2006/4/22 21:08


春のクラシックの最後のレースとなるのは、1892年から行われ“ドワイエンヌ(最古参)”と呼ばれているリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ。歴史は最も古いが大会回数は今年で92回目となる。スタートはベルギーの首都ブリュッセルから東に95km離れたリエージュ。リエージュはフランス語圏ワロン地方のリエージュ州の州都で、ベルギー第4の都市といわれる。
コースはそのリエージュからアルデンヌ高原を南下し、バストーニュで折り返し北上。リエージュにほど近いアンスでゴールするアップダウンが続く260km。
同じくアルデンヌ高原で行われるアムステルゴールドレース、フレーシュワロンヌの中でも、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの上りが一番厳しい。260km中13もの山岳ポイントが設けられており、そのひとつひとつの距離が長い。勾配も選手の背中が並んで見えるほど。その中でもサンロシュの坂は有名で、多くの観客が詰めかける。
ゴール前の上り、セントニコラからゴールまでは約5km。ここの区間が最終的な勝負どころとなる。最も古いクラシックレースに相応しい、難易度が高いゴールだ。
このレースはゴールスプリントよりも一発のアタックが勝利を左右するので。この大会はステージレースを得意とする選手にも勝機がある。
昨年はアレクサンドル・ヴィノクロフ(リバティーセグロス)がこの大会を制している。今年も出場するヴィノクロフは、ブエルタ・ア・カスティーリャ・レオンで総合優勝を果たした際、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2連覇を目指すとコメントしている。
今好調なのはアムステルゴールドレースを制したフランク・シュレク(チームCSC)、フレーシュ・ワロンヌを制したアレハンドロ・バルベルデ(ケースデパーニュ)はもちろん、ワロンヌで2位になっているサミュエル・サンチェス(エウスカルテル)は04年に4位になっているだけに、このレースの走りも心得ているはずだ。
昨年2位のマイケル・ボーヘルト(ラボバンク)。アムステルゴールドレースではまたも表彰台止まりの3位。リエージュでも通算で3度表彰台に上っているが、まだ優勝がない。好調であるのは確かなだけに、注目したい存在だ。
そして、昨年4位で、00年、02年には優勝しているパオロ・ベッティーニ(クイックステップ)。毎年勝負に絡んでいるだけに常に忘れてはならない存在。アムステルゴールドでは果敢な走りをみせたものの、不発に終わっている。ステージレースのシーズンに入る前に、最後のクラシックで大きな1勝を狙ってくるはずだ。
しかし、もうジロ・デ・イタリアが迫ってきているだけに、調子を上げている選手が多く、優勝予想が難しい。ダニーロ・ディルーカ(リクイガス)もフレーシュワロンヌの走りを見ると順調な仕上がりを見せている。もうひとり、イヴァン・バッソ(チームCSC)も過去に表彰台に上がったことがある。
そのふたりのチームメイト、ステファノ・ガルゼッリ(リクイガス)、カールステン・クローン(チームCSC)などもこのコースを得意とするだけに、面白い展開が期待できそうだ。
text:Hajime BEPPU
photo:photo:Fotoreporter Sirotti,Chiho.IWASA


リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2006見どころ
「最古参のクラシック」に強豪揃い踏み。難コース制する強者は?
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| 『2連覇を目指す昨年優勝のアレクサンドル・ヴィノクロフ(リバティーセグロス)』 |
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| 『フレーシュ・ワロンヌを制したアレハンドロ・バルベルデ(ケースデパーニュ)』 |
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| 『アムステルゴールドレースでは失敗に終わっているパオロ・ベッティーニ(クイックステップ)』 |
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| 『ワロンヌでは6位、ジロ総合優勝を目指すダニーロ・ディルーカ(リクイガス)はリエージュではどんな走りをみせるか?』 |
コースはそのリエージュからアルデンヌ高原を南下し、バストーニュで折り返し北上。リエージュにほど近いアンスでゴールするアップダウンが続く260km。
同じくアルデンヌ高原で行われるアムステルゴールドレース、フレーシュワロンヌの中でも、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの上りが一番厳しい。260km中13もの山岳ポイントが設けられており、そのひとつひとつの距離が長い。勾配も選手の背中が並んで見えるほど。その中でもサンロシュの坂は有名で、多くの観客が詰めかける。
ゴール前の上り、セントニコラからゴールまでは約5km。ここの区間が最終的な勝負どころとなる。最も古いクラシックレースに相応しい、難易度が高いゴールだ。
このレースはゴールスプリントよりも一発のアタックが勝利を左右するので。この大会はステージレースを得意とする選手にも勝機がある。
昨年はアレクサンドル・ヴィノクロフ(リバティーセグロス)がこの大会を制している。今年も出場するヴィノクロフは、ブエルタ・ア・カスティーリャ・レオンで総合優勝を果たした際、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2連覇を目指すとコメントしている。
今好調なのはアムステルゴールドレースを制したフランク・シュレク(チームCSC)、フレーシュ・ワロンヌを制したアレハンドロ・バルベルデ(ケースデパーニュ)はもちろん、ワロンヌで2位になっているサミュエル・サンチェス(エウスカルテル)は04年に4位になっているだけに、このレースの走りも心得ているはずだ。
昨年2位のマイケル・ボーヘルト(ラボバンク)。アムステルゴールドレースではまたも表彰台止まりの3位。リエージュでも通算で3度表彰台に上っているが、まだ優勝がない。好調であるのは確かなだけに、注目したい存在だ。
そして、昨年4位で、00年、02年には優勝しているパオロ・ベッティーニ(クイックステップ)。毎年勝負に絡んでいるだけに常に忘れてはならない存在。アムステルゴールドでは果敢な走りをみせたものの、不発に終わっている。ステージレースのシーズンに入る前に、最後のクラシックで大きな1勝を狙ってくるはずだ。
しかし、もうジロ・デ・イタリアが迫ってきているだけに、調子を上げている選手が多く、優勝予想が難しい。ダニーロ・ディルーカ(リクイガス)もフレーシュワロンヌの走りを見ると順調な仕上がりを見せている。もうひとり、イヴァン・バッソ(チームCSC)も過去に表彰台に上がったことがある。
そのふたりのチームメイト、ステファノ・ガルゼッリ(リクイガス)、カールステン・クローン(チームCSC)などもこのコースを得意とするだけに、面白い展開が期待できそうだ。
text:Hajime BEPPU
photo:photo:Fotoreporter Sirotti,Chiho.IWASA
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