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2007/11/23 12:31

ツール・ド・おきなわ2007 チャンピオンレース200km 優勝/宮澤崇史レポート

果たせなかったワン・ツーフィニッシュ。ユキヤに勝たせたかった


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号外のおきなわタイムスをみせて喜ぶ宮澤崇史(NIPPO梅丹)
『おきなわタイムスをみせて喜ぶ宮澤崇史』
タイヤをチェックする宮澤崇史(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ)
『タイヤをチェックする宮澤崇史』
形成された先頭集団
『形成された先頭集団』
先頭集団は29名"
『先頭集団は29名』
先頭集団は淡々と進む
『先頭集団は淡々と進む』
絞られた先頭集団6人
『絞られた先頭集団6人』
アタックする新城幸也(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ)。追うのは盛一大(愛三工業)"
『アタックする新城幸也。追うのは盛一大(愛三工業)』
 応援するオバァ
『応援するオバァ』
源河の上りへ。宮澤崇史と新城幸也(NIPPO梅丹)が愛三コンビに対しアタックする
『源河の上りへ』
新城幸也のハイペースに宮澤崇史がたまらず遅れる
『宮澤崇史が遅れる』
新城幸也(NIPPO梅丹)を追走する盛一大(愛三工業)。後方マークの宮澤崇史(NIPPO梅丹)。新城が見えてきた
『新城が見えてきた』
ゴールを待つ観客たち。「新城独走」の情報しかない
『ゴールを待つ観客たち』
宮澤崇史(NIPPO梅丹)が盛一大(愛三工業)を振り切るスプリント
『宮澤崇史が盛一大を振り切るスプリント』
レース7日前入りで沖縄に来て、「ちょっとなまけた体に鞭を打つぞ!」なんて思っていたけれど、なかなかヤル気がでないこととオテントウ様のご機嫌がななめで練習も毎日140kmほどしか走れないまま当日を迎えた。

いつもの事ながら朝4時半に起きるのは辛い。7時のスタートに合わせて4時に朝食を食べている選手もいるけれど、自分達はいつも遅い。だってご飯が喉を通らないし、まだ内蔵も寝ているから...ZZZ...。

レースの距離は200kmと長いし、まぁボチボチな気分でご飯1杯、パン2枚に腹持ちをよくするためにバターたっぷり、たんぱく質もハムや卵など。炭水化物をエネルギーに変えることを助ける食べ物を摂る。コーヒーで流し込んでカフェインで胃に刺激を与え、活動を促す。

会場に着くと、いつもより暖かい感じに気持ちもなんとなく穏やかな気分。レース前の緊張感はいつもの通り無い。
レースのプラカードを持ったお姉さんの後ろについていく選手もいなくて、みんなどこかシーズンオフの雰囲気満点でスタートに並んでいる。

レースはチームメイトのトミーのアタックでスピードが上がり、いつも通りアタック合戦が始まる。
10km過ぎに集団内の嫌な雰囲気を感じて集団の先頭付近に上がっていったら、案の定自分がいた辺りで落車が発生。20人ほどの選手がふっとんでいる。全員瞬時にお互いの位置を確認。「幸也は無事でいるか?」エースの確認は必ず全員でするのだ。

NIPPO梅丹の波状攻撃

その後も福島兄弟を中心としてアタックが続き、速いスピードでレースは進むが、今年はなかなか逃げが決まらない。
結局本部半島を1周しても決まらず、58号線にでてしまった。今日も北風が強い。こうなると道幅が広いことも手伝って逃げは決まりにくくなってしまう。しかしここで無謀な(?)アタックをできるのが康司さんの武器だ!
だれもアタックしたくないところで動ける力は他を寄せつけない。こうなると力の無い選手はきつくなり、集団は主力メンバーが入る決定的な逃げを70km付近で決めると、後は淡々と進む。

普久川ダムの1本目の上りは、残り距離が長いこともあり攻撃にでる選手もいなく、一定ペースで上る。
東海岸に出ると、辺戸岬へ向かって向かい風の中、兄ちゃん(晋一)を中心に我らがチームが攻撃に出る。
25人と人数が多く、他主力チームに対して効果的なアタックをかけにくい。そこで地形や風を利用して人数を絞りにかかる。

具体的にいうと、風が強いと前に出ないで後ろにつきっぱなし(ツキイチ)の選手が増える。そこで、集団を分断できればその選手は後ろに取り残されるわけだ。
辺戸岬を通過する頃には16人の集団になっていて、NIPPO梅丹からは4人を送り込んでいる。
他チームは多いところで2人ほど。今年も勝ちの展開が見えてきた。

