ジロ・デ・イタリア2026第14st:ヴィンゲガードがマリア・ローザ奪取!頂上ゴール制して初の総合リーダーに!ガル、ヒンドリーが続くも、総合2位はエウアリオが意地でキープ!(ダイジェスト動画あり)

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©Giro d’Italia

遂に絶対優勝候補が大きく動いた。総合勢による直接バトルが確実だったこのステージで、総合2位のヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)が残り4.6㎞で見事なアタックを披露、ライバルたちを置き去りにして独走で今大会3勝目を挙げた。それと同時についにマリア・ローザも獲得、初出場ながら遂に追われる立場へと駒を進めた。それに喰らいついていったのはフェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)、そしてジャイ・ヒンドリー(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)だった。それぞれステージ2位と3位に入った。

昨日迄総合1位だったアフォンソ・エウアリオ(バーレーン・ヴィクトリアス)だが、この日は残り8.6㎞の段階で早めに脱落してしまう。本格的なクライマーでもない男のここまでの走りは称賛に値するが、エウアリオはそれだけでは終わらなかった。このステージでもここから脅威の粘りの走りを披露、なんと粘りの走りで一部総合トップ10の選手よりも速いタイムでゴールラインまでたどり着き、総合2位に踏みとどまって見せた。今後の展開次第だとしても総合トップ10どころか、総合トップ5で大会を終える可能性すら見えてきた。

このステージでもう一人素晴らしい走りを見せたのがヴィンゲガードのアシスト、ダビデ・ピガッツァーリ(ヴィズマ・リースアバイク)だった。ステージ4位に入ると、そのまま総合でも10位へとジャンプアップを果たして見せた。この走りが継続できるのであれば、今後総合系エースとしての展開も間違いなくありえそうだ。

©Giro d’Italia

この第14ステージはショートステージであり、さらにスタートからいきなり一級山岳が待ち構えることからもかなりハードな展開となることが予想された。まず飛び出したのはヤン・クリステン(UAEチームエミレーツXRG)ら二人、そしてその後方から21名の追走、さらにはその背後に総合系のいるメイン集団という形となった。この集団が合流し23名となり、この日の逃げが確定する。

だがこの日はヴィズマ・リースアバイクが明確に主導権を握りペースをコントロール、それにより先頭との差は常に射程圏内にとどまり、さらには逃げが徐々に分裂していき小さくなっていく。先頭は13人までその数を減らし、メイン集団も30名にまで絞り込まて行く。

そのまま頂上ゴールまでの上りに突入すると、ヴィズマ・リースアバイクがついに牙をむく。するとまずはマーケル・ベロキ(EFエデュケーション・イージーポスト)が脱落、さらにはセップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク)の鬼引きで総合5位のベン・オコナー(ジェイコ・アルーラ)も脱落、そしてついにエウラリオがついに残りあと8.6㎞で苦しい状況に追い込まれた。さらにそのペースは衰えることなく今度はピガッツォーリがラストマンとしてペースを上げる。その勢いのままに余裕をもってヴィンゲガードは発車、そのまま”予定通り”この難関ステージを制して見せた。

©Giro d’Italia

ヨナス・ヴィンゲガード(ステージ1位、総合1位)
「今日は忘れられないステージになったね。今日はスタートから戦略を決めていたんだ。主導権を握ることを第一目標とし、それをやり切って見せたんだ。素晴らしいチームワークだったよ。本当にチームのメンバーすべてを誇りに思うしステージ勝利とマリア・ローザという形でそれに報いることができたと思うよ。勝てて本当によかったよ」

「新しい体験だよね。このピンクジャージはサイクリング会の中でも最も特別なものの一つだし本当に獲得できてうれしいよ。夢見たものの一つでもあるし多くの選手や若手が子供のころから憧れるものだからね。チームにとっても、僕自身にとっても特別だよ。」

ジロ・デ・イタリア第14ステージ順位
1位 ヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)   3h53’01”
2位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)   +49”
3位 ジャイ・ヒンドリー(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +58”
4位 ダビデ・ピガッツァーリ(ヴィズマ・リースアバイク)   +1’03”
5位 ジュリオ・ペリッツァーリ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)
6位 タイメン・アレンスマン(ネットワーク・イネオス)   +1’23”
7位 マイケル・ストーラー(チュードル・プロサイクリング)   +1’35
8位 ワウト・ポエルス(ユニベット・ローズ・ロケッツ)   +2’08”
9位 ヤン・ヒルト(MSNサイクリング)
10位 イーガン・ベルナル(ネットワーク・イネオス)

ジロ・デ・イタリア総合順位
1位 ヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)   56h08’41”
2位 アフォンソ・エウアリオ(バーレーン・ヴィクトリアス)   +2’26”
3位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM)   +2’50”
4位 テイメン・アレンスマン(ネットワーク・イネオス)   +3’03”
5位 ジャイ・ヒンドリー(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +3’43”
6位  ジュリオ・ペリッツァーリ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ    +4’22”
7位 マイケル・ストーラー(チュードル・プロサイクリング)    +4’26”
8位 ベン・オコナー(ジェイコ・アルーラ)   +5’22”
9位 デレック・ジー・ウエスト(リドル・トレック)   +5’41”
10位 ダビデ・ピガッツァーリ(ヴィズマ・リースアバイク)  +6’13”

H.Moulinette