ブエルタ・ア・エスパーニャ第10st:荒れた展開のスプリントはパンチャーによる決着へ!ステージを制したのはトロンション!ファン・アールトは4位でポイント加算も勝利は逃す
長いグランツールのステージでは、全く予測のつかない展開と予想外の勝者は必ず生まれるものだ。そしてこの第10ステージ、スプリントー共演の予想は大きく外れ、パンチャーたちによるスプリントバトルが繰り広げられた。その結果誰も予想すらしなかったバスティアン・トロンション(グルーパマFDJユナイテッド)が先行した二人の早仕掛けをゴールライン手前でかわし、見事にステージステージ優勝という大金星を挙げた。ゴール直後には感極まって号泣、これこそがいかに選手たちにとってグランツールのステージ優勝が価値と意味があるかという証拠だ。

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マグナス・コルト(Uno-Xモビリティ)とシクロの鉄人の息子、ティボー・ネイス(リドル・トレック)がそれぞれ2位と3位に入り、ステージ4位にはワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)が食い込みポイントをさらに積み重ね、ポイント賞ジャージを死守している。
レースは残り1㎞で飛び出したユフゲニー・フェドロフ(XDSアスタナ)とハビエル・アズパレン(ピナレロQ36.5 )の二人が快調に先行していく。このまま逃げ切るかとも思われたが集団の勢いが勝り、ゴール前で一気に加速したスプリント争いに飲み込まれていった。この日はすでに2勝を挙げているマシュー・ブレナン(ヴィズマ・リースアバイク)がファン・アールトをアシストすべく懸命の走りを見せたが、あまりも落ち着きのない展開にヴィズマ・リースアバイクの隊列は早々と崩壊してしまった。最後は他パンチャーたちとの真っ向勝負となったが、トロンションが鮮やかにど真ん中を一気に駆け抜けて見せた。しかし勝利できずとも目的を達したのはファン・アールト、チームは最終的なポイント賞争いの為にきっちりとポイントを積み重ねていく戦略を見せそうだ。

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このステージで何度となく仕掛けたのはUAEチームエミレーツXRG、エースのタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツXRG)を勝たせるだけの為に形成されたチームだったこともあり、目的を失ったことでチームは戦略を転換、ステージ優勝狙いへと切り替えた。ジロ・デ・イタリアではその戦略がはまりステージ勝利を積み重ねたが、ここブエルタ・ア・エスパーニャでは昨日のステージに続き、まだ空振りに終わっている。

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バスティアン・トロンション
「スプリントを開始してゴールで締めくくれたよ。でも実は僕の前に選手が先にゴールしていたのかがわかってなくて、だからガッツポーズがこじんまりとしたんだよ。今日はうちのエースのマルティンから”死ぬ気で走れ”と言われていたからね。本当にクレイジーな一日だったよ。」
第10ステージ順位
1位 バスティアン・トロンション(グルーパマFDJユナイテッド) 4h07’41”
2位 マグナス・コルト(Uno-Xモビリティ)
3位 ティボー・ネイス(リドル・トレック)
4位 ワウト・ファン・アールト(ヴィズマ・リースアバイク)
5位 アレッサンドロ・ロメル(XDSアスタナ)
6位 ハビエル・アズパレン(ピナレロQ36.5 )
7位 フィン・フィッシャー・ブラック(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ)
8位 オールイ・アルラール(モビスター)
9位 ヨルダン・ラブロッス(デカスロンCMA・CGM)
10位 ユーゴ・ホフステッター(NSNサイクリング)
ブエルタ・ア・エスパーニャ)総合順位
1位 エンリック・マス(モビスター) 32h41’44
2位 プリモズ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグロエ) +1’18”
3位 フェリックス・ガル(デカスロンCMA・CGM) +1’39”
4位 オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス) +2’20”
5位 リチャード・カラパズ(EFエデュケーション・イージーポスト) +3’26”
6位 マティアス・スケルモース(リドル・トレック) +3’55”
7位 セップ・クス(ヴィズマ・リースアバイク) +4’09”
8位 ハロルド・テハダ(XDSアスタナ) +4’39”
9位 グレゴール・ミュールベルガー(デカスロンCMA・CGM) +7’33”
10位 ヤコブ・オムルツェル(バーレーン・ヴィクトリアス) +8’05”
H.Moulinette