2度目の普久川ダムの上りは、自分と幸也が集団の3、4番手で走ることによって攻撃する選手を出さないように走る。これによって前半からガンガン攻撃していた福島兄弟は
集団内で休むことができるのだ。
上りきったところで今度は東村方面へ南下していく。東海岸はアップダウンが続き、各選手に今までの疲労が出てくるポイントだ。

抜け出しには成功したが

安波の上りで増田成幸(チームミヤタ)がペースを上げると集団は分裂。盛一大、廣瀬敏(愛三工業)、飯島誠(ブリヂストンアンカー))増田、NIPPO梅丹は幸也と僕の6人が決定的な逃げを作る。
この増田のペースアップはその後彼自身を苦しめることになる。少なくとも自分たちは最後の源河に増田選手を一緒に連れて行きたくない。自分たちには不利な要素が大きいと判断。愛三工業も2人いるからいずれかの選手と逃げを作り、飯島、増田に追わせてチームメイトが体力を温存できる展開を作るのが理想だ。

何度か自分が逃げを試みるも決まらず、カウンターで幸也がアタック! 盛と2人で先行する。しかし下りのスピードが速い飯島選手の引きに、源河の上りに入る手前の海沿いで2人が集団につかまってしまう。
カウンターアタックした飯島選手を追いかけた自分は脚が攣ってしまい、今後のことを考えるとキツイ展開になった。

後ろの幸也に「なんとか盛と増田の2人を振り切って追いかけてくるように」と無線で伝える。海沿いの後の2度の小さな上りで幸也がアタック! 盛も幸也から少し離れて追いかけ、源河の上りの入り口でNIPPO梅丹が2人と愛三工業が2人の、去年と同じ展開になった。

追いついてきた幸也が源河の上りでペースを作り、ハイペースで上っていく。たまらず盛と広瀬が遅れて2人きりのいい展開。「このまま行けばワン・ツーフィニッシュだ」と思ったが...。
なんと上りの頂上手前700mで、上りが苦手な自分が幸也に遅れてしまう。幸也のペースはあまりにも速かったのだ。このまま後ろの盛に追いつかれると、去年と同じ展開になってしまう。
幸也に「行け〜!!」と声をかけて自分は遅れ、上り切ったところで盛と合流した。

盛が速すぎる!

頂上を越えて海まで下る。下ったところで前を行く幸也とは約30秒差だ。「いける!!」。
今まで幸也はこの展開でツール・ド・北海道でもステージ優勝している。自分は盛の後ろをはずさなければOK。チームメイトを追う必要はないからね。2人の勝ちパターンに完全にはまった。

しかし、思いのほか盛の追い上げが速い。トラックレース(競輪場で走るピスト競技)の出身でタイムトライアルが得意な盛は平坦路が速い!。しかし、この最後の最後の段階で時速46km/hのペースを維持しているのはものすごいことだ。
このとき幸也はハンガーノック(お腹がすいて力が出ないこと)になっていて、ハイペースを維持することができなかったようだ。

残り5km地点の緩やかな上り基調のところで幸也が吸収されると、盛はすかさず、またもペースアップし、幸也を置き去りにして突き進む。こうなると今まで盛の後ろにつけていた自分が有利。盛は2対1で3位に甘んじる展開を避けるように先頭でペースを維持して幸也を離していく。

最後はスプリント勝負になり、1対1の勝負で自分が優勝した。

ユキヤを勝たせたかった

去年とは違った、本当に疲れきってのゴールだった。幸也に逃げ切らせてあげられなかったことで気分はちょっと複雑だった。もしあの時自分が幸也に一緒に着いて行けたら? 色々と考えたが...。しかし、チームとして誰かが勝つレースをしなければいけない。なぜなら勝つために走ってるからね。この大会、2連覇した選手は過去にいないようで沢山の方に声援をいただいた。

最後にチームメイト前半から果敢に攻めの走りをして、中盤までレースをコントロールした兄ちゃん、康司さん、トミーの働きと、惜しくも逃げ切れなかった幸也の走りに感謝したい。そして2007シーズンお疲れ様。来年、またもっと強くなって沖縄に帰ってこようね!(宮澤崇史)


宮澤崇史(みやざわ たかし)
NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ所属
ツール・ド・おきなわ2006、2007覇者。1996年には市民レース200kmに優勝している。大会参加は今年で5回目。2007年の主な戦績はアジア選手権チャンピオン。ツアー・オブ・ジャパン第1ステージ優勝など。

生年月日:1978年2月27日
身長:165cm
体重:60kg
血液型:B
タイプ:スプリンター

宮澤崇史オフィシャルサイトはTakashi 遥かなるシャンゼリゼを目指して


ツール・ド・おきなわ2007 チャンピオンレース200km フォトギャラリー

text:Takashi.MIYAZAWA
photo:Makoto.AYANO
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