例えば機能満載のDVDプレーヤー。多くのボタンを備えたリモコンだが、押したことのあるボタンを数えれば10にも満たない。そしてボタンが多いことで押したいボタンが見つけにくくなっている。多機能がゆえに本当に必要な機能にアクセスしづらい。こんな経験をした人は少なくないはずです。

キャットアイは考えました。「多機能を詰め込んだサイクロコンピュータも、果たしてその機能が使いこなされているのだろうか?」と。ロードバイクに乗る人すべてが本当に必要とする機能だけに絞り込み、もっと操作を簡単に、分かり易いものにしたい。誰もが考えることなく直感的に操作でき、求める機能に簡単にアクセスできること。そうすれば本当に使いやすいサイクロコンピュータになる。それがストラーダシリーズの開発の出発点でした。

テーマは「ブレインレス」。走りに集中しているときも、頭で考えることなく操作ができること。それがキャットアイ・ストラーダです。

キャットアイ・ストラーダは、コンピュータ本体上面に操作ボタンのない設計。ボタンは本体裏側に備わり、本体をクリックすることでそのボタンが押される構造になっています。

操作は極めてシンプル。本体をクリックするだけです。そのたびに次々と計測機能が切り替わります。従来のコンピュータのように、機能ごとに割り当てられたボタンをどう押せばいいか迷うこともありません。そしてボタンが消えたことで、従来製品よりボディが小さくなったにもかかわらず、液晶画面は大きくすることができたのです。

ロードバイクで使うことを前提に考え、どんな乗り方にも共通する機能だけに絞り込んでいく。余計な機能を省くことで、本当に必要とする機能にアクセスしやすくする。

エントリーユーザーであっても説明書なしでいきなり使いこなせること、かつ上級者にとっても最低限必要な機能が揃っていること。

ベーシックモデルのストラーダは、走行速度、走行時間、区間距離(2つのセットが可能)、積算距離、最高速度、平均速度、時計という6つの基本機能を備えます。ストラーダ・ケイデンスにはケイデンス(ペダル回転数)機能が付加されます。

操作の簡単な「ClickTec™(クリックテック)」とあわせ、本当に使いやすいコンピュータが生まれました。

今、初心者だから安価なバイクを買うという時代ではなくなっています。ロードバイクのデザインは近年大きく変化し、ますますハイセンスになっています。アクセサリーに求められるのも、よりテイスティなデザイン。たとえ100万円のロードバイクに取り付けても、見劣りしないデザインと質感を備えたサイクロコンピュータにしたい。シンプルでいて高級感のあるデザインを目指したストラーダシリーズ。コンパクトなボディサイズも実現。本体重量はわずか18gです。
ストラーダシリーズの取り付けはツールレス(工具要らず)です。本体をマウントする「Flex-Tight(フレックス・タイト)」ブラケットは指でダイヤルを締め込むだけの簡単さ。ハンドルバーとステムのどちらにも取り付け可能。しかもひとつのブラケットでオーバーサイズ等にも対応、ハンドルやステムのパイプ径を問いません。
走行時の走行速度が時速で表示される。サイクロコンピュータのメイン機能。
店長の一言!
「走行時いま何km出ているのか、ということがわかるだけで楽しいもの。サイクロコンピュータが楽しいものだと漠然と思うのはこの走行速度表示のおかげでしょうね」
 
これまでの走行における最高速度が時速で表示される。
店長の一言!
「走っていて自分ですごく速度が出ていると感じる時はありますよね。ただそれは、速いと感じているだけに速いのであって、走りながら速度表示を見るのは危険。そこでこの最高速度の記録機能があれば止まった時に確認できるので、休憩時の楽しみになります。」
   
計測を開始してからの平均速度が時速で表示される。
店長の一言!
「自分がいつもどれくらいのスピードで走れるかがわかることで、ツーリングの計画が具体的になります。『何km走ったら、ゴールまではあと少しだから美味しいものでも食べよう』なんて。あとは有酸素運動の能力の向上の目安になります。1時間走って平均速度が25kmだった人が28kmまで上がるということは、相当な有酸素運動能力の向上ですよね。」
 
