ツール・ド・フランス2026第4st:逃げ容認で総合首位に立ったのは癌克服のトレーエン!祖母が日本人の総合力ある男がマイヨ・ジョーヌ獲得!ステージ優勝はピーダースンがアシストを得て完勝!

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ツール・ド・フランス第4ステージは大逃げが許される展開となった。総合首位のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)とチームはこの日総合リーダージャージを手放す選択をした。まだ大会序盤ということもあり、メイン集団のコントロールを総合首位チームが行うという重荷からの解放を目的としての選択は、結果として逃げ切りによるステージ優勝争いを激しくしただけではなく、総合で逆転の可能性のある選手とチームにもモチベーションを与えた。

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そんなステージは逃げ集団から分裂した小集団によるゴールスプリントとなったが、マティアス・ヴァチェック(リドル・トレック)をアシストに残していたマッズ・ピーダースン(リドル・トレック)が圧倒的な爆発力でゴールスプリントで完勝を収めた。最後は振り返って距離を確認し渾身のガッツポーズで咆哮、勝利を嚙み締めた。これでポイント賞争いでも首位に躍り出るとともに、逃げに乗り最後まで残ったスプリンターが他にいなかったことで大きなポイントアドバンテージを得た。

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総合では大きな動きがあった。ピーダースンと先頭グループでゴールしたトースタイン・トレーエン(Uno-Xモビリティ)がポガチャルに7分53秒の大差をつける形で総合首位となり、自身初のマイヨ・ジョーヌに袖を通した。祖母が日本人でもあり親近感のある顔立ちのノルウェイ人は、昨年度ブエルタ・ア・エスパーニャでも逃げに乗り総合首位のマイヨ・ロホを獲得後4日間キープし、さらには最後まで粘りの走りで総合9位に入る総合力も見せている。古巣のUno-Xモビリティに戻った今シーズン、チームに初のマイヨ・ジョーヌをもたらした。これでチームとしては一気に総合トップ10入りという新たな目標が設定される可能性が出てきた。またステージ7位に入ったショーン・クイン(EFエデュケーション・イージーポスト)も大きくジャンプアップを果たし総合2位、さらにピーダースンをアシストしたヴァチェックも総合3位へと順位を上げた。ヴァチェックもクライマーとしての能力が高いだけに、チームとしては今後ホァン・アユソ(リドル・トレック)をエースとしながらも、戦術を再検討する可能性もありそうだ。

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第4ステージはレース前からヴィズマ・リースアバイクが慌ただしかった。チームバスのエアコンが壊れ酷暑の今大会この大会をこのまま進めるのは難しいと判断、修理が間に合わない可能性が高いとして、急遽オランダからスペアのバスを特例で移動中なのだが、選手たちもそのあおりを食らってステージ前からてんやわんやとなった。ステージスタート直後からも、ポガチャルが頭痛を抱えながらの走りになるなど、総合勢にとっては辛い一日となった。

そんな中スタートから10㎞ほどで34名の大所帯の逃げが発生、この日のペースメーカーとなっていく。タイム差はぐんぐんと広がっていくが、UAEチームエミレーツXRGはあくまでも終盤にかけて逃げを捉える様相でペースを作る。しかし終盤に差し掛かると逃げ切りを容認する方向性へと流れていき、タイム差はさらに広がっていった。

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先頭にでは逃げが分裂、ピーダースンが残ったことで各チームスプリントに持ち込みたくない思いからアタックを繰り返すが、人数を残しているリドル・トレック、そしてクラシックでも勝利できるピーダースンの地力の前に思惑通りゴールスプリントへと持ち込まれてしまった。そうなればもう十八番のパワースプリント炸裂、今大会初勝利で勝利の雄たけびをあげた。

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マッズ・ピーダースン(ステージ1位)
「自身通算61勝目だけど、今日は完璧なチームワーク、傑作と言えると思うよ。熱いけどそれはしょうがないし我慢しかないよね。とにかく頭から水をかぶり続けるしかないね。ポイント賞ジャージを狙っているから、ここでの積み重ねは大きいよ。」

トースタイン・トレーエン(総合1位)
「最後の上りでようやく総合首位の可能性が感じられたんだよ。そこでモチベーションがぐっと上がったね。ブエルタでは総合首位に立ったけど、ツール・ド・フランスの総合首位はまた格別だよ。いつまで守り切れりかわからないけど、その時間をとにかく楽しみたいね。」

ツール・ドフランス第4ステージ順位
1位 マッズ・ピーダースン(リドル・トレック)   4h10’45”
2位 クイン・シモンス(リドル・トレック)
3位 ルイ・ガルシア(モビスター)
4位 マルコ・フリゴ(MSNサイクリング)
5位 ラムセス・デブルイエン(アルペシン・プレミアテック)
6位 ケヴィン・ヴォークラン(ネットワーク・イネオス)
7位 ショーン・クイン(EFエデュケーション・イージーポスト)
8位 トースタイン・トレーエン(Uno-Xモビリティ)
9位 パブロ・カスティーヨ(モビスター)
10位 マティアス・ヴァチェック(リドル・トレック)

ツール・ド・フランス総合順位
1位 トースタイン・トレーエン(Uno-Xモビリティ)   13h02’46”
2位 ショーン・クイン(EFエデュケーション・イージーポスト)   +28”
3位 マティアス・ヴァチェック(リドル・トレック)   +3’50”
4位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)   +7’53”
5位 ヨナス・ヴィンゲガード(ヴィズマ・リースアバイク)
6位 ラムセス・デブルイエン(アルペシン・プレミアテック)   +8’06”
7位 レムコ・エヴァネポエル(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)   +8’16”
8位 アイザック・デル・トロ(UAEチームエミレーツXRG)   +8’17”
9位 ホァン・アユソ(リドル・トレック)   +8’20”
10位 ポール・セクサス(デカスロンCMA・CGM)  +8’41”

H.Moulinette