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CYCLINGTIME.com

2008/10/22 5:41

ジャパンカップ2008見どころ

超級に昇格したジャパンカップ、イタリアンスター競演


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今年も宇都宮にジャパンカップがやってくる!しかもUCIカテゴリーは1からオークラス(超級)に昇格!出場チームも豪華さを増し、出場停止処分開けのイヴァン・バッソや絶好調のダミアーノ・クネゴら、イタリアンスターが目白押しだ!注目の選手やコースの特徴など、開催前にここでチェックしておこう!

勝負の鍵を握る古賀志林道の上り

1990年に宇都宮を舞台にUCI世界選手権ロードレースが行なわれ、そのメモリアル大会として1992年に歴史をスタートさせたジャパンカップ。1996年にはUCIワールドカップ最終戦に組み込まれたこのアジア屈指のワンデーレースは、今年で開催17回目を迎える。

ワールドカップ最終戦の際に現行の14.1km周回コースが生み出された。今年もこの周回コースを11周。最終周回(11周目)のみ、後半部分をショートカットした10.3kmのコースが使用される。走行距離は例年通りの151.3km。

上りと下り、平坦路が組み合わさったコースの中で、古賀志林道の上りが最大の難所だ。このジャパンカップ名物の上りはスタート後すぐに始まり、標高185mのレース最高地点まで一気に駆け上がる。毎年この上りの沿道には観客が鈴なりに続き、グランツール山岳コースさながらの雰囲気に包まれる。頂上には山岳ポイントが設定されており、3周回ごとにトップで通過した選手たちに山岳賞が与えられる。

頂上を越えると牧場に向けての高ダウンヒルが始まり、平坦区間をこなした後は田野町交差点からの細かなアップダウン区間に入る。緩やかな萩の道の上りや、急勾配の鶴カントリークラブへの上りをこなすとスタート地点に帰着。1周14.1km。ラップタイムは23〜25分程度になるだろう。

前半から逃げグループが形成され、後半にかけてヨーロッパチーム牽引のメイン集団が追い上げるのが例年の展開。レース終盤、ラスト1〜2周の古賀志林道で本格的な勝負が掛かるだろう。勾配のある古賀志林道の上りで集団は確実に分断されるが、約1kmという上りの短さとゴールまでの距離を考えると単独逃げは容易いことじゃない。最終周回はショートコースが使用されるが、それでも古賀志林道の頂上からゴールまで9kmある。上りで飛び出した数名、もしくは小集団によるスプリント勝負に持ち込まれる可能性が高いだろう。

世界トップの選手が集結、クネゴやバッソに注目

クネゴ
『2005年大会の覇者 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)』
バッソ
『復帰戦で大注目のイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)』
ヴィスコンティ
『昨年のイタリアチャンピオンジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、クイックステップ)。今年のジロではマリアローザも着た』
ヴォクレール
『ツールでの積極的な走りでお馴染みのトマ・ヴォクレール(フランス、ブイグテレコム)』
フリーランやオープンレースを含む2日間の日程の最後を飾るジャパンカップメインレースには、計14チームが出場する。内訳は4プロツアーチーム、1プロコンチネンタルチーム、7コンチネンタルチーム、1ナショナルチームだ。各チーム5名ずつの出場となる。

昨年のトップツー(サウニエルドゥバルとゲロルシュタイナー)が欠場するため、3位だったフランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア)のランプレが一桁ゼッケンをつける。エースは2005年に同大会を制したダミアーノ・クネゴ(イタリア)だ。2004年に22歳の若さでジロ・デ・イタリアを制した「ピッコロ・プリンチペ(小さな王子)」も現在27歳。ジロでの勝利以降、グランツールでは表彰台に立てていないが、ワンデーレースでその勝負強さを発揮している。今シーズンはアムステルゴールドレース制覇、ロード世界選手権銀メダル、更に直前のジロ・ディ・ロンバルディアで3勝目を達成。高い登坂力もさることながら、スプリント力も抜群。そのパンチ力のある走りは、まさにジャパンカップ向きだ。親日家のクネゴ王子は好調のまま日本に乗り込む。

そんなクネゴを支えるのは、日頃からアシストとして活躍しているパオロ・ティラロンゴ(イタリア)やマルコ・マルツァーノ(イタリア)、若手有力選手のマルコ・バンディエラ(イタリア)、そして昨年3位のガヴァッツィ。アルカンシェルを手にした勢いのあるチームは9年連続の出場だ。