計測を開始してからの走行距離が表示される。
店長の一言!
「ツーリングのときに目的地までの残りがあと何kmかがわかるとペース配分がしやすいですよね。まだ残り距離があるから抑えとこうだとか、もうちょっとだから頑張って走ろうだとかね。あとはもちろん距離がわからないツーリングでは、走った後に距離を見て『あぁこんなに走ったんだなぁ』っていう達成感を味わえます。」
   
計測を開始してからの総走行距離の合計が表示される。
店長の一言!
「新車を購入した時に積算距離をリセットして、この自転車はこれまで何km走ったのかという自動車の積算距離と同じ使い方ができます。あと、自動車のメーターとは違ってリセットができるのがサイクロコンピュータの特徴なので、これを活かして毎年新年にリセットすることで、この1年の間に何km走ったのかがわかる『元旦リセット』もオススメです。」
   
   
走行時現在の走行時間が表示される。
店長の一言!
「時計機能に似ていますが、ツーリング時に定期的な休憩を取るとか、忘れがちな水分や空腹前に摂りたい補給のタイミングをはかる時に重宝しますね。」
   
   
1分間あたりのペダルの回転数が表示される。
店長の一言!
「ペダリングのリズムをつかむための"メトロノーム"のような機能です。基本は毎分90回転以上ペダルを回すことと言われていますが、これが簡単ではない!ケイデンス機能を使うことはペダリング技術習得の近道です。」
 
今現在の時間が表示される。12/24時表示が選べるものも。
店長の一言!
「腕時計を外して楽しむ気ままなツーリングの時でも、お目当てのレストランのランチタイムに間に合うかだとか、日没まであと何時間かだとか、時間がふっと気になった時に腕時計が無くてもサイクロコンピュータを見ることで助かりますね。」
サイクロコンピュータがあると、自分の走った成果が数値で表れるので、友達や仲間にこんなサイクリングをしてきたよと報告するときに便利。どれだけ走ったか自慢だってサイクリングの立派なお楽しみ要素。
最高速でどれだけ出せるかチャレンジは僕、昔よくやりました。でもそれはコンピュータを見ながら走るんじゃなくて、前をちゃんと見ながらがむしゃらにペダルを踏み倒すようにしました。後から確認する楽しみもあるし、なにより危険な走りは避けるようにしないといけませんね。
サイクロコンピュータには有線のものと無線のものの2種類ありますが、マウンテンバイクでは無線のものをお勧めします。たるんだコードが枝などにひっかかって思わぬトラブルを招くことがあるので。あとよく輪行で使うバイクなら、無線のものがバイクを分解するときに簡単でいいですね。逆にブルベ(長距離サイクリングイベント)を走る場合には、どんな場合でも確実に機能することが求められるのでシンプルな有線のコンピュータが定番です。
三上和志・みかみかずし
埼玉県飯能市のプロショップ、サイクルハウスMIKAMIの店長。自身もマウンテンバイクXCのエリートクラスで走るレーサーで、その豊富な実走経験による的確でわかりやすいアドバイスは定評がある。今回はメカニック・走る人の両面からサイクロコンピュータについて解説。
サイクルハウスMIKAMI 埼玉県飯能市柳町3-11 TEL・FAX 0429-74-4490 HP http://www.mikami.cc/
まずコンピュータブラケットの取り付けが簡単です。ハンドルにもステムにもどちらにも取り付けられるのがうれしいですね。というのも、ステムにコンピュータを取り付けられればハンドルにはライトを2個つけることもできたりと、他のアイテムを取り付ける自由度が増しますから。
ケイデンス機能が付加されたストラーダ・ケイデンスは、センサーが2つになることと、コードが長くなるぶん取り付ける作業は増えますけれど、これをどう配線するかを楽しんでやってみて欲しいですね。メカニックとしては、サイクロコンピュータの配線をどれだけスムースにとり回すかが職人のウデの見せどころだと思って作業しています(笑)。
取り付けてからコンピュータを起動するまでのセットアップもやりやすいですね。説明書通りにやれば本当にすぐ設定が完了します。そして、コンピュータ本体はコンパクトなのに、表示される文字が大きくて画面が見やすい。ステムよりも幅の無いくらいの本体のデザインは、すっきりしていてカッコいいですね。(三上さん談)