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2007/10/28 17:17

ジャパンカップ2007

サウニエルドゥバル連覇、終盤に逃げたモーリが初勝利


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6万1000人のファンが詰め掛けた
『公式発表で6万1000人のファンが詰め掛けた古賀志林道』
序盤から逃げた5人
『序盤から逃げた清水都貴・福島康司(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ)、畑中勇介(日本、ナショナルチーム)、スチュアート・ショウ(ドラパック・ポルシェ)、廣瀬佳正(スキル・シマノ)』
リッコとウェーグマンがチェックしあう
『最終周回の上り、優勝候補のリカルド・リッコ(サウニエルドゥバル・プロディール)とファビアン・ウェーグマン(ゲロルシュタイナー)がチェックしあう』
古賀志林道でアタックしたリッコ
『古賀志林道でアタックしたリカルド・リッコ(サウニエルドゥバル・プロディール)』
落車したリッコ
『山頂を越えてすぐの急コーナーで落車し、優勝を逃したリカルド・リッコ(サウニエルドゥバル・プロディール)』
ゴールまで独走するモーリ
『ゴールまで独走するマヌエーレ・モーリ(サウニエルドゥバル・プロディール)』
ゴールに飛び込むモーリ
『歓喜しながらゴールに飛び込むマヌエーレ・モーリ(サウニエルドゥバル・プロディール)』
2位はウェーグマン
『2位争いのスプリントを制したのはファビアン・ウェーグマン(ゲロルシュタイナー)。3位はフランチェスコ・ガバッツィ(ランプレ・フォンディタル)』
表彰台
『表彰台、1位マヌエーレ・モーリ(イタリア、サウニエルドゥバル)、2位ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)、3位フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレフォンディタル)』
台風一過の晴天が広がった2007年10月28日、ジャパンカップサイクルロードレースが行なわれ、最終周回の平坦区間で飛び出したマヌエーレ・モーリ(イタリア、サウニエルドゥバル)が逃げ切り優勝を飾った。昨年覇者のリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)は落車によって勝機を失う。

前日の強雨が嘘のように晴れ渡った空。オープンレース参加者を苦しめた台風20号は日本の東に抜け、宇都宮森林公園周回コースは雲一つない絶好のレースコンディションに恵まれた。

観客からの暖かい声援の中、出場15チーム、75人の選手たちが午前10時にスタート。序盤は路面が若干ウェットだが、周回を重ねるごとに太陽が路面を乾かした。

レースは毎年恒例とも言えるスタート直後のファーストアタックで幕開く。まずアタックを仕掛けたのは福島康司(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗)。そして古賀志林道の上りで早くも地元宇都宮出身の廣瀬佳正(スキルシマノ)が飛び出した。

この廣瀬の動きに反応したのがスチュアート・ショウ(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)、佐野友哉(マトリックス・パワータグ)、畑中勇介(日本ナショナルチーム)の3人。最初の頂上通過時点で先頭は4人で、これを追った福島康司と清水都貴(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗)が追いついて先頭は6人に。ここから佐野が脱落し、先頭5人の逃げが決まった。

メイン集団はサウニエルドゥバル、ランプレフォンディタル、ゲロルシュタイナーのプロツアー3チームが集団の先頭に陣取って完全にペースをコントロール。これらのチームが5人の逃げを容認したため、タイム差は広がり続けた。

1周目を終えた時点でタイム差は1分32秒。このタイム差は4周目で最大2分41秒にまで広がった。山岳賞が設定された3周目の古賀志林道はショウが飛び出して獲得。そして6周目は狙っていた廣瀬が確実にモノにした。

清水、福島、廣瀬、畑中、ショウの先頭5人は協力して逃げ続けるが、プロツアー3チームのコントロール網から抜け出すことが出来ない。周回が進むにつれてタイム差は縮小の一途をたどり、ゴールまで5周(ゴールまで66km)を残してタイム差1分49秒に。

そしてメイン集団の追撃が始まった残り3周、遂にレースは本格的に動き出す。スタート地点手前の鶴カントリーの上りでここまで積極的に前を牽いた福島が遅れ、先頭はショウと廣瀬の2人に絞られた。メイン集団がハイスピードで迫る中、先頭2人は残り2周に突入する。

