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2007/7/26 15:54

ツール・ド・フランス2007

ラスムッセンは解雇、マイヨジョーヌがツールを去る


ラスムッセン
『ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)』
ツール・ド・フランス第16ステージで、マイヨジョーヌを着て劇的な優勝を飾ったミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)。しかしレース後に事態は急展開を迎えた。ツール前の自身の所在について虚偽報告を行なったラスムッセンをラボバンクチームが解雇。これによってマイヨジョーヌがレースを去るという展開に。

ヴィノクロフのアスタナ、モレーニのコフィディスに続いて、遂にはマイヨジョーヌのラスムッセンまでレースを去ることに。ラボバンクのチームウェブサイトが伝えたところによると、ラスムッセンはチームに対してツール・ド・フランス開幕前の練習場所について虚偽の報告を行なっていたとされる。

UCI(国際自転車競技連盟)が取り決める規則によれば、レース外のドーピング検査を確実に受けるため、選手は自身の所在についてUCIに報告しなければならない。しかしラスムッセンはこの報告を怠り、2度のレース外ドーピング検査をスキップした。

第16ステージ前の休息日に行なわれた記者会見でラスムッセンは、UCIとの行き違いが誤解を招いたと弁明した。メディアはこのラスムッセンの責任について弾劾していたが、ラスムッセンは出場を続け、第16ステージで優勝。そして事態は急展開へ。

ラスムッセンは6月の所在地をメキシコと申請していたが、実際はイタリアで練習を行なっていたことが表沙汰になったのだ。ラスムッセンがこのことを認めたため、チームはラスムッセンが嘘をついていたことを把握。事の重大さを受け止めてラスムッセンのレース撤退、ならびにチーム解雇を決めた。

ラボバンクチームはツールに出場し続ける。しかし第17ステージに出場するかどうかは選手たちの判断に委ねるという。アスタナ、コフィディスに続いてチーム全体がレースを去ることも充分にあり得る。

このラスムッセン撤退によってマイヨジョーヌはアルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)の手に渡る。しかしコンタドールが快くマイヨジョーヌを受け取るとは思えない。コンタドールは総合2位カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)から1分53秒のアドバンテージ。総合3位のリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)は2分49秒遅れだ。

第16ステージでライバルたちを打ち砕き、パリでのマイヨジョーヌ、つまり総合優勝に向けて大きな一歩を踏み出した矢先のツール撤退。ドーピング検査に引っかかったわけではない。しかしマイヨジョーヌが不祥事でレースを去るという事は、あまりにも影響が大きい。

text:Kei.TSUJI
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