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2007/12/5 12:33

サイクルチャレンジ藤沢2007

豪華講師陣のもとスクールは大盛況。親子で自転車を学んだ一日


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開場。参加者が一気にやって来る。
『開場。参加者が一気にやって来る。』
開会式、山本雅道校長が挨拶。
『開会式、山本雅道校長が挨拶』
畑中勇介(BSアンカー)、初山翔、金子友也(キャノンデール)選手
『近くにトレーニングに来ていた畑中勇介(BSアンカー)、初山翔、金子友也(キャノンデール)選手も協力してくれることに。』
いよいよ、実技へ。
『いよいよ、実技へ。まずは安全確認。』
自信を持ってくれるまでスタッフがサポート。
『慣れないバイクに苦戦しても、自信を持ってくれるまでスタッフがサポート。』
スポーツクラス、ロードレーサー組は別府匠選手が担当。
『スポーツクラス、ロードレーサー組は別府匠選手が担当。』
チャレンジクラスは一本橋やスラロームの障害コースでタイム計測。
『チャレンジクラスは一本橋やスラロームの障害コースでタイム計測。』
気持ちよく走る参加者たち。
『気持ちよく走る参加者たち。』
最後のミニレース。
『最後のミニレース。匠選手が先導し、ペースを作る。 』
記念撮影!
『記念撮影!』
2007年12月2日、藤沢市地方卸売市場を会場に、関東で初めてのウィーラースクールとなる「サイクルチャレンジ藤沢」が開催された。山本雅道(スキルシマノ)の発案のもと、別府史之(ディスカバリーチャンネル)、別府匠、綾部勇成(愛三工業)らが賛同して講師となり、子供たちに自転車の乗り方を教えた。


ウィーラースクールは自転車が国技であるベルギーの子供対象の自転車教室のメソッドを基に、関西を中心に、実業団の選手などを講師に招き、イベント会場を中心に展開して来た。

今回は山本雅道選手(スキルシマノ)が、かねてからの夢だった「子供たちに自転車の楽しさを伝えたい」という思いを叶えるべく、ウィーラースクールジャパン主宰のブラッキー氏とタッグを組み、地元藤沢での開催にこぎつけたもの。

イベントの主旨に賛同した、別府匠選手(愛三工業レーシング)、別府史之選手(ディスカバリーチャンネル)、綾部勇成選手(愛三工業レーシング)ら、山本選手と同じ、地元のワタナベレーシング出身の選手たちが特別講師として参加を快諾。この豪華講師陣に自転車を習いたいと、応募が殺到し、定員を上回る108名の「生徒」たちを迎えての開催となった。

当日は晴天に恵まれ、開場とともに、休日の殺風景な市場は、親御さんや、参加するお子さんたち、色とりどりの自転車で一気に華やいだ。

近くまでトレーニングに来ていた、畑中勇介選手(ブリヂストン・アンカー)、初山翔選手、金子友也選手(キャノンデールディアドラ)が合流し、スクールのサポートをしてくれることに。強力な味方を得て、子供から大人クラスまで、数カテゴリーを一度に回すという強行プランも、見通しが明るくなった。

12時に開会式が始まり、ロードレースの映像を交え、特別講師の選手たちや、ロード競技の紹介、交通ルール、自転車の乗車マナー、スクールの進行などを説明。いよいよ実技が始まった。

大きく3つのカテゴリーに分け、ブレーキ等の安全点検を行ってから、チャレンジクラスは「まっすぐ走る」、スポーツクラスは「一本橋」、パパ・ママの初心者大人クラスは外周コースでの「集団走行」からスタート。講師の選手たちは、分散し、スタッフとして集結してくれた、ワタナベレーシング、ヒラコ海風レーシングチームのメンバーとともに、参加者たちの指導にあたった。

うまくできた参加者は「スラローム」「八の字スラローム」「ボトル渡し」など、次のプログラムに進む。
すべて終えたスポーツクラスの子供たちは、選手の先導で外周コースに出発。道の安全な走り方などのアドバイスを受けながら、選手について隊列を組んで走る。
大人クラスは、子供たちが経験したプログラムに順次参加。口々に「意外と難しい!」などと悲鳴を上げ、苦戦しつつも、楽しそうに障害に挑んでいた。

休憩を挟み、スポーツクラスは別府匠選手や畑中勇介選手ら講師の選手たちがホールドした状態からスタートする「個人タイムトライアル」にチャレンジ。初めての体験に緊張しながら、気合いの入った走りを見せていた。

チャレンジクラスは綾部勇成選手がサポート。前半にトライした、一本橋やスラロームを組み合わせたミニコースに、タイムを計って一人ずつトライ。皆、神妙な表情で、緊張感を漂わせていた。
本格的なスポーツ自転車から、街乗りのキッズバイクまで様々ながら、どの子供も、真剣そのものの様子だった。

最後は、子供カテゴリーの希望者限定のミニ・レース。最初の数周は講師役の選手が先導し、スピードを上げて行く。残り数周は子供たちだけで走って、順位を競うというもの。観戦する親御さんからも激が飛び、負けず嫌いの子供たちは全力でペダルを回し、白熱したレース展開に。会場は一気に熱気に包まれた。各カテゴリーで優勝したお子さんには、(株)パールイズミからジャージが贈られた。

最後は、宮田工業(株)や、(株)パールイズミ、愛三工業レーシングなどから提供された豪華賞品をかけた、じゃんけん大会。興奮が高まっていた子供たちは、テントを壊しそうな勢いで、この最後の戦いに挑んでいた。

講師役を務めた選手たちは、子供たちが、うまくできずに悔しがったり、めきめき上達し、目を輝かせる姿に触れ、自分たちの昔を思い出し、新鮮な気分になったようだ。子供たちに囲まれた選手たちが浮かべていた、リラックスし、穏やかな笑顔も印象的だった。

何気なく走っている自転車だが、まっすぐ走り、キレイに曲がり、きちんと止まる、周りを見て走るといった基本的なことや、バランス感覚が養われてくれば、安全性も増し、乗り姿もかっこよく、自転車の楽しみも、より増して来る。こうした教室の価値を、参加したお子さんや、親御さんたちは、理解してくれたようだ。

大成功に終わった、第一回のサイクルチャレンジ藤沢。スタッフの全員がボランティアであり、子供たちに自転車の楽しさを伝えたい、という想いの集合体として実現したイベントだった。

発起人となった山本雅道選手は、ブラッキー氏とともに、前日500個のコーンを搬入し、汗だくになりながら、暗くなるまで作業をしたという。イベントを実現させるために、ここ数ヶ月は、地元に帰って来ては役所や協力要請に各地を回り、その熱意に押されたスタッフたちも、役所通いや協力を惜しまなかった。

関わった皆が感じた、こうしたイベントの重要性。校長やブラッキー氏が中心に身銭を切り、無料開催という形になったわけだが、これからは、最低限の実費だけでも徴収し、あるいは、企業や組織の支援を得て、安定した開催の形態にすることも考えていくべきかもしれない。何よりも、この想いが、先へとつながり、これからの定期開催、また他の各地での開催へと、広がって行くことを願いたい。


サイクルチャレンジ藤沢2007 フォトギャラリー

text:Kinuyo
photo:Tatara.N,Kinuyo


子供向けスクール「サイクルチャレンジ藤沢」開催。山本雅道、別府史之らが講師に
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