ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ:チームTTを制したのはBMC!ローハン・デニスがマイヨ・ロホ獲得!クイックステップ・フロアーズとサンウェブが同タイムで2位、3位

『BMCがトップタイムをマーク ©Tim D Waele 』ついに開幕したブエルタ・ア・エスパーニャ、そのオープニングステージはチームTT、最速のチームで先頭でゴールした選手が総合リーダージャージを獲得できるだけに、チームTTを得意とするチームは大会最初のリーダージャージを狙ってくるのだ。そんなステージを制したのはBMC、ローハン・デニスが先頭でゴールし総合リーダーに立った。
『デニスがマイヨ・ロホ奪取 ©Tim D Waele 』元アワーレコード世界記録保持者の速さはやはり素晴らしかった。会心の走りを見せたBMCは見事な走りを披露、同タイムながらも僅差で2位と3位となっていたクイックステップ・フロアーズとチームサンウェブに6秒差をつけてオープニングステージを制した。総合系がいないチームだけに、「勝てるところではきちんと勝利を」の思いが勝利をもぎ取ることに繋がった。

『クイックステップは勝利を逃した ©Tim D Waele 』

『サンウェブは予想外の好成績 ©Tim D Waele 』
「きついコースだったね。テクニカルなスタートだったし、最後まで9人で行くべきかの戦略で迷ったよ。今日のコースは強さ、技術、速さのすべてが試されたよ。今回は正直言って総合はまったく眼中にないよ。今回は総合系の選手相手にステージ勝利をもぎ取れるかがゴールだよ。できれば2~3ステージ勝利できれば最高だね。」デニスは語った。
今大会でグランツール連覇を狙っているクリス・フルーム擁するチームスカイはステージ4位、双合系を3人も送り込んできたオリカ・スコットは幸先よくステージ5位、ラファル・マイカを筆頭とするボーラ・ハンスグロエがステージ6位、エースのヴィンチェンツォ・ニーバリ擁するバーレーン・メリダはステージ9位となっている。総合系の選手を抱えるチームの殆どが大きなタイムロスなく無難にこなしたが、ファビオ・アルー擁するアスタナ、ロメイン・バルデ擁するAG2Rはタイムが伸び悩んだ。

『フルーム納得の走り ©Tim D Waele 』
「勝利はできなかったけど、いいスタートが切れたね。」フルームは納得の表情を見せた。
ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ
1位 BMC 15’58”
2位 クイックステップ・フロアーズ +06”
3位 チームサンウェブ
4位 チームスカイ +09”
5位 オリカ・スコット +17”
6位 ボーラ・ハンスグロエ +21”
7位 ロット・ソウダル +24”
8位 モビスター
9位 バーレーン・メリダ +31”
10位 カチューシャ・アルペシン +33”
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合順位
1位 ローハン・デニス(BMC) 0h15’58”
2位 ダニエル・オス(BMC)
3位 ニコラス・ロッシュ(BMC)
4位 アレッサンドロ・デ・マルキ(BMC)
5位 ダミアーノ・カルーソ(BMC)
6位 ティージェイ・ヴァン・ガーデレン(BMC)
7位 イブ・ランパート(クイックステップ・フロアーズ) +06”
8位 ダビ・デ・ラ・クルス(クイックステップ・フロアーズ)
9位 ボブ・ユンゲルス(クイックステップ・フロアーズ)
10位 ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップ・フロアーズ)
H.Moulinette