2008/10/24 7:23


ついにツール・ド・フランス2009の全貌が明らかに。先立って発表されていた通り、グランデパール(スタート地点)はコートダジュールのモナコ公国。プレゼンテーションには同国のアルベルト王子も出席した。
初日はテクニカルな15kmで行なわれる個人タイムトライアルだ。その後は平坦ステージをこなしながら地中海に沿って南下。レース4日目には、久々の復活となるチームタイムトライアルがモンペリエの38kmコースで行なわれる。
スペインに突入する第6ステージは、多くのプロ選手が居を構えるジローナからバルセロナまでの平坦コース。ゴール地点はモンジュイックの丘の上であり、軽量級スプリンターやダッシュ力のあるオールラウンダーたちにステージ優勝のチャンスが巡ってくる。
翌日からは本格的な山岳がスタート。3つ設定された頂上ゴールの一つ目、第7ステージはバルセロナからアンドラ・アルカリスまでの大会最長224kmのステージだ。標高2240mアルカリスのゴール地点に向かって、平均勾配7.1%の上りが10.6kmに渡って続く。ここではマイヨジョーヌを懸けた山岳バトル第1ラウンドが繰り広げるだろう。
続いて標高2408mアンバリラ峠を通過する第8ステージ。アスパン峠とツールマレー峠を通過する第9ステージ。これらピレネーでの山岳3連戦を終えると、フランス中部のリモージュまで大移動し、ようやく1回目の休息日だ。
第2週目は平坦ステージをこなしながら東に向かう。第15ステージはスイス・ヴェルビエの頂上ゴールが登場。ヴェルビエは平均勾配7.1%の上りが8.8km続き、この頂上ゴール2戦目を終えると2回目の休息日を迎える。第2週は比較的穏やかだ。
第3週は畳み掛けるように重要なステージが連続する。第16ステージは大会最高地点の標高2473mグラン・サン・ベルナール峠を越えてイタリアに入国。更にプティ・サン・ベルナール峠を越えてフランスに国内にゴールする。ロズラン峠やコロンビエール峠など5つの山岳が連続する第17ステージを終えると、休む間もなくアヌシーの個人タイムトライアルだ。
最終日前日の第20ステージは、今大会の目玉であるモンヴァントゥーの頂上ゴールが登場する。瓦礫に覆われたその姿から「死の山」と畏怖されるモンヴァントゥーは標高1912m。平均勾配7.6%の上りが21.2kmに渡って続く。これまで数々の名勝負を生んだこの名峰がマイヨジョーヌ争いの総決算。最終日はお馴染みパリ・シャンゼリゼにゴールする平坦ステージだ。
レースはモナコ公国、フランス、スペイン、アンドラ公国、スイス、イタリアの6カ国を通過することになる。特徴はチームタイムトライアルが復活したこと、そして個人タイムトライアルの距離が比較的短いこと、そして最難関モンヴァントゥーが最終日前日に設定されていること。モンヴァントゥーがマイヨジョーヌ争いの鍵を握る。レース終盤に大逆転も起こりうるコース設定だ。
各賞ジャージに変更は無し。ボーナスタイムは廃止されたままだ。賞金総額は320万ユーロ(約4億円)で、総合優勝者には45万ユーロ(約5700万円)が与えられる。
プレゼンテーションには各チーム監督の他に、アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)やカルロス・サストレ(スペイン、チームCSC・サクソバンク)ら、多くの有力選手たちが顔を揃えた。
来季チームサーヴェロに移籍するディフェンディングチャンピオンのサストレは「個人TTの距離が短くなったことは歓迎だ。頂上ゴールが決定的な勝負ポイントになる。山岳こそ僕の強さを発揮出来る場所だからね。モチヴェーションは上がっている。勝ちに行く。チームは経験豊富な選手が揃っているし、有力チームに数えられていいと思う」と、もちろん連覇を狙う考え。そんなサストレはジロ・デ・イタリアへの出場も決まっている。
今回のコース発表を受けて、2007年優勝者のコンタドールをマイヨジョーヌ候補に推す声が次第に高まっている。アスタナのプレスリリースの中でコンタドールは「最終日前日のモンヴァントゥーはスペシャルだ。初日のモナコで行なわれる個人TTは難易度が高くて、僕向きのコースだと思う。残りの個人TTは距離が短いから、タイムロスは少なくて済みそう。クライマー向きのツールと言われているけど、僕はそう思わない。頂上ゴールは3つだけ。アンドラはブエルタで走ったけど、それほど難易度は高くなかった。ヴェルビエはまだ知らない。これから走ってチェックするよ」と、自信をのぞかせる。さらに「見れば見るほど好きなコースだ」とも。
