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ついに開幕したブエルタ・ア・エスパーニャ、第1ステージはオランダのユトレヒトでの23.3㎞のチームTTだった。チームTTはチーム差が出るところでもあり、総合上位を狙う選手たちにとってはタイムロスをできるだけ抑えたいところだ。しかし、山岳メインの勝負どころの為にTTスペシャリストを多くそろえるわけにもいかず、各チームかなり人選に苦悩している。

©La Vuelta

そんな中山岳アシストを豊富に揃えながら、TTスペシャリストもメンバーにしっかりと揃え準備万端で挑んだユンボ・ヴィズマが見事にステージ勝利を挙げた。最終出走だったユンボ・ヴィズマは中間計測でも順番にイネオス・グレナディアスを上回り、余裕をもってトップタイムでゴールした。先頭でゴールしたロベルト・ヘーシンク（ユンボ・ヴィズマ）が総合リーダーの証マイヨ・ロホを獲得した。これで早くもプリモズ・ログリッチ（ユンボ・ヴィズマ）は総合争いで一歩リードする形となった。

©La Vuelta

13秒のタイム差をつけられたのはイネオス・グレナディアス、ステージ2位ながらもリチャード・カラパズとカルロス・ロドリゲスの総合を狙う二人もいい形で大会をスタートすることができた。それに1秒差でクイックステップ・アルファヴァイニルが続いた。来年のジロ挑戦へ向け色々なことを試すとしているレムコ・エヴァネポエル（クイックステップ・アルファヴァイニル）も幸先良いスタートとなった。

今大会でジロとの2冠を狙うジェイ・ヒンドリー擁するボーラ・ハンスグロエは41秒遅れのステージ7位、何とかタイムロスを抑えて踏ん張った形だ。他にも総合上位を狙う選手たち擁する各チームはほぼ1分差以内にとどめた。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2022第1ステージダイジェスト

ブエルタ・ア・エスパーニャ2022第1ステージ順位
1位　ユンボ・ヴィズマ　　　24’40”
2位　イネオス・グレナディアス　　　＋13”
3位　クイックステップ・アルファヴァイニル　　　＋14”
4位　バイクエクスチェンジ・ジェイコ　　　＋31”
5位　UAEチームエミレーツ　　　＋33”
6位　グルーパマFDJ　　　＋38”
7位　ボーラ・ハンスグロエ　　　＋41”
8位　トレック・セガフレド　　　＋42”
9位　バーレーン・ヴィクトリアス
10位　モビスター　　　＋43”

H.Moulinette