ジロ・デ・イタリア2026第18st:マニエが今大会3勝目でポイント賞ジャージを1日で奪還!総合勢動かずも新人賞のエウラリオが落車から一転アタックをしてレースを演出(ダイジェスト動画あり)

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©Giro d’Italia

残るステージも僅か、総合優勝争いのみならず、ポイント賞ジャージ争いと新人賞ジャージ争いも激化の一途をたどっている。そしてこのステージでは昨日ヨナタン・ナルバエス(UAEチームエミレーツXRG)にポイント賞のマリア・チクラミーノを奪われたポール・マニエ(ソウダル・クイックステップ)が三度躍動、鮮やかにゴールスプリントを制してポイント賞ジャージを奪還して見せた。もともとポイント賞ジャージ最右翼と思われていたヨナタン・ミラン(リドル・トレック)はこのステージでも勝つことができず3位に沈み、今大会いまだに未勝利だ。

そして新人賞ジャージを着用するアフォンソ・エウアリオ(バーレーン・ヴィクトリアス)はマリア・ローザを手放した後も素晴らしい走りを続け総合5位をキープしているが、この日は後半に落車、なかなか立ち上がれずに苦悶の表情を浮かべながらも再スタート、その後チームメイトらの献身的なアシストで何とかメイン集団復帰を果たした。ゴール手前の最後の丘を超えた直後には、集団先頭のヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)ら総合勢を前にアタックを敢行するなど、攻めの姿勢を見せた。アタックこそ実らなかったが、元気いっぱい躍動するその姿には称賛の声が上がった。結局この日は総合には動きなく、残り少ない総合バトルに向け英気を養うステージとなった。

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第18ステージは171㎞ながら山岳ポイントは僅か2か所、その一つがゴール前10㎞の激坂だ。それさえ超えられればスプリントステージとなりうるだけに、スプリンターチームにとっては大会終盤の貴重なステージとなった。この日の逃げは僅か4人、大逃げが決まらない公算が高く、残り104㎞までにぱらぱらと3回にわたり発生したアタックがまとまる形となった。総合的な恐れもなく、また有力な選手ではないことからもメイン集団はこの逃げを容認、タイム差は最大で3分ほどにまで広がったが、それ以降はじわりじわりと縮まっていった。

逃げは徐々に吸収されたが、最後の一人ヨナス・ジーンス(アルペシン・プレミアテック)は残り17.6㎞のレッドブルキロメーターの賞金を獲得するまで粘り、きっちりと確保、その16秒背後ではこの通過点でのボーナスタイムを巡り僅差のフェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)とテイメン・アレンスマン(ネットワーク・イネオス)のためのバトルが勃発、パワーのあるアレンスマンは自らポイントを取りに行き、ガルはチームメイトがそれを阻止しに行く構図となった。結果的にオリバー・ナーセン(デカスロンCMA・CGM)が2位通過、そして自らボーナスタイムを獲得したかったアレンスマンだったが、チームメイトのコナー・スイフト(ネットワーク・イネオス)が僅かに先に通過してしまい、アレンスマンのボーナスタイム獲得を阻止してしまった。

そして残り10㎞からの激坂区間では、ジーンスが捉まり、一気に総合勢が前方に集結する。もしここで総合勢誰かのアタックが発生すれば、荒れた展開になる可能性すらあったため、ヴィズマ・リースアバイクが先頭でペースを作ることとなった。セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク)がペースを作り、その背後にマリア・ローザのヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)がいる状況の中で、スプリンターたちは全くついていくことができずに、集団後方から千切れてしまった。

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そんな中下りに入るとヨハネス・クルセット(Uno-Xモビリティ)とエウアリオがアタック、このためスプリンター集団はメイン集団合流を果たすために更なるペースアップを求められた。そして残り4㎞でようやくスプリンター集団はヴィンゲガードら総合系選手たちのいるメイン集団へと復帰を果たした。

残り1.2㎞、粘ったクルセットも吸収され、最後のゴールスプリント勝負へとなだれ込んでいく。しかしポジショニングが最後は大きくものを言った。ヤスパー・ストゥーヴェン(ソウダル・クイックステップ)の完璧なお膳立てかっら発射したマニエとそれを追随したエドアルド・ザンバニーニ(バーレーン・ヴィクトリアス)に対し、ミランはコーナーで大回りをしてしまい、これが結果的にそのまま差となってしまった。

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ポール・マニエ(ステージ1位)
「正直きょうは勝てる展開になるとは思っていなかったんだよ。だから余計にうれしいね。今日はチームに感謝しかないよ。2つしかない小さな山岳両方で僕は遅れてしまったからね。最後は一瞬お互いを見失ったんだけど、がストゥーヴェンがそこにいてくれて、彼の後をついていくだけでよかったんだ。」

ジロ・デ・イタリア第18ステージ総合順位
1位 ポール・マニエ(ソウダル・クイックステップ)   3h46’50”
2位 エドアルド・ザンバニーニ(バーレーン・ヴィクトリアス)
3位 ヨナタン・ミラン(リドル・トレック)
4位 フランチェスコ・ブサト(アルペシン・プレミアテック)
5位 コルビン・ストロング(MSNサイクリング)
6位 トーマス・シルヴァ(XDSアスタナ)
7位 マディス・マイケルス(EFエデュケーションイージーポスト)
8位 フィリッポ・マグリ(バルディアー二CSF7セイバー)
9位 サカリアス・コラー・ローランド(Uno-Xモビリティ)
10位 ルーカス・クビス(ユニベット・ローズ・ロケッツ)

ジロ・デ・イタリア総合順位
1位 ヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)   70h44’04”
2位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)   +4’03”
3位 テイメン・アレンスマン(ネットワーク・イネオス)   +4’27”
4位 ジャイ・ヒンドリー(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +5’00”
5位 アフォンソ・エウアリオ(バーレーン・ヴィクトリアス)   +5’40”
6位  デレック・ジー・ウエスト(リドル・トレック)    +7’09”
7位 マイケル・ストーラー(チュードル・プロサイクリング)    +7’14”
8位 ダビデ・ピガッツァーリ(ヴィズマ・リースアバイク)   +7’57””
9位 ダミアーノ・カルーソ(バーレーン・ヴィクトリアス)   +8’34”
10位 ベン・オコナー(ジェイコ・アルーラ)   +9’20”

H.Moulinette