現役復帰を発表したランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)は、ツール7連覇の功績者にも関わらずプレゼンテーションに招待されなかった。ヨハン・ブリュイネール監督によると「アームストロングがツールに出場する可能性は50%」。プレスリリースの中でアームストロングは「革新的で興味深いコースだ。モンテカルロのスタート、チームTTの復活、昔住んでいたジローナの通過、そしてかつての戦友ヴァントゥーの登場。これ以上望めないようなコースだ。でもオーガナイザーとの間に溝があるのは確か。彼らと話し合いの場を持ちたい」と述べている。
2年連続総合2位のカデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)はフランス・レキップ紙に対し「難易度は高い。けど面白いコースだ。自分向きのコースだと思っている。これまで2回総合優勝を僅差で逃しているから、今度こそチャンスがあると思う。加入予定だった(ドーピング陽性の)コールの欠如はチームにとってダメージ。でもチーム力は落ちていない」とコメント。
新人賞に輝いたアンディ・シュレク(ルクセンブルク、チームCSC・サクソバンク)は「一見するとクライマー向きのコース。自分向きだと思う。第1週から早速優勝候補は絞り込まれるはず。チームTTの復活はチームCSCにとって有益。今年のツールでは一日(オタカムで)危機に陥ったけどマイヨブランを獲得出来た。来年は兄と一緒に、リーダーとしてレースに挑む」と、兄弟揃ってマイヨジョーヌを狙う意気込みを語った。
また、もう一つの名物エタップ・ドゥ・ツールは第20ステージのコースが使用されることに。つまりモンヴァントゥーにゴールする最難関ステージに挑むチャンス。エタップは本レースが2回目の休息日を迎える7月20日に開催予定だ。
ツール・ド・フランス2009
開催期間:7月4日(土)〜7月26日(日)
総走行距離:3445km(全21ステージ)
平坦ステージ:10
山岳ステージ:7
中級山岳ステージ:1
個人タイムトライアル:2(計55km)
チームタイムトライアル:1
頂上ゴール:3
休息日:2
山岳ポイント(2級以上):20
7月4日(土)第1ステージ モナコ(モナコ公国)〜モナコ(モナコ公国) 15km(個人TT)
7月5日(日)第2ステージ モナコ〜ブリニョール 182km
7月6日(月)第3ステージ マルセイユ〜ラ・グラン・モット 196km
7月7日(火)第4ステージ モンペリエ〜モンペリエ 38km(チームTT)
7月8日(水)第5ステージ ル・キャップ・ダグド〜ペルピニャン 197km
7月9日(木)第6ステージ ジローナ(スペイン)〜バルセロナ(スペイン) 175km
7月10日(金)第7ステージ バルセロナ(スペイン)〜アンドラ・アルカリス(アンドラ公国)224km
7月11日(土)第8ステージ アンドラ・ラ・ベリャ(アンドラ公国)〜サン・ジロン 176km
7月12日(日)第9ステージ サン・ゴダン〜タルブ 160km
7月13日(月)第1休息日 リモージュ
7月14日(火)第10ステージ リモージュ〜イスーダン 193km
7月15日(水)第11ステージ ヴァタン〜サン・ファルジョー 192km
7月16日(木)第12ステージ トネール〜ヴィッテル 200km
7月17日(金)第13ステージ ヴィッテル〜コルマール 200km
7月18日(土)第14ステージ コルマール〜ブザンソン 199km
7月19日(日)第15ステージ ポンタリエ〜ヴェルビエ(スイス) 207km
7月20日(月)第2休息日 ヴェルビエ(スイス)
7月21日(火)第16ステージ マルティニ(スイス)〜ブール・サン・モーリス 160km
7月22日(水)第17ステージ ブール・サン・モーリス〜ル・グラン・ボルナン 169km
7月23日(木)第18ステージ アヌシー〜アヌシー 40km(個人TT)
7月24日(金)第19ステージ ブルゴワン・ジャリュー〜オブナ 195km
7月25日(土)第20ステージ モンテリマール〜モンヴァントゥー 167km
7月26日(日)第21ステージ モントロー・フォール・ヨンヌ〜パリ・シャンゼリゼ 160km

ツール・ド・フランス2009コース発表 グラフィックス
text:Kei TSUJI
photo:Tim de Waele, letour.fr


ツール・ド・フランス2009コース発表
6カ国周遊、モナコスタートのツールは死の山で決着
チームTT復活、決着は死の山モンヴァントゥー
ついにツール・ド・フランス2009の全貌が明らかに。先立って発表されていた通り、グランデパール(スタート地点)はコートダジュールのモナコ公国。プレゼンテーションには同国のアルベルト王子も出席した。
初日はテクニカルな15kmで行なわれる個人タイムトライアルだ。その後は平坦ステージをこなしながら地中海に沿って南下。レース4日目には、久々の復活となるチームタイムトライアルがモンペリエの38kmコースで行なわれる。
