2008/9/28 15:38
38歳の名スプリンター、エリック・ツァベル(ドイツ、チームミルラム)が今シーズン限りでの引退を表明した。ツール・ド・フランスのステージ12勝やマイヨヴェール6年連続獲得、ミラノ〜サンレモ4勝など輝かしい戦歴の数々。16年間のプロ生活で飾った勝利は200を越える。2大スプリンターが離脱したチームミルラムは生まれ変わる。
9月26日、世界選手権開催中のイタリア・ヴァレーゼのプレスセンターにてツァベルは引退会見を行った。チームウェブサイトによると、ツァベルは会見の中で「この一年楽しいシーズンを送ることが出来て、ライバルたちとも張り合えた。でもあと一年走れるかどうか自信が無い。だからこれが引退の時なんだと判断した。チームメイトやスタッフ、そして素晴らしい経験を共にした人々に感謝している。そしてもちろん、困難な時もサポートし続けてくれたチームミルラムにも」と、感謝の言葉を述べた。
ツァベルの言う「困難な時」とは、過去のEPO使用を告白した2007年5月のことを指すのだろう。当時チームミルラムは処罰を与えず、ツァベルがチームに残留したことはご承知の通りだ。
ツァベルは1993年にプロデビュー。以降ずっとドイツ・テレコム(後のTモバイル)で走っていたが、チームミルラムの結成にあわせて2006年に移籍。プロ16年間で重ねた勝利は200を越える。
ツール・ド・フランスには14回出場。ステージ通算12勝を飾るとともに、1996年から6年連続でマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得した。ミラノ〜サンレモ4度制覇、世界選手権ロードで2度銀メダル獲得、ブエルタ・ア・エスパーニャのステージ通算8勝など、枚挙にいとまが無い。トラック競技にも精力的に出場し、6日間レースでも好成績を残している。
今シーズンはジロ・デ・イタリアに初出場し、38歳にしてキャリアで初めて3つのグランツール全出場を果たした。ジロは第3ステージの2位が最高位で、トップ10に入ること6回。ツールでは7回、ブエルタでは4回トップ10でフィニッシュ。ステージ優勝こそ飾れなかったが、安定感のあるスプリント力は健在だった。
これまでアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)とツァベルを軸に、スプリント勝負に特化したチーム編成を行なっていたチームミルラム。この二大スプリンターの離脱により、チームは大きな転換期を迎えている。スプリンターの発射台を担っていたマルコ・ヴェーロ(イタリア)らを放出し、代わりに総合力のある選手たちを補強した。
中でも今シーズンでのチーム解散が決まっているゲロルシュタイナーから5名の選手を獲得。フォーテン兄弟(ドイツ)、ファビアン・ウェーグマン(ドイツ)、マティアス・ルス(ドイツ)、ヨハネス・フレーリンガー(ドイツ)がチームに合流する。他にもアスタナからレネ・ハーゼルバッハー(オーストリア)、チームコロンビアからセルファイス・クナーフェン(オランダ)を獲得している。
ツァベルの引退レースは10月3日にドイツで行なわれるミュンスターランド・ジロ。9月28日に行なわれる世界選手権ロードレースがツァベルの雄姿を見る最後のチャンスだ。
text:Kei TSUJI
かつてのスプリンター王ツァベルが今シーズンで引退
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| 『シャンゼリゼ通りをパレード走行するエリック・ツァベル(ドイツ、チームミルラム)』 |
9月26日、世界選手権開催中のイタリア・ヴァレーゼのプレスセンターにてツァベルは引退会見を行った。チームウェブサイトによると、ツァベルは会見の中で「この一年楽しいシーズンを送ることが出来て、ライバルたちとも張り合えた。でもあと一年走れるかどうか自信が無い。だからこれが引退の時なんだと判断した。チームメイトやスタッフ、そして素晴らしい経験を共にした人々に感謝している。そしてもちろん、困難な時もサポートし続けてくれたチームミルラムにも」と、感謝の言葉を述べた。
ツァベルの言う「困難な時」とは、過去のEPO使用を告白した2007年5月のことを指すのだろう。当時チームミルラムは処罰を与えず、ツァベルがチームに残留したことはご承知の通りだ。
ツァベルは1993年にプロデビュー。以降ずっとドイツ・テレコム(後のTモバイル)で走っていたが、チームミルラムの結成にあわせて2006年に移籍。プロ16年間で重ねた勝利は200を越える。
ツール・ド・フランスには14回出場。ステージ通算12勝を飾るとともに、1996年から6年連続でマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得した。ミラノ〜サンレモ4度制覇、世界選手権ロードで2度銀メダル獲得、ブエルタ・ア・エスパーニャのステージ通算8勝など、枚挙にいとまが無い。トラック競技にも精力的に出場し、6日間レースでも好成績を残している。
今シーズンはジロ・デ・イタリアに初出場し、38歳にしてキャリアで初めて3つのグランツール全出場を果たした。ジロは第3ステージの2位が最高位で、トップ10に入ること6回。ツールでは7回、ブエルタでは4回トップ10でフィニッシュ。ステージ優勝こそ飾れなかったが、安定感のあるスプリント力は健在だった。
これまでアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)とツァベルを軸に、スプリント勝負に特化したチーム編成を行なっていたチームミルラム。この二大スプリンターの離脱により、チームは大きな転換期を迎えている。スプリンターの発射台を担っていたマルコ・ヴェーロ(イタリア)らを放出し、代わりに総合力のある選手たちを補強した。
中でも今シーズンでのチーム解散が決まっているゲロルシュタイナーから5名の選手を獲得。フォーテン兄弟(ドイツ)、ファビアン・ウェーグマン(ドイツ)、マティアス・ルス(ドイツ)、ヨハネス・フレーリンガー(ドイツ)がチームに合流する。他にもアスタナからレネ・ハーゼルバッハー(オーストリア)、チームコロンビアからセルファイス・クナーフェン(オランダ)を獲得している。
ツァベルの引退レースは10月3日にドイツで行なわれるミュンスターランド・ジロ。9月28日に行なわれる世界選手権ロードレースがツァベルの雄姿を見る最後のチャンスだ。
text:Kei TSUJI
1 コメンテーター: ingland012 コメント日: 2008/09/28 22:06:28
ついにくるときが着ちゃいましたね・・・・・・夢をありがとう
(´;ω;`)ブワッ








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