初出場のリクイガスからはイヴァン・バッソ(イタリア)が登場。バッソの出場により、ジャパンカップの世界的な注目度は倍増したと言っていいだろう。ドーピングによる出場停止処分が10月24日に明けるバッソは、このジャパンカップが今シーズン最初で最後のレース。復帰会見の中でも「最高の体調とモチベーションでレースに挑む」と、日本での復帰第一戦に勇み立っている。処分中もずっとトレーニングを続けていたというが、好調さを証明しているクネゴと異なり、バッソの調子は未知数だ。ライバルたちと比べるとスプリント力に欠けるため、古賀志林道で早めに仕掛けて独走に持ち込む他に手は無いだろう。処分期間中にスプリンターに変身していれば話は別だが・・・。

イタリア人エースのイタリアチームだが、メンバー構成は多国籍。ロンバルディアで逃げに乗っていたヴァレリオ・アニョリ(イタリア)の他、春先のパリ〜ニースで逃げ切り勝利を飾ったキェール・カールストローム(フィンランド)らが揃う。

世界トップクラスのチーム力を誇るクイックステップは、25歳のジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア)をエースに立てる。昨年イタリアチャンピオンに輝いたヴィスコンティは、今シーズンのジロでマリアローザを着用。直前のロンバルディアでは後続集団のスプリントを制して4位に入っており、好調なのは明らかだ。メンバーにはマウロ・ファッチ(イタリア)やレオナルド・スカルセッリ(イタリア)、アレッサンドロ・プローニ(イタリア)ら、普段アシストとして活躍する選手たちが名を連ねている。

イタリアンスターに注目が集まっている中、3度目の出場となるのがフランスのブイグテレコムだ。2004年のツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを着て「時の人」となったトマ・ヴォクレール(フランス)がエース。ワンデーレースでも勝ち星が多く、その積極的な走りはグランツールでお馴染み。初出場のジャパンカップでも大暴れしてもらいたい。メンバーはエルッキ・プトセプ(エストニア)を除いてフランス人の構成だ。

ヨーロッパ勢を迎え撃つ日本とアジアの強豪

新城幸也
『最も表彰台に近い存在として期待される新城幸也(梅丹本舗・GDR)』
土井雪広
『ヨーロッパレースで経験値を上げる土井雪広(スキル・シマノ)』
西谷泰治
『愛三工業のエース西谷泰治(愛三工業)』
1997年に優勝した阿部良之(現スキル・シマノ)を除いて、日本人選手は誰もジャパンカップの表彰台に上がっていない。最も表彰台に近い存在として期待されるのが、昨年5位の新城幸也(梅丹本舗・GDR)だ。ヨーロッパで確実に力をつける新城は、ツール・ド・リムザンで強豪をスプリントで破ってステージ優勝。最終的に総合3位と新人賞に輝いた。ツール・ド・熊野パリ〜コレーズで総合優勝を果たした清水都貴も出場予定だ。

オランダ登録のプロコンチネンタルチーム、スキル・シマノは日本人選手でメンバーを揃えてきた。現日本チャンピオンの野寺秀徳やJツアー覇者の狩野智也を始め、スプリント力のある鈴木真理、地元宇都宮出身の廣瀬佳正、そして直前の輪島ロードを制したばかりの土井雪広が出場する。昨年9位の土井はヨーロッパでのレース経験値を更に上げてきた。

愛三工業レーシングチームは昨年7位の西谷泰治がエース。TOJ(ツアー・オブ・ジャパン)でポイント賞を獲得した西谷は再び上位に絡んでくるだろう。他にもツール・ド・北海道でステージ2勝を飾った盛一大は、直前にオーストラリアで開催されたヘラルド・サンツアーでステージ2位に入るなど好調だ。

サンマリノ登録のNIPPOエンデカは全日本選手権2位の井上和郎やベテラン真鍋和幸を揃える。チームブリヂストン・アンカーは飯島誠と柿沼章、マトリックス・パワータグは三船雅彦と橋川健のベテランコンビを中心にレースを進めるだろう。今シーズン限りでの引退を表明している三船は国内ラストレースだ。今大会唯一のナショナルチームである日本チームは、鹿屋体育大学の伊藤雅和と内間康平や、法政大学の青柳憲輝ら、若手選手で構成されている。

海外チームはTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)総合2位のジェイ・クローフォード(オーストラリア)擁する中国のトレック・マルコポーロと、チャイニーズ・タイペイのジャイアントアジア・レーシングチームが出場。マルコポーロからはかつてディスカバリーチャンネルに所属していたリー・フーユー(中国)や、MTBライダーの小野寺健が出場予定だ。

text:Kei TSUJI
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