スペインに突入する第6ステージは、多くのプロ選手が居を構えるジローナからバルセロナまでの平坦コース。ゴール地点はモンジュイックの丘の上であり、軽量級スプリンターやダッシュ力のあるオールラウンダーたちにステージ優勝のチャンスが巡ってくる。
翌日からは本格的な山岳がスタート。3つ設定された頂上ゴールの一つ目、第7ステージはバルセロナからアンドラ・アルカリスまでの大会最長224kmのステージだ。標高2240mアルカリスのゴール地点に向かって、平均勾配7.1%の上りが10.6kmに渡って続く。ここではマイヨジョーヌを懸けた山岳バトル第1ラウンドが繰り広げるだろう。
続いて標高2408mアンバリラ峠を通過する第8ステージ。アスパン峠とツールマレー峠を通過する第9ステージ。これらピレネーでの山岳3連戦を終えると、フランス中部のリモージュまで大移動し、ようやく1回目の休息日だ。
第2週目は平坦ステージをこなしながら東に向かう。第15ステージはスイス・ヴェルビエの頂上ゴールが登場。ヴェルビエは平均勾配7.1%の上りが8.8km続き、この頂上ゴール2戦目を終えると2回目の休息日を迎える。第2週は比較的穏やかだ。
第3週は畳み掛けるように重要なステージが連続する。第16ステージは大会最高地点の標高2473mグラン・サン・ベルナール峠を越えてイタリアに入国。更にプティ・サン・ベルナール峠を越えてフランスに国内にゴールする。ロズラン峠やコロンビエール峠など5つの山岳が連続する第17ステージを終えると、休む間もなくアヌシーの個人タイムトライアルだ。
最終日前日の第20ステージは、今大会の目玉であるモンヴァントゥーの頂上ゴールが登場する。瓦礫に覆われたその姿から「死の山」と畏怖されるモンヴァントゥーは標高1912m。平均勾配7.6%の上りが21.2kmに渡って続く。これまで数々の名勝負を生んだこの名峰がマイヨジョーヌ争いの総決算。最終日はお馴染みパリ・シャンゼリゼにゴールする平坦ステージだ。
レースはモナコ公国、フランス、スペイン、アンドラ公国、スイス、イタリアの6カ国を通過することになる。特徴はチームタイムトライアルが復活したこと、そして個人タイムトライアルの距離が比較的短いこと、そして最難関モンヴァントゥーが最終日前日に設定されていること。モンヴァントゥーがマイヨジョーヌ争いの鍵を握る。レース終盤に大逆転も起こりうるコース設定だ。
各賞ジャージに変更は無し。ボーナスタイムは廃止されたままだ。賞金総額は320万ユーロ(約4億円)で、総合優勝者には45万ユーロ(約5700万円)が与えられる。
マイヨジョーヌを狙う有力選手たちの反応
プレゼンテーションには各チーム監督の他に、アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)やカルロス・サストレ(スペイン、チームCSC・サクソバンク)ら、多くの有力選手たちが顔を揃えた。
来季チームサーヴェロに移籍するディフェンディングチャンピオンのサストレは「個人TTの距離が短くなったことは歓迎だ。頂上ゴールが決定的な勝負ポイントになる。山岳こそ僕の強さを発揮出来る場所だからね。モチヴェーションは上がっている。勝ちに行く。チームは経験豊富な選手が揃っているし、有力チームに数えられていいと思う」と、もちろん連覇を狙う考え。そんなサストレはジロ・デ・イタリアへの出場も決まっている。
今回のコース発表を受けて、2007年優勝者のコンタドールをマイヨジョーヌ候補に推す声が次第に高まっている。アスタナのプレスリリースの中でコンタドールは「最終日前日のモンヴァントゥーはスペシャルだ。初日のモナコで行なわれる個人TTは難易度が高くて、僕向きのコースだと思う。残りの個人TTは距離が短いから、タイムロスは少なくて済みそう。クライマー向きのツールと言われているけど、僕はそう思わない。頂上ゴールは3つだけ。アンドラはブエルタで走ったけど、それほど難易度は高くなかった。ヴェルビエはまだ知らない。これから走ってチェックするよ」と、自信をのぞかせる。さらに「見れば見るほど好きなコースだ」とも。
現役復帰を発表したランス・アームストロング(アメリカ、アスタナ)は、ツール7連覇の功績者にも関わらずプレゼンテーションに招待されなかった。ヨハン・ブリュイネール監督によると「アームストロングがツールに出場する可能性は50%」。プレスリリースの中でアームストロングは「革新的で興味深いコースだ。モンテカルロのスタート、チームTTの復活、昔住んでいたジローナの通過、そしてかつての戦友ヴァントゥーの登場。これ以上望めないようなコースだ。でもオーガナイザーとの間に溝があるのは確か。彼らと話し合いの場を持ちたい」と述べている。
