TOKYO2020コース発表!244kmのハードなコース、地元の利の無い世界クラスのトッププロ向けのコース設定、武蔵野の森から道志みち、山中湖畔、富士山麓から富士スピードウェイの世界レベルコース
遂に最終決定となった東京五輪のロードレースのコース、244kmのその道のりはアップダウン激しい世界レベルのコース、地元日本選手にとっては地元の利を感じられない世界レベルに設定されたハードコースとなった。総獲得標高が4865m、道志みち(1121m)、籠坂峠(1111m)、富士山麓(1451m)、三国峠(1171m)を超えていく極めてレベルの高いワールドツアーレベルのコース設定と言えるだろう。
地元開催に地元の利があるのが五輪などのイベントだが、これだけの長距離、さらにはアップダウンのあるレースをほぼ経験したことの無い国内勢にとっては、かなり厳しいコースとなりそうだ。日本自転車競技連盟の中野浩一選手強化委員長は「山上りが得意な選手が有利で日本の選手には厳しい構成」とコメントしており、世界レベルの選手たちがハイレベルバトルが行えるコース設定を念頭に設定された。またコース選定を巡っては、景観重視でテレビ映りが良くコースの難易度が高くなる点などを考慮し、皇居を発着点とするコースから変更された。
コースは一都三県一政令指定都市14市町村を通過する大規模なロードレースコースとなり、オリンピックでなければ警察の管轄の問題などもあり不可能なコースと言えるだろう。
コース総距離はパレード走行10kmを含む、男子約244km、女子147kmのコース、獲得標高は男子4865m、女子2692mとなる。
競技日程
男子 大会初日、7月25日(土曜日)11時~18時15分(参加人数は130名)
女子 大会2日目、7月26日(日曜日)13時~17時35分(参加人数は67名)
果たしてオリンピックがどのようなものになるのか、まだまだ不透明なところも多いが、少なくともコース設定は世界レベル、次の金メダリストはいったい誰になるのかが楽しみだ。
H.Moulinette