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2008/12/30 16:19

アメリカ、2009年2月14日〜22日

ツアー・オブ・カリフォルニア2009−2.HC レースプレビュー&アップデートレポート


コースマップ
『コースマップ』
今回で4度目を迎えるツアー・オブ・カリフォルニアの大まかなレイアウトは、すでに知られているが、詳細なルートは最近になって発表されたばかりだ。今大会の変更には、2月14日土曜日にサクラメントで行われるプロローグのタイムトライアルや、女子のレースが3つのクリテリウムによる3日間のNRCステージから、1つのクリテリウムへ減少したことなどが含まれている。

レースのテクニカルディレクターであるチャック・ホッジは、「これまでよりも均等なレースになった。言い方を変えるなら、多くのステージで接戦となるだろうね。言うまでもなくタイムトライアルではいつも接戦が展開される。これは過去と同じコースだ。しかし、大きな変更は、最後にパレードレースがないことだ」とコメント。

2009年のコース

今年のコースでは、最初の2大会のようなパレードステージがない。昨年の最終ステージは山登りとなっていた。今年の山岳ステージについて、ホッジはより重要性を増しており「今回のパサデナへの登りはそんなに厳しいものではない。20マイルの緩やかな登りだ。パロマーは、本物の登りだが、これを少なくともカテゴリー1やHCとするかは分からない。ハミルトン山の近くに行くが、下りはテクニカルではない。だが、距離があり、高速となる。また、ゴール前にはもう1回登りがある」と語っている。

彼はファンと選手たちから、ここ数年の山頂ゴールについて尋ねられると、多くの論理的で政治的な意向が影響していると発言。ホッジは、このステージでは多くの人が興奮できるとし「山頂ゴールができる場所を探すのは大変だが、私たちはこのステージで山頂ゴールを行う。また、サンディエゴへ下っていくコースも楽しみな道のりだ」と述べている。

過去3大会、全てレースはプロローグから始まり、最初の2ステージがショートコースだったが、サンフランシスコのコイトタワーに登った。サクラメントにはこのような道のりはないが、3.9kmのプロローグは徐々に登っていく。



第1ステージは新しくなり初めてデイビス市から、毎年第1ステージのゴール地点となっているサンタローザへと西へ向かって進む。サウサリトの海岸沿いへのルートが始まると、コースはすぐにマリンカントリーまでの登りとなる。第1ステージは、モンティセロダムへ向かう最初の山岳王を決める戦いが始まるまで緩やかな登りが始まるまで35kmの平坦なコースを走る。ステージのゴール地点はサンタローザで、2度レースを制しているリーヴァイ・ライプハイマーの地元であり、2007年に「リーヴァイルール」と呼ばれる騒動が起きた場所としても有名だ。



第2ステージは、第1ステージで通った所からスタートし、逆の方向へと進みポスター用の写真に使われるようなコースとなっている。これは、主催者がゴールデンゲートブリッジを取ってサンフランシスコ湾を通り、市内に入っていく道のりを設定しているからだ。ゴールデンゲートブリッジを渡る間は、通常のレース前、みんなで並走するセクションの一部となる。他には評判が悪かったモントレーからサンルイス・オビスポへと向かうステージに変わってハイウェイ1号線を通る新しい海岸ステージでも同じようなセクションがある。186kmのコースは、トゥニタスクリークロードとボニードーンロードという2つの登りがあり、2番目の登りはゴール近くだ。そのため、サンノゼのゴールと似たようにゴール地点は高速の下りとなっている。



サンノゼでのゴールは面白く、その光景がなくなることはない。今回のサンノゼは、第3ステージのスタート地点となっている。そしてこのステージでは、全187.7kmのうち、最初の15kmは人気のあるシエラロードへの登りだ。昨年の同ステージのスタート地点だったモデストのような風に見舞われるだろう。昨年とは違うルートだが、コースの内容はほぼ正反対となっている。最後の70kmはスプリンターにとっては完璧な全くの平坦な道のりだ。



第4ステージは、マーセド、クロビスと新しい2つのホストシティ、シエラの新しい山岳コースと、多くの変更点がある。4つの山岳ポイントと2つのスプリントポイントがあり、両部門の戦いで重要な日だ。総合リーダーは、タイムトライアルの前に差を詰められないため自分のレースをする必要がある。



