2008/7/11 13:37


ステージ初優勝を飾ったリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)
「今日は狙っていたステージの一つだった。間違いなく僕向きのコースだったし、ピエポリの素晴らしい働きが今日の勝利に繋がったと思う。バルベルデのチームが積極的に集団をコントロールしていて、僕はその恩恵を受けることが出来た。とにかく素晴らしい勝利。チームにステージ優勝をもたらすことが出来て本当に嬉しい。これからの目標は山岳ステージでピエポリをアシストしてステージ優勝に導くこと。今日僕が享受したのと同等の栄光を彼は受けるべきだ。毎日毎日様子を見ながら走って行くつもり。残りのステージの展望は考えていない。とにかく今はリラックス出来ているよ。ステージ優勝でプレッシャーが和らいだ。ラスト300mでバルベルデはペースを弱めて前に誰か出るよう促したんだ。そこがアタックのタイミングだった。そこで僕が飛び出して、あとは全力でスプリントした。僕のツールの目標はステージ優勝。それが達成されたから、今から2つ目の目標を立てたい」。
マイヨジョーヌに初めて袖を通したキム・キルシェン(ルクセンブルク、チームコロンビア)
「今日のゴール地点は僕向きだったんだ。マイヨジョーヌ獲得は可能だと一日中考えていた。調子はとても良くて、全力でトライした。そして穫った。最後のスプリントでは右側が完全に塞がれてしまってブレーキング。そのおかげで数名から少し遅れてしまった。ポジション取りも良かったし、スピードも乗っていただけに、ステージ優勝出来なくて残念だ。でも今は2つのジャージ(マイヨジョーヌとマイヨヴェール)が手元にある。これで充分だ。自分のことで精一杯だったから、シューマッハーが落車したことには気づかなかった。ここまでハードなステージが連続して、今日も同じくハードだった。明日は最初の上りで逃げグループが形成されて、チームが上手くレースをコントロール出来ると思う。でもツールは一瞬たりとも気が抜けない。明日もハードなステージになりそうだよ」。
ラスト300mの落車でマイヨジョーヌを失ったステファン・シューマッハー(ドイツ、ゲロルシュタイナー)
「進路を変えたキルシェンが斜行してきて僕の前輪と接触したんだ。彼がわざとそうしたんじゃないのは分かるけど、こんな形でマイヨジョーヌを失うのは不公平だ。チームは一日中働いてくれたし、僕も調子が良くて脚も残っていた。有力選手に混じってゴールしてマイヨジョーヌを守る予定だったのに。こんな形でマイヨジョーヌを失うのは非常に残念。ゴールした時、チームスタッフは『ゴール前の落車だからジャージは守った』と言ってくれたけど、実際はそんな救済措置は無かった」。
ステージ2位に入ったアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)
「チームメイトは献身的に働いてくれたし、ステージ優勝でその努力に応えたかった。でも昨晩は右半身の擦過傷の痛みで2時間も眠ることが出来なかったんだ。そのことを考えると、今日の結果は充分の満足のいくものだと思う。リッコがアタックした時、一瞬でスペースが開いてしまって挽回出来なかった」。
ステージ3位に入ったカデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)
「概ね満足している。バルベルデは最後にもう一度加速すると思っていたから、彼の後ろでチャンスを待っていたんだ(しかしバルベルデは加速せず)。ステージ優勝するためには、もっと早い判断が要求される。今日の目標はライバルたちからタイムを失わないことと、出来ればタイムを稼ぐことだった。それは達成されたし、万事上手くいった。チームは来るべき山岳ステージに向けて力をセーブしている。重要なことは今マイヨジョーヌを獲得することじゃなくて、パリでそれを着ること。この時点でマイヨジョーヌを着てもあまり意味が無い」。
ステージ4位に入ったフランク・シュレク(ルクセンブルク、チームCSC・サクソバンク)
「今日は中級山岳ステージ以上に厳しいステージだったと思う。僕としてはいい一日だった。キルシェンは素晴らしい選手であることを証明したけど、まだツールは2週間残っている。この先なにが起こるか分からない」。
ピレネーステージを心待ちにするカルロス・サストレ(スペイン、チームCSC・サクソバンク)
「バルベルデのためにケスデパーニュが集団の先頭に立ち、集団を絞り込んでいった。ゴール前は向かい風じゃなかったからスプリントは難しかった。個人的にはここまでトラブルなく集団前方でレースをこなしている。調子は悪くない。今は自分の脚質に適した厳しいピレネー山岳を待望している」。
ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)
「今日のステージが難しいコースであることは分かっていた。ゴール前の1500mが厳しい上りで、そこでハイスピードなスプリントに持ち込まれることは予想していた。集団前方の闘いに加われなくて残念だ。僕は集団後方で苦しんでいた。レース中盤で今日は自分の日じゃないことに気づいて、あとは出来る限り集団先頭に食らいついてタイムを失わないように走った。32秒のタイムロスはツール全体で見ると小さなもの。もちろんタイムを失わないほうがいいけど、ポジティブにこれから先のステージに目を向けたい。このツールでは他の有力選手たちとともに賭けに出たいと思う。日が経つにつれて調子が上がっていくと確信している」。
