ツアー・オブ・オマーン2022:中堅ヒルトがクイーンステージでメジャー初勝利からそのまま総合優勝!実力者が31歳遅咲きのビッグタイトル獲得(ダイジェスト動画あり)
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020年からワールドツアー直下のプロツアーへと昇格しビッグレースになるはずだったツアー・オブ・オマーンだが、コロナ感染の拡大を受け2020、2021年と連続での中止となっていた。ようやくこぎつけた2022年度の開催では、勝利に飢えた各チームの猛者たちが積極的なレースを展開した。そして第5クイーンステージのグリーンマウンテンでヤン・ヒルト(インターマルシェ・ワンティゴベール・マテリオー)が圧倒的な総力でライバルたちを置き去りにし独走勝利、プロツール以上での初勝利を飾りそのまま総合リーダーに躍り出ると、翌ステージも総合リーダージャージを守り切り見事総合優勝というビッグタイトルを手に入れた。
クライマーとして期待され、アスタナでもアシストとして活躍したが、その後古巣のCCCにワールドツアー昇格に伴い復帰も一年でチームが解散となり、新たにワールドツアーに2021年度に昇格したインターマルシェ・ワンティゴベール・マテリオーに移籍したジャーニーマンは、31歳にして人生最大の勝利と栄光を手にした。
フェルナンド・ガヴィリア(UAEチームエミレーツ)がスプリントで2勝、マーク・カベンディッシュ(クイックステップ・アルファヴァイニル)が1勝をスプリントで挙げている。
ツアー・オブ・オマーン2022ダイジェスト
第1ステージ順位
1位 フェルナンド・ガヴィリア(UAEチームエミレーツ) 3h17’04”
2位 マーク・カベンディッシュ(クイックステップ・アルファヴァイニル)
3位 カデン・グローブス(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
第2ステージ順位
1位 マーク・カベンディッシュ(クイックステップ・アルファヴァイニル) 4h10’31”
2位 カデン・グローブス(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
3位 アマウリ―・カピオ(アルケア・サムシック)
第3ステージ順位
1位 アントン・チャーミグ(UNO-Xプロサイクリング) 4h19’30”
2位 ヤン・ヒルト(インターマルシェ・ワンティゴベール・マテリオー)
3位 エリー・ジェスベール(アルケア・サムシック) +02”
第4ステージ順位
1位 ファウスト・マスナダ(クイックステップ・アルファヴァイニル) 3h01’53”
2位 マウロ・シュミット(クイックステップ・アルファヴァイニル) +1’07”
3位 ケヴィン・ヴォ―クラン(アルケア・サムシック)
第5ステージ順位
1位 ヤン・ヒルト(インターマルシェ・ワンティゴベール・マテリオー) 3h35’39”
2位 ケヴィン・ヴォ―クラン(アルケア・サムシック) +39”
3位 エリー・ジェスベール(アルケア・サムシック) +48”
第6ステージ順位
1位 フェルナンド・ガヴィリア(UAEチームエミレーツ) 4h10’16”
2位 カデン・グローブス(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
3位 アマウリ―・カピオ(アルケア・サムシック)
ツアー・オブ・オマーン2022総合順位
1位 ヤン・ヒルト(インターマルシェ・ワンティゴベール・マテリオー) 22h35’43”
2位 ファウスト・マスナダ(クイックステップ・アルファヴァイニル) +1’00”
3位 ルイ・コスタ(UAEチームエミレーツ) +1’16”
4位 エリー・ジェスベール(アルケア・サムシック) +1’18”
5位 アントン・チャーミグ(UNO-Xプロサイクリング)
6位 ケヴィン・ヴォ―クラン(アルケア・サムシック) +1’38”
7位 ケヴィン・コレオニ(バイクエクスチェンジ・ジェイコ) +1’50”
8位 レイン・タラマエ(インターマルシェ・ワンティゴベール・マテリオー) +1’51”
9位 アンリ・ファンデナビール(チームDSM) +1’54”
10位 マウロ・シュミット(クイックステップ・アルファヴァイニル) +2’01
H.Moulinette