2006/10/31 14:56
今後この捜査はスペイン司法に任されることになるが、スペイン王立自転車競技連盟としては問題をここで一旦終わらせる。これで事実上今までレースを遠ざかっていた多くの選手たちが復帰することができる模様だ。
ツール・ド・フランス前日のショッキングな除外劇から始まった、ドーピング疑惑にまつわる一斉捜査「オペラシオンプエルト」。一時は「200人近いスポーツ選手が関与している事実が暴かれる」と騒がれたが、これまでに明かされたのは不確かな状況証拠や解明されることのないコードネーム、偽造の可能なファックス文書など、証拠というには不十分な情報に過ぎなかった。
そんななか、スペイン国内でも「これは選手の人権侵害だ」として与党の方針を批判する野党側の声が大きくなり、今回の決定に至った。そしてツール・ド・フランス開幕直前に提出された書類にも改ざんが認められた。
「疑惑を裏付ける証拠が何ひとつ挙がらない」として、先にイタリアではバッソの復帰をオリンピック委員会が認めたのに続き、自転車競技連盟もバッソの復帰を正式に認めると発表している。またこれまでにもツール・ド・フランスの出走を取り消されながらも疑惑の晴れたアルベルト・コンタドール(元アスタナ)らの例もある。
ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)やミケーレ・スカルポーニ(イタリア)、ヨルグ・ヤクーシェ(ドイツ)、ジャンパオロ・カルーゾ(イタリア)らはそれぞれが登録する国の自転車競技連盟の判断を待つことになるが、今回スペインでオペラシオンプエルトの書類が閉じられたことで彼らの解放も間近だと思われる。
ここまでドーピング徹底撲滅を掲げてきたUCI会長パット・マックェイド氏は今回の決定に不服を示し、未だに疑いのかかってきた選手たちに対し契約を結ばないようチームに呼びかける声明を出すなどしているため、選手たちの今後の処遇はまだ楽観視できない状況だ。
ただ、「オペラシオンプエルト」は何の成果も上げぬまま結末を迎えようとしていることだけは確かだ。
ウルリヒやサンチャゴ・ボテーロのようにチームをすでに解雇されてしまった選手の問題、さらに捜査はストップすれど一度落ちた選手のイメージは次期の契約にも大きな悪影響を及ぼすなど、これで信頼回復がなされるわけではない。
またマノロ・サイス元リバティーセグロス監督についてはまだ審査が続けられるようだが、氏の保有する会社アクティブ・ベイがプロツアーライセンスを保持することはほぼ確実と見られており、見込みで立ち上がった新体制のアスタナと、移籍を決めたアンドレアス・クレーデンらビッグネームたちの今後の行方についても状況が変わってきそうだ。これからのストーブリーグ動向からも目が離せない。
今回解放されるプロツアー所属選手たち
・アスタナ
マルコス・セラーノ
ダヴィ・エチャバリア
ホセバ・ベロキ
アンヘル・ビシオソ
イソドロ・ノサル
ウナイ・オサ
・ケスデパーニュ・イリュスバレアレス
コンスタンティノ・サバッリャ
・サウニエルドゥバル・プロディール
カルロス・ザラテ
・Tモバイル
オスカル・セビーリャ
・フォナック
ホセ・エンリケ・グティエレス
ホセ・イグナシオ・グティエレス
・アージェードゥーゼル・プレヴォワイヤンス
フランシスコ・マンセーボ
※上記選手以外にもコンチネンタルプロチーム所属選手などが多くいる
text:Makoto.AYANO
バッソや全ライダー解放 オペラシオンプエルトの結末は「無」
今後この捜査はスペイン司法に任されることになるが、スペイン王立自転車競技連盟としては問題をここで一旦終わらせる。これで事実上今までレースを遠ざかっていた多くの選手たちが復帰することができる模様だ。
ツール・ド・フランス前日のショッキングな除外劇から始まった、ドーピング疑惑にまつわる一斉捜査「オペラシオンプエルト」。一時は「200人近いスポーツ選手が関与している事実が暴かれる」と騒がれたが、これまでに明かされたのは不確かな状況証拠や解明されることのないコードネーム、偽造の可能なファックス文書など、証拠というには不十分な情報に過ぎなかった。
そんななか、スペイン国内でも「これは選手の人権侵害だ」として与党の方針を批判する野党側の声が大きくなり、今回の決定に至った。そしてツール・ド・フランス開幕直前に提出された書類にも改ざんが認められた。
「疑惑を裏付ける証拠が何ひとつ挙がらない」として、先にイタリアではバッソの復帰をオリンピック委員会が認めたのに続き、自転車競技連盟もバッソの復帰を正式に認めると発表している。またこれまでにもツール・ド・フランスの出走を取り消されながらも疑惑の晴れたアルベルト・コンタドール(元アスタナ)らの例もある。
ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)やミケーレ・スカルポーニ(イタリア)、ヨルグ・ヤクーシェ(ドイツ)、ジャンパオロ・カルーゾ(イタリア)らはそれぞれが登録する国の自転車競技連盟の判断を待つことになるが、今回スペインでオペラシオンプエルトの書類が閉じられたことで彼らの解放も間近だと思われる。
ここまでドーピング徹底撲滅を掲げてきたUCI会長パット・マックェイド氏は今回の決定に不服を示し、未だに疑いのかかってきた選手たちに対し契約を結ばないようチームに呼びかける声明を出すなどしているため、選手たちの今後の処遇はまだ楽観視できない状況だ。
ただ、「オペラシオンプエルト」は何の成果も上げぬまま結末を迎えようとしていることだけは確かだ。
ウルリヒやサンチャゴ・ボテーロのようにチームをすでに解雇されてしまった選手の問題、さらに捜査はストップすれど一度落ちた選手のイメージは次期の契約にも大きな悪影響を及ぼすなど、これで信頼回復がなされるわけではない。
またマノロ・サイス元リバティーセグロス監督についてはまだ審査が続けられるようだが、氏の保有する会社アクティブ・ベイがプロツアーライセンスを保持することはほぼ確実と見られており、見込みで立ち上がった新体制のアスタナと、移籍を決めたアンドレアス・クレーデンらビッグネームたちの今後の行方についても状況が変わってきそうだ。これからのストーブリーグ動向からも目が離せない。
今回解放されるプロツアー所属選手たち
・アスタナ
マルコス・セラーノ
ダヴィ・エチャバリア
ホセバ・ベロキ
アンヘル・ビシオソ
イソドロ・ノサル
ウナイ・オサ
・ケスデパーニュ・イリュスバレアレス
コンスタンティノ・サバッリャ
・サウニエルドゥバル・プロディール
カルロス・ザラテ
・Tモバイル
オスカル・セビーリャ
・フォナック
ホセ・エンリケ・グティエレス
ホセ・イグナシオ・グティエレス
・アージェードゥーゼル・プレヴォワイヤンス
フランシスコ・マンセーボ
※上記選手以外にもコンチネンタルプロチーム所属選手などが多くいる
text:Makoto.AYANO

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