しかしこの勇敢なる逃げも、プロツアーチームのスピードの前には為す術が無かった。古賀志林道の上りに入るとメイン集団は全ての逃げを飲み込み、そこから有力選手が遂に発進する。ディフェンディングチャンピオンのリッコのペースアップによって、先頭集団は一気に縮小した。

リッコに続いたのはマルコ・マルツァーノ(イタリア、ランプレフォンディタル)やファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)、そして全日本チャンピオンの新城幸也(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗)や土井雪広(スキルシマノ)、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)ら13人。平坦区間で後方から15人が追いついて先頭は30人弱に膨れたが、鶴カントリー上りでのリッコのアタックによって先頭は再び11人に絞り込まれた。

そして迎えた最終周回。土井、西谷、新城、宮沢崇史(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗)らが食らいついた先頭11人の中から、ウェーグマンをマークし続けていたリッコがその登坂力を爆発させて古賀志林道で飛び出した。

最後の古賀志林道の頂上はリッコが独走で先頭通過。7秒遅れでウェーグマン、そして9秒遅れで新城が続く。何とか逃げたいリッコ。しかしその気概が仇と出た。先頭を単独で飛ばしたリッコが何と下り区間で落車し、戦線から離脱したのだ。

これにより先頭はウェーグマン、モーリ、マルツァーノ、新城、ヘスス・デルネロ(スペイン、サウニエルドゥバル)の5人になり、遅れて土井を含む数名が合流。リッコを失ったが、2人を揃えたサウニエルドゥバルはここから攻撃に出た。先ずデルネロがアタックし、失敗するとモーリがラスト4kmでアタック。ここからモーリの独走が始まった。

先頭モーリを追って、新城と西谷が追走集団から飛び出す。しかし両者の距離は縮まらず、モーリはペースを崩さぬまま最終ストレートにやってきた。ラスト200mで後ろを振り返るモーリ、しかしそこに選手の姿は無く、歓声に包まれるゴールに何度もガッツポーズを見せて飛び込んだ。

追走していた新城と西谷は後方の集団に吸収され、この中での集団スプリントの結果、ウェーグマンがフランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレフォンディタル)を破って2位に。そして新城が日本人最高位となる5位でゴールした。

落車したリッコはスペアバイクに乗り換え、4分37秒遅れでゴールにやってきた。結果は32位。連覇は逃したが、代わりにチームメートのモーリが劇的な逃げ切り優勝を飾ってみせた。

モーリは1980年9月8日生まれの27歳。プロ入り4年目で遂にプロレース初勝利を掴んだ。3年連続出場するジャパンカップの常連選手で、沿道には「モーリファン」が多いのも事実。その声援に優勝という最高の形で応えた。

レース後の記者会見で「来年はクラシックレースを狙いたい」と述べたモーリ。「優勝者は翌年花開く」というジンクスを持つジャパンカップで優勝した今、ますます注目度が上がること然りだ。

マヌエーレ・モーリ(イタリア、サウニエルドゥバル)
「この勝利を日本のファンに捧げたい。リッコが落車したのは残念だった。でも僕は前を向き、勝つことだけを考えて走ったんだ。ウェーグマンやマルツァーノが追走集団にいたから、決して手を抜くことが出来なかった。ラスト200mで振り返ると誰もいなかったから、そのとき初めて勝利を確信したんだ。シモーニやリッコに続いて優勝者になったことは光栄だ。また、このジャパンカップに戻ってきたいと思う」

ジャパンカップ2007結果
1位 マヌエーレ・モーリ(イタリア、サウニエルドゥバル)      4h05'11"
2位 ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ゲロルシュタイナー)    +06"
3位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレフォンディタル)
4位 ヘスス・デルネロ(スペイン、サウニエルドゥバル)
5位 新城幸也(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗)
6位 ルーベンス・ベルトリアーティ(スイス、サウニエルドゥバル)
7位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)
8位 マルコ・マルツァーノ(イタリア、ランプレフォンディタル)
9位 土井雪広(スキルシマノ)
10位 宮沢崇史(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗)

山岳賞
スチュアート・ショウ(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)3・9周目
廣瀬佳正(スキルシマノ)6周目


ジャパンカップ2007エリート フォトギャラリー

text:Kei.TSUJI
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