フレーシュ・ワロンヌとリエージュ〜バスト〜リエージュという、春のクラシックのメジャータイトルを2連勝で飾ったアレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ・イリュスバレアレス)。

将来を約束されたスペインのヒーローは、アルデンヌ地方で行われた2つのプレステージある難レースを余裕をもって勝利し、プロツアーリーダーに躍り出た。バルベルデとケスデパーニュ・イリュスバレアレスが乗るのが、ピナレロ・パリカーボンだ。

自分にとって3台目となるピナレロが、今シーズンの相棒になるパリカーボンだ。今までにドグマ、プリンスSLと乗ってきたが、このパリカーボンもピナレロ特有の乗りやすさを感じることができる。まずこれが完成度の高い証拠だろう。

最初の出会いのとき、カーボンと聞いて、前に乗ったことがある他社のカーボンフレームのことを思い出した。そのフレームは「たわみの反動」を使って走るような感じだったので、そのイメージでパリカーボンに乗ってみると、全く感じが違った。

一口で言って、グッと踏み込んでスパッっと伸びる。まるでアルミとカーボンの中間のような感覚なのだ。

そう、それはマグネシウム製のドグマのフィーリングに近いものだった。聞くところによると、ピナレロの開発者はマグネシウムに近いフィーリングを出すためにカーボンを使用したのだという。

確かにドグマの乗り心地をアルミやクロモリで出すことは難しい。しかしそれを従来のカーボンではなく、高剛性の46HM3Kのカーボンを使用することによってソフト感とハード感の両方を演出することができるのだという。そのあたりのノウハウは常にレースの世界でバイクを鍛え上げてきたピナレロならではなのだろう。

さすがにフルカーボンということもあり、振動吸収性は良い。ドグマも振動吸収性は良かったのだが、さすがのマグネシウムもカーボンの特性には敵わないところがある。

そのおかげで、長距離を乗ったときの疲労も軽減されて、長距離のトレーニングもストレスなくこなせるようになった。

また、特筆すべきはヘッド周りの剛性感だ。ドグマに乗ってからというものオンダフォークの恩恵で下りが攻めれるようになったが、パリカーボンはそれ以上かもしれない。46HM3Kカーボンの剛性、カーボンの衝撃吸収性、オンダフォークの高剛性。下りを速く走るための条件がすべて揃っている。

今まで以上に下りを攻められる・攻めたくなる切れのいいコーナーリングを演出してくれるのだ。

そして何より気に入っているのがフォルムとカラーの美しさだ。パリ・アルミを継承した曲線の美しさ。シンプルでいてシャープ、かつ攻撃的なカラーリング。停めているバイクからも躍動感さえ伝わってくるイタリア彫刻のようなデザイン。レーサーとしての本能を掻き立てられ、所有する喜びさえ与えてくれる。

ピナレロ・パリカーボンは、美しさと攻撃性、異なった2面を併せもったバイクだと思う。
マテリアル Carbon 46HM3K
フロントフォーク Onda Carbon 46HM3K 1" 1/8 integral system
リアステイ Onda FP Carbon 46HM3K
フレーム重量 990g(Size 54)
ボトムブラケット MOst Croxover(ITA規格)
サイズ 42.5SL, 45.5SL, 50, 51.5, 53, 54, 55, 56, 57, 59.5
在庫カラー レプリカ、レッド、ブルー
受注発注カラー ネイキッド、バルベルデホワイト
MY WAYカラーオーダーシステムも選択可能:+52,500円
フレーム付属品 MOst 46HM3K フルカーボンシートピラー、インテグラルヘッドパーツ
フレームセット販売 希望小売価格:535,500円(税込510,000円)