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2007/6/15 20:00

ドーフィネ・リベレ2007第4ステージ

モローが死の山で雪辱を果たす カシェがジャージ獲得


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モロー
『輝かしいステージ2勝目を飾ったクリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)』
モンヴァントゥー
『荒涼たる容貌が「死の山」の由縁、モンヴァントゥー』
ピエポリ
『モンヴァントゥーの登り始めで前に出るレオナルド・ピエポリ(イタリア、サウニエルドゥバル)』
ヴィノクロフ
『モンヴァントゥーでチームリーダーの座をカシェチキンに託したアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)』
ザブリスキー
『クライマーにも劣らない登坂力を見せたデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ、CSC)』
モロー
『笑顔で表彰台に上がるクリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)』
カシェチキン
『マイヨジョーヌを獲得したアンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)』
2007年6月14日、モン・ヴァントゥーにゴールするドーフィネ・リベレ第4ステージが行なわれ、前々日に優勝を飾ったばかりのクリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)が1分以上の差をつけて優勝。マイヨジョーヌはアンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)の手に渡った。

序盤から難易度の低い山岳ポイントを含む細かなアップダウンをこなし、最後は超級山岳モンヴァントゥーにゴールする第4ステージ。ツール・ド・フランスに幾度となく登場し、数々の名勝負が繰り広げられたモンヴァントゥー。近年では2000年に故マルコ・パンターニ(イタリア)とランス・アームストロング(アメリカ)の一騎打ちの舞台にもなった。

レースはシルヴァン・カルザッティ(フランス、アージェードゥーゼル)のアタックを皮切りに、フレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)、セドリック・ヴァッスール(フランス、クイックステップ)、ステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)の計4人が飛び出して逃げ始めた。

集団をコントロールするのはマイヨジョーヌのアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)を擁するアスタナだ。逃げた4人はこのメイン集団とのタイム差を順調に広げ、3つの4級山岳は全てカルザッティが先頭で通過。この4人は一時的に11分以上のアドバンテージを得たが、モンヴァントゥーが近づくとタイム差は縮まる。それでも残り30kmでアドバンテージを7分に保った。

モンヴァントゥーの登りは距離20kmで標高差は1629mに及ぶ。この登りが始まると集団からはフィリップ・ジルベール(ベルギー、フランセーズデジュー)がアタックを仕掛けるが成功せず、続いてクリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)とシルヴェスタ・シュミット(ポーランド、ランプレフォンディタル)の2人が集団から飛び出した。

先頭を逃げていた集団はやがてカルザッティ一人に絞られ、その2分後方からモローとシュミットが追う展開に。その後方では総合上位陣を含む追走集団が形成されるが、そこにマイヨジョーヌ・ヴィノクロフやアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)、ジョージ・ヒンカピー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)の姿は無かった。

先頭カルザッティはラスト4km地点でモローとシュミットに吸収され、ここからはモローとシュミットの一騎打ちだ。次にアタックしたのはモロー。ラスト3km地点から独走状態に入ったモローは他を寄せ付けない速さでモンヴァントゥーを駆け上がり、単独でゴール。最後は力強いガッツポーズを見せた。

2位には昨年のJCで来日しているシュミットが1分08秒遅れで入った。そして登りで集団から遅れて飛び出したイゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)が3位に入っている。

カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)やデニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)と言ったオールラウンダーが上位でゴールする中、デーヴィット・ザブリスキー(アメリカ、CSC)が2分遅れの11位に入っている。山も登れるザブリスキーは現在総合5位だ。

マイヨジョーヌを着るヴィノクロフは7分20秒遅れでゴール。このためジャージは2分04秒遅れでゴールしたチームメートのカシェチキンの手に渡った。アスタナは作戦通りにチームリーダーをスイッチしたが、ライバルたちとの総合でのタイム差は縮まってしまった。

モローは第2ステージに続くステージ優勝だ。第3ステージの個人タイムトライアルで3分近く遅れたため総合優勝争いから脱落したと思われたが、この勝利で大きく挽回することに成功。昨年のモンヴァントゥーで惜しくも2位に入ったモローがリベンジを果たした。モローはポイント賞、山岳賞、複合賞を独占。現在マイヨジョーヌ・カシェチキンを14秒差で追う展開だ。

翌第5ステージは4つの山岳ポイントが設定された中級山岳ステージ。ゴール17km手前の2級山岳が勝負に大きな影響を与える。翌日に今大会最難関ステージが控えているが、このステージも決して気が抜けない。総合成績に変動をもたらすだろう。

クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)
「昨年はメンショフのアタックを見逃して40センチ差で負けたんだ。これでリベンジを果たすことができたよ。2001年ツールのプロローグを制してマイヨジョーヌを獲得したのと同じぐらい素晴らしい勝利。序盤からカルザッティが逃げに乗っていたし、これはチームワークでの勝利だ。モンヴァントゥーはスペシャルだよ」

ドーフィネ・リベレ2007第4ステージ結果
1位 クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル) 5h51'52"
2位 シルヴェスタ・シュミット(ポーランド、ランプレフォンディタル)+1'08"
3位 イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)    +1'21"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)+1'51"
5位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)
6位 アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)  +1'56"
7位 マヌエル・ベルトラン(スペイン、リクイガス)
8位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)
9位 レオナルド・ピエポリ(イタリア、サウニエルドゥバル)
10位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+2'00"

個人総合成績
1位 アンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ) 16h17'21"
2位 クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)  +14"
3位 デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)        +25"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)+26"
5位 デーヴィット・ザブリスキー(アメリカ、CSC)
6位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)+53"
7位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)  +1'50"
8位 アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)  +3'15"
9位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)
10位 マヌエル・ベルトラン(スペイン、リクイガス)    +3'34"

ポイント賞
クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)

山岳賞
クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)

複合賞
クリストフ・モロー(フランス、アージェードゥーゼル)

チーム総合成績
チームCSC


ドーフィネ・リベレ2007第4ステージグラフィックス

text:Kei.TSUJI
photo:Luc.CLAESSEN、fotoreporter sirotti

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