ブエルタ・ア・エスパーニャ第11st:ブレナンが今大会3勝目のスプリント勝利!昨日の役割逆転でファン・アールトがきっちりとリードアウトを果たしての完勝!総合勢は今日も沈黙

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今大会一番成長を見せているのがマシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)だろう。素手の今大会2勝を挙げ、一躍スプリンターとしてその名を轟かせていたが、大会中盤の第11ステージでまたしても躍動、ヴィズマ・リースアバイクの完璧なお膳立てからのスプリントでライバルを圧倒して見せた。これで今大会3勝目のハットトリック達成、驚異の新人の勢いはまだまだ止まらない。
残り5㎞では主導権を握っていたヴィズマ・リースアバイクだったが、残り2.5㎞ではその覇権は同じく黄色いUno-Xモビリティに奪われていた。この段階ではヴィズマ・リースアバイクは少し後ろに位置取り固まっていたが、トレインの牽引で先頭集団が一気に小さくなったところで、展開は一気に荒れた展開となる。残り400m、ゴール前に用意されたヘアピンカーブではファン・アールトがオーバー気味に回っていく。そのまま先頭に躍りでたファン・アールトはそのままブレナンの前に入りリードアウトの役割を果たしながらも自らもポイント獲得のためにスプリントを開始する。残り150m、ブレナンの後ろには今大会初グランツールステージ優勝を挙げたブライアン・コカード(コフィディス)がピタリとついているが、ブレナンの力の前には誰も前に出ることはできなかった。
コカードは2位、3位にはヨルディ・ミーウス(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)が入り、マグナス・コルト(Uno-Xモビリティ)がステージ4位、そしてリードアウトの役割も果たしたファン・アールトはきっちりとステージ5位でポイントをさらに積み重ねて見せた。
この日のステージはビッグネームの一角、マッズ・ピーダースン(リドル・トレック)の未出走から始まった。そしてスタート直後に発生した逃げは、大会序盤にマイヨ・ロホ獲得をあと一歩のところで逃したイーサン・ヘイター(ソウダル・クイックステップ)ら4人の逃げから始まる。ステージ勝利に切り替えているUAEチームエミレーツXRGもここにドメン・ノヴァク(UAEチームエミレーツXRG)を送り込んでおり、積極果敢にステージ優勝を狙う姿勢を継続している。しかしこの日はスプリント勝利を狙うヴィズマ・リースアバイクが集団のペースをコントロール、この逃げに大きなタイムアドバンテージを与えない。

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すると残り100㎞を切り、横風区間でヤルノ・ウィダー(ロット・インターマルシェ)を含む集団が千切れてしまう。これにより集団は活性化し、そのまま先行していた逃げの4人を捉えてしまう。だがこの日もヘイターは諦めの姿勢を見せなかった。吸収されたメイン集団から再びヘイターが飛び出していくと、これにラリー・ウォーバス(チュードル・プロサイクリング)が合流、二人旅が開始された。
だがそれでもこの日の主役はヴィズマ・リースアバイク、この逃げの射程圏内に収めたままレースを展開、ヘイターが中間スプリントをトップ通過するが、ファン・アールトもここを集団の先頭の3位で通過していく。しかしその後の上りであっさりと逃げ吸収、ヘイターのステージ勝利の夢はまたも潰えてしまう。

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ヴィズマ・リースアバイクはその後もファン・アールトが活発な動きを見せ続けたが、そのままゴールスプリントに持ち込まれると、ここでは冷静に戦略を展開、残り5㎞までは先頭にいたが、その後息を潜め、そして最後にもう一度先頭集団を形成するという柔軟な動きを見せた。最後はブレナンが力で勝利し、今大会での存在感をさらに強めている。
総合争いはタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)がいなくなってからは沈黙する日も多く、この日も動きなく傍観のステージとなった。

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マシュー・ブレナン(ステージ1位)
「今日も主導権を握れたよね。昨日のステージの後で消耗もあったけど、それでも全力だったよ。僕は偉大な選手たちとチームメイトとして走れているんだ。グランツールの勝者やステージ勝利、クラシックでの勝利を挙げてきている選手たちが身の回りにたくさんいるんだ。そんな彼らにアシストしてもらえているなんて、本当に貴重な体験だよ。本当に彼らには感謝しかないよ。」
第11ステージ順位
1位 マシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク) 3h17’18”
2位 ブライアン・コカード(コフィディス)
3位 ヨルディ・ミーウス(レッドブル・ボーラハンスグロエ)
4位 マグナス・コルト(Uno-Xモビリティ)
5位 ワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)
6位 ユーゴ・ホフステッター(NSNサイクリング)
7位 バスティアン・トロンション(グルーパマFDJユナイテッド)
8位 アレッサンドロ・ロメル(XDS アスタナ)
9位 マテヴァ・ゴヴェカー(バーレーン・ヴィクトリアス)
10位 オールイ・アルラール(モビスター
ブエルタ・ア・エスパーニャ)総合順位
1位 エンリック・マス(モビスター) 35h59’02
2位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ) +1’18”
3位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM) +1’39”
4位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス) +2’20”
5位 リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト) +3’26”
6位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック) +3’55”
7位 セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク) +4’09”
8位 ハロルド・テハダ(XDSアスタナ) +4’39”
9位 グレゴール・ミュールベルガー(デカスロンCMA・CGM) +7’33”
10位 ヤコブ・オムルツェル(バーレーン・ヴィクトリアス) +8’05”
H.Moulinette












