ブエルタ・ア・エスパーニャ第7st:昨日逝去のノルウェイ国王に捧げる勝利Uno-Xモビリティがレクネスンドとヨハネセンで1-2フィニッシュ!ポガチャルがまたしてもライバル突き放し盤石

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ノルウェイのハロルド5世が逝去された日、ノルウェイ国民が喪に服したその日に、黄色と赤のノルウェイチーム、Uno-Xモビリティが破壊力とクレバーさをミックスさせた走りで見事にステージワン・ツーを達成した。喪章をつけたアンドレアス・レクネスンド(Uno-Xモビリティ)とトビアス・ヨハネ、セン(Uno-Xモビリティ)は逃げ集団から飛び出しそれぞれが単独でゴールラインを超えた。2人と共に逃げに乗っていたワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)は千載一遇のチャンスだったが二人の走りの前に力及ばず3位に終わった。

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その背後では総合バトルが勃発、山頂ゴールへの上りで先行して仕掛けたのはデカスロンCMA・CGMとそのエース、フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)だった。デカスロンCMA・CGMのペースアップでリチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト)、プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)、マティアス・スケルモース(リドル・トレック)が脱落する中、最強の総合リーダー、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)と昨日ポガチャルと共闘した総合2位のエンリック・マス(モビスター)が喰らい付いていった。だがマス、ガルと順番に脱落、ポガチャルは攻めることなくライバルたちが削られて行き難なく先着、総合争いを繰り広げる主力選手全員にまたしてもタイム差をつけることに成功した。いつもの圧倒的な力勝負も、爆発的なアタックもないままに、ただひたすらにペースで刻み続けるだけでライバル達すべてを粉砕していくこの強さ、もはや誰も止めることができない領域に入っている。

昨日まで著違い、この日は総合に影響がなければ逃げが容認される可能性が高いということもあり、ステージはスタート直後からアタックが開始される。まず動いたのはファン・アルトとレクネスンド、そして50㎞近くを要し、遅れてそこへ今度はヨハネセン、アレクセイ・ルチェンコ(NSNサイクリング)エディー・ダンバー(ピナレロQ36.5 )が合流を果たす。

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この5人に対し追走が形成され、ギヨーム・マルタン(グルーパマFDJユナイテッド)、マッズ・ピーダースン(リドル・トレック)、ブライアン・コカード(コフィディス)ら18人のメンバーがステージ優勝をもぎ取るべくペースを上げていく。ファン・アールトはこの日も中間スプリントでポイントを確保するが、5人の逃げメンバーが強烈なこともあり、ここからなかなか仕掛けることができない。そしてそのまま追走集団に捉えられることなく、この日の山頂ゴールへの上りへ突入していく。

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そして残り9.8㎞、最初に動いたのはレクネスンドだった。しかしこれにルチェンコが反応するとヨハネセンはこれを傍観する形で見送る。そしてルチェンコは残り4.5㎞まで粘り続けるが結局脱落してしまう。ファン・アールトは粘りの走りでレクネスンドを追うが、その背後にはヨハネセンがぴったりマーク、自らの脚を温存しつつ仕掛けるタイミングを見計らっていた。そして見透かしたかのようにヨハネセンはアタックを敢行、これでレクネスンドとワン・ツー体制となった。最後までこの順位は揺るがずステージ優勝と2位をしっかりと確保して見せた。ファン・アールトは粘ったがステージ3位に沈んだ。

その背後では総合を巡るバトルが予想通り勃発する。このステージもペースを作っていたのはUAEチームエミレーツXRGだったが、仕掛けたのはデカスロンCMA・CGMだった。総合優勝争いよりは、総合表彰台争いを視野に入れた動きでライバルたちに揺さぶりをかける。デカスロンCMA・CGMがペースを上げるとあっという間にメイン集団は15名ほどまでに削られていく。グレゴール・ミュールベルガー(デカスロンCMA・CGM)の強烈な引きで、カラパズやログリッチらが徐々に遅れていき、満を持してガルがいつものマイペース走法で先頭に出ると、それに対応できたのはマスとポガチャルだけだった。しかしそこから抜け出したのはポガチャル、アタックをすることなく淡々とペースを刻むとガルもそれについて行くことができない。結局最後まで大きく加速もせずにポガチャルはゴール、ガルは6秒遅れ、マスは16秒遅れでゴール、クスやログリッチらは29秒遅れでのゴールとなった。攻めることなくライバルたちを攻略したポガチャル、これこそが大会前に口にしていた「効率よく勝つ」という意味かもしれない。この結果カラパズが一番このステージで大きく順位を落とし、総合4位から総合7位となっている。

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アンドレアス・レクネスンド(ステージ1位)
「今日は特別な日になったよ。ファン・アールトとともにスタートから逃げて、途中ヨハネセンが合流したことが心強かったよ。ファン・アールトに対して数的優位になったことで、今日は勝てるかもしれないという自信に繋がったんだ。結局僕がアタックしたら彼は僕を追ってこなかったんで、ある意味勝利をプレゼントされたようなものだね。今年はチームはジロでもツールでもしっかりと結果が残せている。本当に素晴らしいチームだしその一員であることを誇りに思うよ。」

第7ステージ順位
1位 アンドレアス・レクネスンド(Uno-Xモビリティ)   3h49’47”
2位 トビアス・ヨハネセン(Uno-Xモビリティ)    +34”
3位 ワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)   +47”
4位 ヤコブ・オムルツェル(バーレーン・ヴィクトリアス)   +58”
5位 ホァン・フェリペ・ロドリゲス(EFエデュケーション・イージーポスト)   +1’13”
6位 イヴァン・ソーサ(エキッポ・ケルン・ファルマ)   +1’16”
7位 アレクセイ・ルチェンコ(NSNサイクリング)   +1’44”
8位 エディー・ダンバー(ピナレロQ36.5 )   +1’51”
9位 レオ・ビジャウ(デカスロンCMA・CGM)   +1’53”
10位 ラウル・ガルシア(モビスター)   +2’14”

ブエルタ・ア・エスパーニャ)総合順位
1位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)   19h32’37”
2位 エンリック・マス(モビスター)   +3’50”
3位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +4’50”
4位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)   +5’01”
5位 セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク)   +6’05”
6位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス)   +6’06”
7位 リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト)   +6’12”
8位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック)   +7’17”
9位 ハロルド・テハダ(XDSアスタナ)   +7’46”
10位 グレゴール・ミュールベルガー(デカスロンCMA・CGM)   +9’29”

H.Moulinette