ブエルタ・ア・エスパーニャ第17st:またしてもブレナン!混戦のスプリントをパワーで圧倒しステージ連勝で今大会5勝目!ヴィズマはこれでステージ3連勝で17ステージで7勝目!

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もはや総合争いが霞むほどのヴィズマ・リースアバイクの躍動、そしてマシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)の大躍進だ。昨日の第16ステージに続いてブレナンがゴールスプリントで圧倒的な爆発力と加速力を見せステージ連勝で5勝目、一昨日のワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)のステージ勝利から数えればステージ3連勝で今大会チーム7勝目を挙げ、ブエルタ・ア・エスパーニャでまさに誰も止められない無双状態となっている。

©ASO

昨日のステージとは異なり、ゴール前でファン・アールトをリードアウトに使うという選択をブレナンが取ることはなかった。代わりにファン・アールトはブレナンをゴール前で完璧な隊列を組んだUno-Xモビリティのエース、マグナス・コルト(Uno-Xモビリティ)の後ろまで牽引、そこからブレナンはコルトをリードアウトにゴール前へと飛び出した。そのまま一気に加速したブレナンの勢いには誰も太刀打ちできなかった。圧倒的な加速で最後はゴールで余裕で手を掲げ5勝目をアピールした。一大会スプリントで5勝はマルセル・キッテル以来、そして初出場で5勝到達は史上2例目となった。

コルトはゴール前で猛追してきたヨルディ・ミーウス(レッドブル・ボーラハンスグロエ)にも抜かれステージ3位に終わった。ファン・アールトはもはやポイント賞が確定的となっていることで無理はせずにこの日はステージ19位でゴールしている。総合勢はこの日も動きなく、翌日の個人TTへ向け英気を養うステージとなった。

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185㎞、総獲得標高が1000mにも満たない第17ステージは前日同様にスプリントの可能性が高いステージとなった。この日の逃げは僅か3名、エンツォ・パレーニ(グルーパマFDJユナイテッド)ら3人が少数の逃げを形成、これがペースメーカーとなりこの日もメイン集団を昨日同様ヴィズマ・リースアバイクが主導権を握っていく。しかしレース中盤、ここまで牽引してきたヴィズマ・リースアバイクとコフィディスが急に牽引をやめるとその差は一気に5分半を超えていった。しかしどのチームも牽引をする姿勢を見せなかったため、ヴィズマ・リースアバイク)は再び追走のメイン集団の先頭に出て主導権を握ることとなった。

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残り60㎞では横風区間でメイン集団が分裂するが、どのチームもこれを活かそうとはせず、結局メイン集団は再び一つとなる。徐々に先頭の逃げとのタイム差も縮まっていくが、早めに捉まえればカウンターアタックが発生するリスクが大きく、射程圏内でレースは展開していく。残り15㎞からは逃げはパレーニただ一人となり、ここからこのパレーニをマーカーとしてレースは展開していく。残り5㎞を切ってからは左へと3度の直角コーナーが待ち構え、位置取りが大事になっていく。残り3㎞でようやくパレーニを吸収すると、スプリンター擁する集団によるガチンコバトルが開幕する。

そんな中で一番最良の動きを見せたのがUno-Xモビリティ、きれいな隊列のトレインを組むとゴール目掛けて爆走していく。エースのコルトを盤石な形でゴール前まで連れていくと、有終の美をステージ優勝で飾りたいコルトがスプリントを開始する。だがその背後へとポジションを移していたブレナンの若き爆発力は、誰にも止められなかった。鮮やかにコルトをリードアウトとして利用し先頭に飛び出ると、そのまま一気に加速、後続を余裕で突き放して笑顔でゴールラインを通過した。

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マシュー・ブレナン(ステージ1位)
「本当に信じられないよ。多くの実力ある選手やチームが成し遂げようとしてきたことを、今自分自身とチームが達成しているなんて!今大会にはチームとしてはステージ勝利を挙げることを目標として乗り込んできたけど、でもそれはこんなに記録的に勝利を積み重ねる(オランダ拠点チームの過去最多勝利は一大会6勝)とは思ってもいなかったよ。昨日の段階で並んでいたのは分かっていたから、今日はなんとしても勝たないとね、ってチームで話していたんだよ。正直なところ、今でもまだ現状が真実だとは受け止め切れていないよ。ここにこうして座って、あ、ステージ5勝ね、とはならないからね。これは想像を絶する勝利数なんだよ。」

第17ステージ順位
1位 マシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)   4h07’15”
2位 ヨルディ・ミーウス(レッドブル・ボーラハンスグロエ)
3位 マグナス・コルト(Uno-Xモビリティ)
4位 アレッサンドロ・ロメル(XDSアスタナ)
5位 ステファン・デ・シュテニアー(ロット・インターマルシェ)
6位 アクセル・ローランス(ネットカンパニー・イネオス)
7位 ポー・ミケル・デルガド(バーレーン・ヴィクトリアス)
8位 シーザー・マシアス(ピナレロQ36.5 )
9位 ユーゴ・ホフステッター(NSNサイクリング)
10位 ブライアン・コカード(コフィディス)

ブエルタ・ア・エスパーニャ)総合順位
1位 エンリック・マス(モビスター)  60h09’44”
2位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)   +2’06”
3位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +2’10”
4位 リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト)   +4’24”
5位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス)   +5’44”
6位 ヤコブ・オムルツェル(バーレーン・ヴィクトリアス)   +6’14”
7位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック)   +6’49”
8位 クリスチャン・ロドリゲス(XDSアスタナ)  +7’01”
9位 クレメント・ベルセット(グルーパマFDJユナイテッド)   +7’19”
10位 セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク)    +8’55”

H.Moulinette