フレーム各部にエアロ形状を採用。まず注目すべきは、ひねり強度が高く・空気抵抗軽減が図られたシャープエッジデザイン採用のインテグレーテッドシートポストだ。

シートポストを挟んで固定していた従来のタイプでは、挟まれる部分に強度を持たせる必要性があった。しかし一体型になったことで、シートチューブ〜サドルの付け根までの間で自由に剛性感を調整することが可能に。シッティング時の剛性が60%向上し、バランスのいい剛性感を実現。重量的にも軽量化に成功した。

一体型のインテグレーテッドシートポストを採用。サドルを取り付けるためのヤグラの向きを逆にすることで、前乗りポジションのサドル位置にチェンジすることも可能(リバーシブルサドルポジション)。タイムトライアルやトライアスロンにも使用することが可能
ヘッドチューブ下側のスーパーオーバーサイズ化によってヘッド周りの剛性を高め、フォークの適度な高剛性化を実現。

ヘッド周りの高剛性化はコントロール性の向上につながる。またフォークの剛性もコントロールしやすくなり、剛性と振動吸収性のバランスに優れた乗り味を生み出すことにも成功。ブレーキ性能も向上し、とくに下りコースでの安定感は抜群だ。下りでの安定感は、レース全体へのアドバンテージへとつながっていく。
ヘッドを貫通するようにワイヤーがつながっていく。見た目の美しさはもちろんのこと、固定金具がなくなったことにより、さらに空気抵抗の軽減が図られている
BB周辺のダウンチューブは強く扁平した形状を採用。全体的にボリュームもあり、高い剛性を生み出している。

ノアは、ヘッドやBB周辺部分などとチューブ部分とが別パーツで作る「チューブ トゥ チューブ製法」を採用。通常、ノアのようなエアロ形状の強いフレームでは縦方向に強い剛性感が生まれ、振動吸収性を生み出すことは難しい。しかし各部に適切な性質を持ったカーボンを配しやすいメリットのあるこの製法によって、適度な振動吸収性も同時に得ることに成功した。

「乗った瞬間に感じる一瞬の驚きではなく、長時間、乗り続けたときに体感できる感動」と表現することもできる、すべての性能が高い次元でバランスの取れた乗り味が魅力だ

Q:ノアの優れている点は、どんなところだと思われますか。

ノアの優れている点は、非常に剛性の高いフレームで、スプリンターとしてボクが求めている剛性・反応性の良さを感じられることだね。ペダルを漕ぐと、地面を捉えるのにタイムラグがなく、ゴールラインに向かってよく進んでいく。ノアの乗り味は非常に硬く、スプリンターとして、ボクがまさに求めているものなんだ。かなり好きな乗り味だね。

Q:ノアは、走行時のパフォーマンスにどのような影響を与えているのでしょうか?

ボクが考えるには、スプリント時に数メートルの加速を得ることができるんだ。これはただ単にスプリントでの勝ち負けに影響するだけではなく、数ミリ単位での勝利にも違いが出てくることになる。つまり、(ゴールスプリントでの結果に)明らかな違いが生まれてくるんだ。

Q:ノアの優れている点は、どんなところだと思われますか。

ボクが初めてノアに乗ったのは、昨年のツール・ド・スイスと2006年のツール・ド・フランスでのこと。非常に剛性は高いにも関わらず、乗り味はとてもスムーズと感じたね。個人的に好きな乗り味だよ。

Q:ノアは、走行時のパフォーマンスにどのような影響を与えているのでしょうか?

まず剛性が高く、非常に軽量だということを言っておきたい。とくにフロントトライアングルの剛性があり、そのためハンドリングが軽く、安定感があるので、コントロールしやすい。これはロードバイクにとって、とても重要なことだよね。

Q:他のバイクと比べてどうですか?

他のバイクよりも、とくに速度を自然に出すことができ、コントロール性が高く、さらに乗車時のバイクとライダーとの一体感を感じる。剛性の高さは、筋肉の動きをダイレクトにパワーに変えていく感じだね。