどに削られる。アルノー・デマール（グルーパマFDJ）らが先行で仕掛けたが、ヴィヴィアーニはそれをあっさりと力でねじ伏せるパワーを見せつける。

そのまま圧倒的なスプリントで大会連覇、チームの勢いはまだまだ衰えない。果たして今シーズン何勝を挙げるのか、個性派集団はスポンサー問題を抱えながらもその強さは間違いなく誰かの財布を開かすことができるだろう。

©Tim.D.Waele/Getty Images

ユーロアイズ・サイクラシック・ハンブルグ
1位　エリア・ヴィヴィアーニ（クイックステップ・フロアーズ）　　　4h46’02”
2位　アルノー・デマール（グルーパマFDJ）
3位　アレクサンダー・クリストフ（UAEチームエミレーツ）
4位　ジョン・デゲンコルブ（トレック・セガフレド）
5位　マッテオ・トレンティン（ミッチェルトン・スコット）
6位　ジャコモ・ニッツォーロ（トレック・セガフレド）　　　+01”
7位　サッシャ・モドロ（EFエデュケーションファースト・ドラパック）
8位　ニキアス・アルント（チームサンウェブ）
9位　ニコロ・ボニファッツィオ（バーレーン・メリダ）
10位　ピーター・サガン（ボーラ・ハンスグロエ）

H.Moulinette