2年連続総合2位のカデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)はフランス・レキップ紙に対し「難易度は高い。けど面白いコースだ。自分向きのコースだと思っている。これまで2回総合優勝を僅差で逃しているから、今度こそチャンスがあると思う。加入予定だった(ドーピング陽性の)コールの欠如はチームにとってダメージ。でもチーム力は落ちていない」とコメント。
新人賞に輝いたアンディ・シュレク(ルクセンブルク、チームCSC・サクソバンク)は「一見するとクライマー向きのコース。自分向きだと思う。第1週から早速優勝候補は絞り込まれるはず。チームTTの復活はチームCSCにとって有益。今年のツールでは一日(オタカムで)危機に陥ったけどマイヨブランを獲得出来た。来年は兄と一緒に、リーダーとしてレースに挑む」と、兄弟揃ってマイヨジョーヌを狙う意気込みを語った。
また、もう一つの名物エタップ・ドゥ・ツールは第20ステージのコースが使用されることに。つまりモンヴァントゥーにゴールする最難関ステージに挑むチャンス。エタップは本レースが2回目の休息日を迎える7月20日に開催予定だ。
ツール・ド・フランス2009
開催期間:7月4日(土)〜7月26日(日)
総走行距離:3445km(全21ステージ)
平坦ステージ:10
山岳ステージ:7
中級山岳ステージ:1
個人タイムトライアル:2(計55km)
チームタイムトライアル:1
頂上ゴール:3
休息日:2
山岳ポイント(2級以上):20
7月4日(土)第1ステージ モナコ(モナコ公国)〜モナコ(モナコ公国) 15km(個人TT)
7月5日(日)第2ステージ モナコ〜ブリニョール 182km
7月6日(月)第3ステージ マルセイユ〜ラ・グラン・モット 196km
7月7日(火)第4ステージ モンペリエ〜モンペリエ 38km(チームTT)
7月8日(水)第5ステージ ル・キャップ・ダグド〜ペルピニャン 197km
7月9日(木)第6ステージ ジローナ(スペイン)〜バルセロナ(スペイン) 175km
7月10日(金)第7ステージ バルセロナ(スペイン)〜アンドラ・アルカリス(アンドラ公国)224km
7月11日(土)第8ステージ アンドラ・ラ・ベリャ(アンドラ公国)〜サン・ジロン 176km
7月12日(日)第9ステージ サン・ゴダン〜タルブ 160km
7月13日(月)第1休息日 リモージュ
7月14日(火)第10ステージ リモージュ〜イスーダン 193km
7月15日(水)第11ステージ ヴァタン〜サン・ファルジョー 192km
7月16日(木)第12ステージ トネール〜ヴィッテル 200km
7月17日(金)第13ステージ ヴィッテル〜コルマール 200km
7月18日(土)第14ステージ コルマール〜ブザンソン 199km
7月19日(日)第15ステージ ポンタリエ〜ヴェルビエ(スイス) 207km
7月20日(月)第2休息日 ヴェルビエ(スイス)
7月21日(火)第16ステージ マルティニ(スイス)〜ブール・サン・モーリス 160km
7月22日(水)第17ステージ ブール・サン・モーリス〜ル・グラン・ボルナン 169km
7月23日(木)第18ステージ アヌシー〜アヌシー 40km(個人TT)
7月24日(金)第19ステージ ブルゴワン・ジャリュー〜オブナ 195km
7月25日(土)第20ステージ モンテリマール〜モンヴァントゥー 167km
7月26日(日)第21ステージ モントロー・フォール・ヨンヌ〜パリ・シャンゼリゼ 160km
ツール・ド・フランス2009コース発表 グラフィックス
text:Kei TSUJI
photo:Tim de Waele, letour.fr
1 コメンテーター: ta-san コメント日: 2008/10/24 20:37:20
バネストのチームTTを見て、ツールに魅せられた者としては、チームTTの復活は待望です!!
最終日前日のモンバントゥーが今から楽しみ^-^








コメント(1)
トラックバック(1)

















![biemme: Biemme Linear Long Sleeve Jersey [14B1012M]2010秋冬](http://image.cyclingtime.com/modules/shop/images/2009/0904163/0904163007_top.jpg)
![PacificOutdoor: SLベーシック [SLB07205]](http://image.cyclingtime.com/modules/shop/images/2009/0904171/0904171062_top.jpg)











































