とある男の挑戦、日本最速縦断記録更新を狙う元番組プロデューサーが今日北海道をスタート!人生の選択でチャレンジャーとなることを選択した男は果たして記録を更新できるのか?
自転車には様々な記録があるが、そのうちの一つに最速の日本縦断に記録というものがある。昨日世界最速横断記録がニュースとなったが、そこへの挑戦を目論む元番組プロデューサーの永関博紀がまずは日本縦断の最速記録更新を目指し、今日北海道を出発した。
無謀なチャレンジだと思われるかもしれない、全く自転車競技歴も無く、ロードレーサーに初めてまたがったのは一年前という永関にとっては、今回の挑戦は自分の人生を賭けて挑む、人生の分岐点とも言えるチャレンジなのだ。一体どのような経緯で今回の決断をしたのだろう。
「番組プロデューサーという仕事を辞めて、木村拓哉さんや大泉洋さんと言った憧れの方々と今度は違う立場で仕事(共演)がしたくて、出る手としてどこまでやれるか挑戦したい、が一番の根源です。 今になったタイミングは、そんな日々の模索/挑戦の一方で、かねてより世界を見て回りたい、という欲求もあって、それをエンタメの企画として成り立たせたいなと思った時に、こんな無名の人間に出資してくれる人はなかなかいないので、まずはトレーニングも兼ねて、日本の縦断ギネス記録をまずは更新しようかと思いました。その先でタレントとしての挑戦、兼ねての夢でもあった世界一周のギネスも挑戦したいなと思っています。結果がどう繋がるかはわかりませんが、後悔しないように、やりたいと思ったことには挑みたいと思ったんです。」
また自転車競技歴がないことに関して不安はないのかとの質問に対しては、「自転車には乗っていませんでしたが、ずっと野球を続けてきていたので、日々10キロから20キロはランニングしていたので持久力はあります。あとは今回の挑戦を決めてこの数ヶ月で怪我をしないフォームの確認なども含めて3000km程走りました。」と答えている。実際に走り出せば、天候や路面状況などにも様々な違いがあるため、トレーニングのようにはいかないだろう。従来の日本記録を超えることは容易ではないことは明白だが、それでも「可能性がなければ挑まない」と本人も語る通り、今回はきっちりと綿密な計画を立て、サポートも付いた上での挑戦であり、勝算はあるのだろう。
ではなぜあえて自転車を選んだのだろう。それに対しては面白い答えを返してくれた。
「とにかく世界を見て回りたい、それを企画で、となった時に、何か辛い手段で回るのがいいだろうと、ランニングか自転車か、って考えて自転車だなと。 自分の力で何かをやり遂げた感があるもの、達成感があるものの方がいいじゃないですか。」本質的にはこの男は自転車向きなのかもしれない。坂好きも含めて、自転車好きは以外に自分の体をいじめ抜くのがスキなマゾ人間が多いのだ。永関も間違いなくその部類に入る素質を持っているのだろう。
そう言いつつも、挑戦を前に「占い師に聞いたら自転車との相性はいいそうです。 (笑)」とユーモアを込めて答えるあたり、この男のメンタルは強そうだ。
果たして記録達成なるか、初日から冷たい雨に祟られているが、ゴール予定は10月24日、鹿児島から喜びの声を届ける事ができればと思う。
日本縦断最速記録挑戦プロジェクトHP
http://hiroki.fubuki.info/
H.Moulinette