−今乗っているピナレロ・プリンスについての印象を聞かせてください。

バルベルデ ピナレロ・プリンスは、今までに僕が乗ったバイクの中ではもっとも素晴らしいバイクの一台だということは間違いない。そして今、世界でもっとも素晴らしいバイクだと思うよ。


−あなたが経験した今までのバイクとは何が違いますか?

バルベルデ より軽く、より強くなったことだね。今までにチームで乗っていたピナレロ・パリ・カーボンも充分に素晴らしかったけれど、プリンスはそれより軽くなったにもかかわらず、さらに剛性が上がっている。軽さと強さはロードバイクのもっとも大切な要素だからね。


−軽くて強いバイクにめぐり合うのは難しいことなんでしょうか?

バルベルデ 軽いバイクは弱い、剛性のあるバイクは重い。今まではそのどちらかだった。でもプリンスカーボンは両方を満たしているんだ。

グランツールなどで、山岳ステージだけのために特別な軽いバイクに乗り換えるのは極めて普通のことだけど、プリンスならこの一台で平坦ステージも山岳ステージにも対応する。僕の得意とするスプリントにも充分な剛性でパワーを受け止めてくれるんだ。スプリントに対する強さという点では、僕よりも強いゴールスプリンターが乗ってもビクともしないだろうね。


−他に気に入っているところはありますか?

バルベルデ コーナリング性能も素晴らしいんだ。ハイスピードでのダウンヒルもバイクが自分の手足の様に、意のままに操れる。それはピナレロのマシンすべてに言えることだけど、設計が優れているんだ。それはロードレースの世界で鍛え上げられたからだろうね。


−ピナレロ・プリンスはグラマラスで独特な形状をしていますが、そのスタイリングについてはどう思いますか?

バルベルデ さすがのイタリアンデザインだと思う。とにかく"魅力的"だね。僕はこの美しいデザインがとても気に入っているんだ。

デザインやフォルムは性能とは関係ないという人がいるけれど、それは違うね。この美しいバイクに乗っていると気分が高揚して速く走れるような気がする。つまり美しさやスタイルもバイクの性能のひとつなんだ。

−ピナレロというブランドについて印象を教えてください。

バルベルデ まずこのプリンス・カーボンのような素晴らしいバイクを造れるメーカーであること。ファウスト・ピナレロが僕のためにしてくれたグッジョブに対して感謝しているよ。ピナレロは僕の故郷スペインが生んだチャンピオン、ミゲール・インデュラインをはじめとした偉大なレーサーたちが乗ってきたブランドだ。今それに乗れるのはとても光栄なことだと思う。そして僕もピナレロに乗るからには、それらの偉大なチャンピオンのようになりたいと思っているよ。


interview:Makoto.AYANO/CYCLINGTIME.com
16sept.2007 Tignes FRANCE