マイヨブランアポワルージュを獲得したシルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)
「逃げグループに入った最初の目的はステージ優勝だった。でもいざ逃げてみると、メイン集団は5分以上のタイム差を許さなかった。僕は総合でトップから2分しか遅れていなかったから、総合争いの脅威になると判断されたみたいだ。集団内で僕の知名度は上がっているし、逃がしてもらえなかった。そこで戦略を変えてみた。マイヨブランアポワルージュ(山岳賞ジャージ)に狙いを変更したんだ。山岳ポイント獲得が今日の目標になった。3つの山岳ポイントを先頭で通過して山岳賞トップにたったけど、まだまだ重要な山岳ステージが残っている。また登場していないツールを代表するような峠で山岳賞争いは決着する。僕はそこでジャージを防衛しなければならない」。
ツール公式HP、フランス・レキップ紙、ならびに各チームウェブサイトより。
text:Kei TSUJI


ツール・ド・フランス2008第6ステージ・レース後インタビュー
リッコ「次の山岳では僕がピエポリをアシストする」
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| 『2級山岳シュペール・ベスの頂上ゴールに飛び込むリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)』 |
「今日は狙っていたステージの一つだった。間違いなく僕向きのコースだったし、ピエポリの素晴らしい働きが今日の勝利に繋がったと思う。バルベルデのチームが積極的に集団をコントロールしていて、僕はその恩恵を受けることが出来た。とにかく素晴らしい勝利。チームにステージ優勝をもたらすことが出来て本当に嬉しい。これからの目標は山岳ステージでピエポリをアシストしてステージ優勝に導くこと。今日僕が享受したのと同等の栄光を彼は受けるべきだ。毎日毎日様子を見ながら走って行くつもり。残りのステージの展望は考えていない。とにかく今はリラックス出来ているよ。ステージ優勝でプレッシャーが和らいだ。ラスト300mでバルベルデはペースを弱めて前に誰か出るよう促したんだ。そこがアタックのタイミングだった。そこで僕が飛び出して、あとは全力でスプリントした。僕のツールの目標はステージ優勝。それが達成されたから、今から2つ目の目標を立てたい」。
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| 『ライオンのぬいぐるみにキスするキム・キルシェン(ルクセンブルク、チームコロンビア)』 |
「今日のゴール地点は僕向きだったんだ。マイヨジョーヌ獲得は可能だと一日中考えていた。調子はとても良くて、全力でトライした。そして穫った。最後のスプリントでは右側が完全に塞がれてしまってブレーキング。そのおかげで数名から少し遅れてしまった。ポジション取りも良かったし、スピードも乗っていただけに、ステージ優勝出来なくて残念だ。でも今は2つのジャージ(マイヨジョーヌとマイヨヴェール)が手元にある。これで充分だ。自分のことで精一杯だったから、シューマッハーが落車したことには気づかなかった。ここまでハードなステージが連続して、今日も同じくハードだった。明日は最初の上りで逃げグループが形成されて、チームが上手くレースをコントロール出来ると思う。でもツールは一瞬たりとも気が抜けない。明日もハードなステージになりそうだよ」。
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| 『落車によって遅れてゴールし、失意のステファン・シューマッハー(ドイツ、ゲロルシュタイナー)』 |
「進路を変えたキルシェンが斜行してきて僕の前輪と接触したんだ。彼がわざとそうしたんじゃないのは分かるけど、こんな形でマイヨジョーヌを失うのは不公平だ。チームは一日中働いてくれたし、僕も調子が良くて脚も残っていた。有力選手に混じってゴールしてマイヨジョーヌを守る予定だったのに。こんな形でマイヨジョーヌを失うのは非常に残念。ゴールした時、チームスタッフは『ゴール前の落車だからジャージは守った』と言ってくれたけど、実際はそんな救済措置は無かった」。
ステージ2位に入ったアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)
「チームメイトは献身的に働いてくれたし、ステージ優勝でその努力に応えたかった。でも昨晩は右半身の擦過傷の痛みで2時間も眠ることが出来なかったんだ。そのことを考えると、今日の結果は充分の満足のいくものだと思う。リッコがアタックした時、一瞬でスペースが開いてしまって挽回出来なかった」。
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| 『パンクによって後輪を交換したカデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)』 |
