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2007/10/24 19:57

パリ〜ブレスト〜パリ2007参加レポート 最終章

エピローグ −ブルベ、PBPへの誘い(いざない)−


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全5回に渡ってお届けしたパリ〜ブレスト〜パリ2007参加レポート。ブルベに魅了された筆者tb1(ペンネーム)がこれからブルベにチャレンジしたい人に贈る最終章は、ブルベの走り方ガイドだ。これを読んでぜひ4年後のパリ〜ブレスト〜パリを目指して欲しい。

■まずは国内ブルベを走ってみよう

ゴール地点のロンポワン
『ゴール地点のロンポワン』
10月6日、PBP主催者サイトに公式のリザルトが発表された。雨にたたられ通しの悪コンディションが考慮されたようで、制限時間をオーバーしてゴールした私も完走の認定をもらうことができた。

私の場合は膝の痛みのせいで後半苦しい道のりとなったが、一方で国内のブルベで多くの経験を積んだ日本人参加者は危なげなくゴールした。PBPは「誰でも気軽に走れる」ものではないが、長距離サイクリングの経験を重ねた者なら、そのスタートラインに立つことは決して難しくはない。

日本国内では、北海道から福岡までの10箇所を拠点に、早春から秋にかけて、数多くのブルベが開催されている。もしPBPやブルベに興味を持たれたなら、ぜひ一度チャレンジしていただきたい。各地のブルベ主催者が選りすぐった、交通量が少なく気持ちのよいルートを、多くのブルベ仲間とともに走ることができるだろう。

■夜間走行が第1の関門

夜間走行には不思議な魅力がある
『夜間走行には不思議な魅力がある』
センチュリーライドの経験があるサイクリストなら、300kmブルベまでならペース配分に気をつければ走りきることができるだろう。しかし400kmと600kmは夜間走行があるので慎重にチャレンジしてほしい。仮眠を取るにしても睡眠時間を削って暗い道を走るのだから注意が必要だ。

意外だが夜間走行には不思議な魅力がある。暗さで視覚が効かないせいか、音や匂いに対する感覚が鋭くなるのだ。景色を眺める楽しみはないけど、寝静まった街をいくつも通り過ぎ、森の香りに包み込まれた峠を越えながら、静かに自分との対話を楽しむサイクリングができるであろう。

■シューペルランドヌールをゲットだ

600kmブルベでは長距離サイクリングの辛さとその魅力を存分に体験することになる。制限時間は40時間。平均時速20kmで走れば走行時間は30時間。残り10時間で休憩、食事、仮眠を配分するのだ。パンクやコースミスのためのマージンも残しておく必要がある。余裕があれば健康ランドなどで数時間仮眠できるが、時間に追われると苦しい旅になる。

1年間に200kmから600kmの4つのブルベを完走できたら、あなたはもう一人前のブルベランドヌール。PBPを主催するACP(オダックスクラブパリジャン)からシューペルランドヌールのカッコイイ認定バッジを貰うことができる(有料)。PBPまでの4年間の間にさらにブルベの経験を積んでいただきたい。

■PBPを目指そう

コース沿道からの熱心な応援
『コース沿道からの熱心な応援』
世界各地で、北米のロッキーマウンテン1200km、イギリスのロンドン−エディンバラ−ロンドン1400km、イタリヤのシチリア島一周1000kmなど魅力的なブルベが開催されているが、その歴史、参加者数、コース沿道からの熱心な応援ぶりから、PBPが最高峰のブルベであることは間違いない。

多くの参加者はPBPを「アマチュア版ツールドフランス」と呼ぶ。フランス一周の規模には及ばないが、その距離はツールの約3分の1の1200km。ツールのように20日間も走り続ける体力と時間はないが、90時間(3日+18時間)なら何とか走りきることができる。

沿道の住民から惜しみない拍手を受け、昔ながらの姿を残すフランスの小さな街を幾度となく通り過ぎていくと、100年以上も前から脈々と続いているPBPの歴史の1ページに自分の名が刻まれていく感じがしてくる。

次のPBPまであと3年と10ヶ月。まだずっと先だが、決して遠い未来ではない。
来年の1月末から2008年の国内ブルベシーズンが始まる。全国各地のブルベで、新たにブルベにチャレンジし始めるサイクリングタイム読者の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。


パリ〜ブレスト〜パリ2007 グラフィックス

photo&text:tb1

←パリ〜ブレスト〜パリ2007参加レポート vol.5
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