第5ステージは216.1kmと最長コースで、その内の80kmが平坦だ。だが、強風が吹く地形で、まるで山を登っている感じだ。ゴール地点は、丘を下り、2つのスプリントポイントを通過した後で強風により、平坦な道でのスプリント争いのようになるだろう。総合争いの選手は、全て翌日のタイムトライアルに備えスピードを出す。



第6ステージのタイムトライアルが、再びソルバングで開催され、折り返しコースとして知られているサンタイネズバレーを通る。一般的なショートコースとなる24kmで、バラード渓谷へと登る急勾配のコースとなる。そしてテクニカルな下りと続き、いつもトップ選手たちのタイム差が広がっていく。



2008年の最終ステージは、サンタクラリタからパサデナへと向かうコースで興奮をもたらすドラマチックなステージだった。エンジェルズ・ナショナル・フォレストでは悪天候となり、ロサンゼルス郊外へと進む15マイルの下りは困難で長いとても挑戦的な道のりだった。第7ステージのミルクリークの頂上は、もし、総合王者、山岳賞の争いが競っている状況だったら、熾烈な戦いの場となる。そしてロースボウルの周辺となるゴール地点のサーキットでは、昨年ジョージ・ヒンカピーが追ってきた集団を引き離しての逃げ切り勝利という劇的なドラマが起きている。



生まれ変わった第4回ツアー・オブ・カリフォルニアの最終第8ステージは、ロンチョバーナードからエスコンディドとこれまでより南での開催となる。計155.8kmで4つの登りがあり、最も高い地点はパロマー山(5,123フィート)だ。コースの詳細はまだ決定していないが、パロマー山の登りは距離が11.7マイル、傾斜度は7%、高さでは4,200フィートを上がり、ほぼ半分までは21以上の方向転換を必要とするジグザグ道となっている。最後はサーキットではなく、1台でゴールするようになっている。



2009年大会の有力スター選手

ステージ優勝のリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ)が表彰台に上がる
『ステージ優勝のリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ)が表彰台に上がる』
笑顔で記者会見に応じるイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)
『笑顔で記者会見に応じるイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)』
2009年大会の有力スター選手といえば、前回王者のリーヴァイ・ライプハイマーがアスタナの新しいチームメイトであるランス・アームストロングを伴って戻ってくる。アームストロングは、ライプハイマーがイバン・バッソ(リクイガス)、ジョージ・ヒンカピー(チームコロンビア)、ファビアン・カンチェラーラ(サクソバンク)やクリスチャン・バンデヴェルデ(ガーミン−スリップストリーム)や他のトップ選手からタイトルを防衛する手助けとなるだろう。

全750マイル(1207km)、9日間のステージレースには、プロツアーの上位8チームを含む複数の国からワールドクラスのチームが参加する。先週レース主催者は、クィックステップ、ラボバンク、AG2R−ラモンディアルもエントリーしたことを明らかにしている。

チームコロンビア・ハイロードのボブ・スタプレトンオーナーは、「私たちは、トップ選手で構成する強力な陣容だ。アムゲン・ツアー・オブ・カリフォルニアは、選手たちが実力を発揮できる素晴らしいステージを用意してくれている。この大会は、アメリカのスポーツサイクリング、スポーツ界全体にとって大事な存在だ」とコメント。いくつかのプロツアーのチームは、カリフォルニアでシーズン前のトレーニングを行っている。そしてアメリカ中からトップ選手たちのトレーニング風景を見に来ている。

また、今大会はUCIプロツアーのチームと、主にアメリカ国内のレースに参加しているチームが戦える場でもある。2009年ツアー・オブ・カリフォルニアは最も多様性に富み、実績を誇る選手たちが参加するアメリカで開催されるステージレースの1つ。全参加チームは1月に発表される予定で、最終メンバー登録の期限は2月だ。

レースのプレゼンターであるAEGスポーツのアンドリュー・メシック代表は、「私たちは、世界のトップレベルで活動している最高のチームたちを招待した」と、参加チームのレベルの高さに自信を見せる。4回目の今大会は、2009年2月14日から22日まで世界トップのプロチームがサクラメントからサンディエゴまで走るレースだ。

text:Valentino Sebic
translation:Eiichi Suzuki
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