「概ね満足している。バルベルデは最後にもう一度加速すると思っていたから、彼の後ろでチャンスを待っていたんだ(しかしバルベルデは加速せず)。ステージ優勝するためには、もっと早い判断が要求される。今日の目標はライバルたちからタイムを失わないことと、出来ればタイムを稼ぐことだった。それは達成されたし、万事上手くいった。チームは来るべき山岳ステージに向けて力をセーブしている。重要なことは今マイヨジョーヌを獲得することじゃなくて、パリでそれを着ること。この時点でマイヨジョーヌを着てもあまり意味が無い」。
ステージ4位に入ったフランク・シュレク(ルクセンブルク、チームCSC・サクソバンク)
「今日は中級山岳ステージ以上に厳しいステージだったと思う。僕としてはいい一日だった。キルシェンは素晴らしい選手であることを証明したけど、まだツールは2週間残っている。この先なにが起こるか分からない」。
ピレネーステージを心待ちにするカルロス・サストレ(スペイン、チームCSC・サクソバンク)
「バルベルデのためにケスデパーニュが集団の先頭に立ち、集団を絞り込んでいった。ゴール前は向かい風じゃなかったからスプリントは難しかった。個人的にはここまでトラブルなく集団前方でレースをこなしている。調子は悪くない。今は自分の脚質に適した厳しいピレネー山岳を待望している」。
ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)
「今日のステージが難しいコースであることは分かっていた。ゴール前の1500mが厳しい上りで、そこでハイスピードなスプリントに持ち込まれることは予想していた。集団前方の闘いに加われなくて残念だ。僕は集団後方で苦しんでいた。レース中盤で今日は自分の日じゃないことに気づいて、あとは出来る限り集団先頭に食らいついてタイムを失わないように走った。32秒のタイムロスはツール全体で見ると小さなもの。もちろんタイムを失わないほうがいいけど、ポジティブにこれから先のステージに目を向けたい。このツールでは他の有力選手たちとともに賭けに出たいと思う。日が経つにつれて調子が上がっていくと確信している」。
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| 『マイヨブランアポワルージュを獲得したシルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)』 |
「逃げグループに入った最初の目的はステージ優勝だった。でもいざ逃げてみると、メイン集団は5分以上のタイム差を許さなかった。僕は総合でトップから2分しか遅れていなかったから、総合争いの脅威になると判断されたみたいだ。集団内で僕の知名度は上がっているし、逃がしてもらえなかった。そこで戦略を変えてみた。マイヨブランアポワルージュ(山岳賞ジャージ)に狙いを変更したんだ。山岳ポイント獲得が今日の目標になった。3つの山岳ポイントを先頭で通過して山岳賞トップにたったけど、まだまだ重要な山岳ステージが残っている。また登場していないツールを代表するような峠で山岳賞争いは決着する。僕はそこでジャージを防衛しなければならない」。
ツール公式HP、フランス・レキップ紙、ならびに各チームウェブサイトより。
text:Kei TSUJI
3 コメンテーター: kobiash コメント日: 2008/07/11 21:07:50
コブラはしっかりバルベルデに狙いを定め、きっちり獲物は逃さず!ケスデパの引きに恩恵を受けたとか、何だか殊勝なリッコですが、個人的には猛毒をまき散らしていただきたい。
もしや実は総合狙っているとか…コンタドールがジロを勝ってしまったのが悔しくて、今度は自分が「急遽出ることになったけど優勝しちゃった」を実現しようとしているのでは…
ジロの時には途中で失ってしまったスーパーアシスト・ピエポリがいれば、決して夢物語ではないはず。
ピエポリへの信頼っぷりが、またピュアでかわいい。
4 コメンテーター: imic コメント日: 2008/07/11 22:11:53
第3ステージ後に予告して本当に勝つなんてアンタ強いわ!「木曜日(2級山岳シュペール・ベスにゴールする第6ステージ)は優勝のチャンスだ」
勝った後のコメントもいいですネ。
「これからの目標は山岳ステージでピエポリをアシストしてステージ優勝に導くこと。」
これも実現したらスターだね。楽しみです。
5 コメンテーター: nobitaman コメント日: 2008/07/11 23:43:47
リッコにとって「公約」が難しくないミッションであろうことは、彼のジロで見せた力量からみて、多くの人が確信していただろう。なんとなれば、TTやどこかのステージで大きく遅れてしまえば、マークも甘くなり山岳でも逃がしてもらえるのだから。
ビッグマウスが売りのリッコならば、「ステージ3勝」ぐらいは言い放って欲しいものだが。
「ピエポリをアシストする」と、なんとも、のどかなコメントを出しているが、
こちらとしては、かつてのパンターニのように山岳でハリケーンよろしく暴れ回るイタリア人が見たいのだが。
リッコ、ぶちかましてみる気はないかい?








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